芦屋市議会議員 大原ゆうき活動報告

芦屋市議会議員、大原ゆうきの活動内容などを記したブログです。 日本維新の会、兵庫維新の会所属です。

カテゴリ:芦屋市議会 > 民生文教常任委員会

今日は民生文教常任委員会。 環境処理センターごみ焼却施設についての報告を受ける所管事務調査でした。

原因分析等もあり、詳しい数値が出てきます。 詳しい話については当日の資料を見ていただきたいと思います。

資料の場所はこちら。後日アップされる予定です。

同センターで何が起こっていたか?

芦屋市環境処理センターでは、大気汚染防止法の施行に伴って 平成30年度から排ガス及び灰等の水銀濃度を定期測定を実施していました。

6月24日の定期測定及び8月9日の再測定に排ガス中の水銀濃度が基準値を大きく超える事態が判明。 そのために焼却炉の運転を一時停止して原因究明及び改善対策について検討してきた経緯があります。

詳しい経緯経過については以下のとおり。

日時状況
7月30日(火)6月24日採取の2号炉排ガスから水銀濃度200μg/Nm3が判明(排出基準値50μg/Nm3)
7月31日(水)芦屋市から阪神北県民局に連絡(法に基づく再測定の指示)
8月9日(金)排ガス再測定(3回測定)
8月19日(月)測定業者から速報
6月24日に200μg/Nm3(1回)。8月9日に60,330,120μg/Nm3(3回)が検出され,最大,最小を除き平均すると160μg/Nm3であることが判明
8月26日(月)阪神北県民局に連絡(停止の助言があった)
8月27日(火)兵庫県農政環境部環境管理局及び阪神北県民局と協議
2号炉停止操作開始
8月28日(水)阪神北県民局へ2号炉運転停止完了を報告

水銀濃度基準値超過の原因

燃やしてしまった後の話になるため、最終的な原因特定には至りませんでした。 ただし、状況証拠による原因推定についてはできています。

  • 年6月24日と8月9日に排ガス中の水銀濃度が急激に上昇した。
  • 施設内からは異常な水銀濃度の測定値が検出されなかった。
  • 当焼却施設を設計・施工した業者の見解から、現状の運転管理で水銀が施設内で濃縮される可能性は低い。

これらの事象を客観的かつ総合的に判断すると、6~8月の間に一時的に水銀含有物質が投入されたものと推定される。 ごみピットへの具体的な投入時期については不明。

水銀含有ごみの可能性

約7g/hの水銀が含まれていたために発生したと算出。 水銀が含まれているごみと、発生に至らしめるだけの分量については以下のとおり。

 1個当たり平均水銀含有量7g相当個数
水銀温度計3.7g2本
水銀体温計1.2g6本
水銀血圧計48g0.15個
蛍光管0.006g1167本
ボタン電池空気亜鉛電池0.0008~0.0016g4375~8750個
酸化銀電池0.0005~0.001g7000~14000個
アルカリボタン電池0.0016~0.0032g2188~4375個

見たら分かるとおり、ちょっとぐらい良いでしょ!というレベルではありません。 水銀含有ゴミについては、ちょっとぐらい…で大きな事態を引き起こしかねないゴミであることが分かります。

基準値超過の人体への影響について

水銀については、地球全体の環境保全を考えた国際条約に基づいた規定だとのこと。 なので今回の超過については人体への影響云々というよりは、環境的視点での問題が生じたということです。

確かに水銀は自然界に存在する物質であり、元々の大気にも一定量含まれています。 水俣病については高濃度の水銀を含有する工業廃水を生活用水として使用、摂取したことによるものですから 今回の基準値超過=水俣病と結び付けるのは難しいです。

なお、大気汚染法で定められたその他の有害物質については、環境処理センター稼働開始以後、常時監視を続けています。 また、地域住民との協議で国基準より厳しい排出基準を設けているものの、一度も超過したことがないようです。

水銀のように、持ち込んだゴミ由来で生じる問題も今のところ想定されないとのことで 横並び対応も必要ないだろうとの見解でした。

改善対策について

ハード面での対策と、分別の徹底というソフト面での対策の2方向で実施。 特に、水銀の含有ゴミについては以下の方法で収集することに変更します。

品目現行変更
出し方収集日出し方収集日
水銀温度計芦屋市環境処理センターへの持込み個別収集(各家庭への訪問回収)
水銀体温計
水銀血圧計
ボタン電池「電池工業会」登録店舗での回収他のごみと分け、中身の見える袋に入れてその他燃やさないごみ
蛍光灯購入時の紙のケースや新聞紙などに包んで出すその他燃やさないごみ他のごみと分け、購入時の紙のケースや新聞紙などに包んでその他燃やさないごみ

ハード面の対策としては、以下の策を講じます。 それにより、今回と同量の水銀が含有していたとしても再発は防止できるはず…とのこと。

  • 排ガスの低温化
  • 活性炭吹き込み

と言いながらも、徹底した分別が必要です。 再度徹底した啓発を行っていくとのことでした。

所見

話を聞いた時点で、状況的に恐らくゴミ由来の事象だと思っていました。 なので、まあそうだろうなと。

ただ驚いたのが、一部のゴミについては「ちょっとぐらい良いやん」の理屈が通じないということ。 今回水銀で大きな問題となりましたが、今後も引き続き、徹底した分別に協力しなければならないと感じました。

普段当たり前のように稼働していたゴミ処理場が稼働しなくなると、こうも困るのかと思い知らされました。 いつもと変わらずにゴミが捨てられているステーションもありましたが…。1人の利己主義的対応が芦屋市民全体に 迷惑をかけてしまう恐れがあることを自覚して、それぞれが対応していく必要がありますね。

今日は民生文教常任委員会。 市長提出議案も請願も陳情もあり、もりだくさんの内容となりました。 所属委員会であり、一委員としての参加で質問に注力できる立場。 張り切って臨みました。質問とか好きなので、やはり正副委員長よりも委員で臨む方が良いなぁ。

審査内容は以下のとおり。

種類番号件名
市長提出議案第53号芦屋市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について
第55号芦屋市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
第56号芦屋市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
第57号芦屋市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第59号芦屋市立精道こども園新築工事請負契約の締結について
第60号(仮称)芦屋市立西蔵認定こども園新築工事請負契約の締結について
第61号財産の取得について
請願第1号国に「核兵器禁止条約」への署名・批准を求める意見書採択についての請願書
第2号教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度を堅持するための、2020年度政府予算に係る請願書
陳情第5号英訳の戸籍謄本発行に関する陳情書

議案等の内容については、下記リンクからご覧ください。

結論としては、陳情以外は全て可決すべきものと決しました。 陳情については「結論を得ず」という結果になりました。

個人的な見解も入れながら、特筆したいところをちょっと紹介をしておきます。

第55号議案

いわゆる、幼児教育・保育の無償化というやつです。 細かいところまで言いだすと、めっちゃ複雑な制度になっています。 細かいところは市のサイトを見ていただきたいと思います。 多分、フローチャートが分かりやすいんじゃないかなと…。

結局どうなる?

原則としては、3~5歳の就学前教育や保育については無償になります。 市町村民税非課税世帯については、0~2歳も無償です。

  • 無償にならないもの
  • 副食費(おやつ)と主食費は実費となります。 ただし、年収360万円未満相当の世帯については免除という扱いです。
  • 認可外保育所の保育料も無料になる?
  • 県の認可を受け、国基準を満たしている認可外保育所の場合は無償です。 ただし、そうでない保育所であっても5年間は経過措置となります。 なので、いずれも5年間は無償です。
  • 財源は?
  • 今年度については国からの補助があります。 しかし、来年度からは市独自負担です。 今日のやり取りでは年間、3億円はかかるだろうとの見込み。

個人的に思うこと

これまでの保育ニーズに関する常識を覆すほどの大きなインパクトだと思います。 潜在的な保育ニーズを徹底的に掘り起こすことになると思います。

これまでは高い保育料がハードルとなり、「働きたいけど、働いても保育料で相殺されてしまう」 という理由で働かない判断をしていた人たちが働かない理由がなくなります。 幼稚園にしたって「私立が良かったけど、経済的な理由で公立を選んでいた」という 人たちが公立を選ぶ理由がなくなります。

これまでの判断とはまったく別の判断が働くことになる訳で、 これまでのニーズに関する常識はまったく役に立たなくなる可能性があります。

色々と賛否があった「幼稚園・保育所のあり方」にしたって、今の目標点が 単なる通過点になる可能性があります。とにかく、保育所ニーズが更に増えることになると 予想しています。

そうなると、現状で単年3億円という市負担も年々増加することが予想されます。 少子化もあるのでどこかで損益分岐点が生じるとは思いますが、当面は多分プラスです。 本当に、慎重にやっていく必要性が出てきたなと感じています。

所管事務調査

なお、今日は2件の所管事務調査の報告も受けました。

  • 市立幼稚園・保育所のあり方について
  • 放課後児童クラブについて

資料はこちらにアップされる予定です。

市立幼稚園・保育所のあり方について

伊藤市長の肝いりということで、1園だけ公立幼稚園の3年保育を試験実施するよ!とのこと。 理由は色々とありますが、結論としては岩園幼稚園において、令和3年4月から実施すると。

環境が大きく変わるのに…

正直、良いことですね!って手放しで喜べないんですよね…。

前述のとおり、就学前教育を取り巻く状況は今後大きく変わる恐れがあります。 市内に公立幼稚園は5園あります。同じ市内の同じ公立園でありながらも、 それぞれ、周辺環境や立地、住民性など全て異なります。

かつては確かに、公立園での3年保育という話が盛んに行われていました。 でも無償化も始まり、潜在的な保育ニーズも掘り起こされていき、 私立の園に入る障壁もなくなる中で、同じ理屈が通じるのかは甚だ疑問です。

中途半端じゃない?

岩園1園で得たデータを今後の教育行政の発展にうまく使っていけるのだろうか? と疑問が残ります。すごく中途半端と言うか。実例に応じたエビデンスじゃなくて、 岩園でのデータを元に行われる推測による判断の域を出ないと言うか。

1年だけの話で終わらないことも

本気で費用をかけて試験するんだ!というのなら、市内の全園で検証する必要があると思います。 でも、実際問題、今の幼稚園全てで3歳を直ちに受け入れられるとは思いません。 トイレなど、4歳以上が使う想定でつくられている施設もあるため、ハード整備も必要になります。 やってみたら、イマイチやねってなる可能性も大いにある以上、そのためのハード整備は難しい。

こういったことを考えると、とりあえずやってみようぜ!というフェーズは終わっていて 徹底したアンケート調査を行うなどで検証した方が合理的なんだろうなと思います。

放課後児童クラブについて

利用者満足度についてアンケートをしましたとのこと。 僕が議員になって初めて聞いた報告な気がします。

アンケートは有効な手法

放課後児童クラブは利用者が限定されるサービスであり、やたらと質のことが取り沙汰されるサービスです。 なんで定期的なアンケート調査をやらなかったんだろうと思うほどです。

だって、急に「どうですか?」と口頭で聞かれて、あれもこれもと答えられる人は少ないですよ。 家に帰って、ゆっくり考えたら「そういえば!」って思いつくことも少なくないはず。 また、面と向かって言いづらいこともありますよね。ということで、状況把握の手法として アンケート調査は良い手法だと思います。

サービスの品質向上のため、今後も定期的に継続していただきたい手法です。

アンケートをとる目的

今回は、直営と業務委託の差があるからということでした。 直営の方が満足度が高そうな結果になっています。ただ、どちらも市の事業です。 両者のストロングポイントを取り入れながら、どちらも満足度100%を目指すと言うのがあるべき姿です。

アンケートは貴重なデータになりました。問題は、これをどう生かすかです。 次に聞いたときに改善されていればそれが一番良いですから。アンケートと改善を繰り返せば 全国的に誇れる事業になると思います。これからの発展、期待しています。

今日は民生文教常任委員会。僕は今年はここに所属しています。 5年目にして初。今年はヒラの委員として参加していますので 気になることはしっかりと発言していきたいと思います。

と言いながら、新人の方が多い委員会なので結局自重しながらの発言です(笑)

議案について

種別議案番号件名
報告第2号芦屋市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
市長提出議案第42号芦屋市立幼稚園の設置及び管理に関する条例及び芦屋市立保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第46号芦屋市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第47号令和元年度芦屋市一般会計補正予算(第1号)
第49号芦屋市立精道中学校建替工事請負契約の締結について

議案の詳細については、市議会のHPをご覧ください

結論としては、いずれの議案も可決すべきものと決しました。 なお、42号議案と47号議案については賛否が割れたため、賛成多数で可決すべきものという位置づけです。

特徴的な議案だけでも紹介しておきたいと思います。

第42号議案について

芦屋市立伊勢幼稚園と芦屋市立新浜保育所を廃止するため、 「芦屋市立幼稚園の設置及び管理に関する条例」と「芦屋市立保育所の設置及び管理に関する条例」を 改正するという内容です。

伊勢幼稚園と新浜保育所を統合し、 西蔵町に市立の幼保連携型認定こども園を設立することになります。 そのため、両施設は令和2年度末をもって廃止。

0006

次年度末の話をなぜ今提案?

両施設については、令和2年の年度初めにも募集をかけます。 そして、令和2年度末の時点で転園するという形になります。

令和2年度の入園児を募集する場合、今年の9月頃に案内されることになります。 その際「当該施設は次年度末には廃止されますから、西蔵こども園に転園することになりますよ」 ということを付して案内する必要があります。でないと後だしじゃんけんになってしまいますので。

9月の定例会に提案したのでは、新園児募集の案内のタイミングに間に合わないので このタイミングで議会に上程されたという形になります。

市長が変わったので、すんなり出てこないのかな?と思いきや、割とすんなりと出てきました。

気になること

伊勢幼稚園に園児が集まるのか?という点です。

ただでさえ、年々園児の数が減っています。 今年は、24人で1クラスになってしまいました。

在園中に新しい認定こども園に転園できるといっても、伊勢幼稚園から西蔵町は結構距離があります。 そもそも、伊勢幼稚園の周辺にお住まいの方で幼稚園に入れたいと思っている方にとっては 小学校に隣接している宮川幼稚園と潮見幼稚園は魅力的すぎて伊勢幼稚園は不利です。

そんな遠い距離を移動するなら、初めから宮川幼稚園に入れるわーという判断の方が妥当性を感じます。 なので、1クラスを維持できるだけの人数が確保できるのか、個人的には心配しています。 教育委員会は大丈夫と思っているとのことでしたが…。

第47号議案について

歳入、歳出ともに5億238万4000円を追加するという補正です。

補正の一番の要因としては、プレミアム付き商品券の販売に係る事務コストなど。 プレミアム付き商品券は消費増税の対策としての施策です。

2014年に増税したときにもプレミアム付き商品券を販売しています。 そのときは、芦屋市では完売したようですが、今回は販売対象が極めて限定的。 果たして今回はどれだけ売れるでしょうか…。

プレミアム付き商品券に関する事務コストは?

費用は、商工費の商工管理費として計上されています。

補正金額財源内訳
495,612国庫補助金107,612
雑入(商品券売上)388,000

国庫補助と商品券売上を財源とした計上なので市負担はゼロ。 仮に商品券の売れ残りが出た場合は国の方で面倒を見てくれるようです。

誰が購入できる?

芦屋市プレミアム商品券について(芦屋市)

  • 2019年度の住民税が非課税の世帯
  • 2016年4月2日~2019年9月30日までの間に生まれた子が属する世帯の世帯主

要するに、低所得の世帯と0~2歳児のいる子育て世代が対象です。 理屈は分かりますが、対象をここまで限定的にしてしまうと 効果的に機能するかどうかは正直なところ、疑問です。

第49号議案について

精道中学校の建替え工事の業者が決まりました!ということです。 工期が4年にまたがるということで、手を上げる業者が少なかったようですが 条件付き一般競争入札で決まりました。村本建設(株)が57億8600万円で落札です。

芦屋市は場所がないので、精道中学校の建替えも授業をやりながら進める「居ながら工事」。 それもあって、4年の工期を要します。長きに渡って行われる巨大事業です。

0015

精道中学校は昭和30年に建てられた校舎らしく、60年以上も経過しており老朽化が激しく 中学校給食のための設備も設置するので期待も大きい事業でもあります。

財政への圧迫もなかなか厳しいので、議員としてしっかりお金をつくっていけるような 提案をしていかないといけないと思っています。

所管事務調査について

以下の2件の所管事務調査報告を受けました。

  • 市立幼稚園・保育所のあり方について
  • 放課後児童クラブについて

資料についてはこちら

市立幼稚園・保育所のあり方について

精道保育所跡地につくる市立精道認定こども園と 市営住宅西蔵町住宅跡地につくる市立西蔵認定こども園の実施設計が終わったよ! という報告でした。

両施設とも、規模感は幼稚園保育所の機能としてはかなり広めです。

 精道西蔵
敷地面積2,426.51m²4,985.18m²
構造・規模地上2階建て(鉄骨造)地上2階建て(鉄骨造)
建築面積1,095.64m²1,421.98m²
延床面積1,928.42m²2,095.91m²
各階面積1階1,011.19m²1,179.76m²
2階917.23m²879.71m²
R階36.44m²

特筆すべき施設

精道こども園には病児保育施設が設けられます。 芦屋市内の公立病児保育施設は芦屋病院にしか存在せず、立地的には非常に不便。 なので、阪神芦屋駅にほど近くアクセスが比較的良い精道こども園の敷地内に設けるとのことです。

また、西蔵こども園には子育て支援室が設けられます。 福祉センター内にも同様の施設がありますが、福祉センターは低年齢層。 西蔵こども園内の施設は3~5歳児という棲み分けを考えているとのことでした。

放課後児童クラブについて

山手小学校について、待機が出たために拠点校への送迎を行っているとの報告でした。 宮川小学校も一時的に送迎が発生したものの、退会者が出たことで待機が解消し、 現在では送迎は行っていないとのこと。

山手小学校⇒岩園小学校への送迎については以下のとおり(平成31年4月1日現在)

4年生9人
5年生2人
11人

ただ、この11人と言うのはあくまでマックス。 日によって登級児数が異なるため、日によって送迎は変わるようです。

拠点校に送迎する方法については、絶対に解消すべきと考えています。 校内や近隣の施設で活用できないかを探しているとのことですが、 一番クリティカルな問題は校区外の学校に通わせるという点です。

災害発生時や体調不良等による早退など、イレギュラーなケースが生じたときは 家から遠いということが致命的になりかねません。一刻も早い解消をお願いしたいと思っています。

放課後児童クラブについては、学期ごとに保護者と児童を対象にアンケート調査を行うようです。 意向確認を行いながら、丁寧に事業を進めてもらいたいと思います。

今日は民生文教常任委員会。 以下の議事を執り行っています。

  • 新年度分議案の審査
  • 所管事務調査の報告

議案審査について

以下の6議案の審査を行いました。 議案の詳細については、芦屋市議会HPを参照してください。

議案番号件名
第12号芦屋市保健センターの管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第13号芦屋市一般廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第15号芦屋市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
第16号芦屋市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
第17号芦屋市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
第34号和解をすることについて

いずれの議案も、全会一致で可決すべきものと決しました。 一番関心が高そうな第34号議案について、簡単に紹介しておきます。

第34号議案について

一時、かなり話題になった社会福祉法人 夢工房さんとの和解について、 市議会の同意を求める議案です。

時期内容
H28年4月夢工房を幼保連携型認定こども園の設置運営事業者として選定し、土地使用貸借契約を締結。
H28年6月夢工房が浜風幼稚園舎を解体。
H28年6月夢工房が元理事長の不祥事により事業者を辞退。
H28年8月別の事業者が平成29年4月に認可保育所を開設することに決定。それに伴い芦屋市が浜風幼稚園跡地にプレハブ園舎を建設することに。
H28年12月夢工房が土地使用賃貸借契約に基づく違約金28,912,872円を納付。
H29年1月夢工房に対し、浜風幼稚園舎の解体費用に係る補助金42,808,000円の交付取消を通知
H29年2月浜風幼稚園舎の解体費用に係る補助金の取消の撤回を求める書面を夢工房より収受。
H29年12月夢工房に対し、プレハブ園舎の建設及び撤去費用50,000,000円の支払請求。
H30年1月プレハブ園舎の建設及び撤去費用は支払わない旨の書面を夢工房より収受。
H30年12月本市の顧問弁護士に夢工房との和解について委任。

結論としては、以下のとおり。

  • 社会福祉法人夢工房が幼保連携型認定こども園の設置運営事業者を辞退したことで 芦屋市において代わりとなる認定こども園を設置する等、迷惑をかけたことを陳謝する。
  • 芦屋市と社会福祉法人夢工房との間には、本件に関し、既払金を除き何らの債権債務がないことを相互に確認する。

芦屋市の顧問弁護士に入ってもらい、双方の代理人弁護士間での協議が行われた結果です。 この辺の判断は、弁護士のアドバイスもあったようですね。

同法人は芦屋市内で他にも認可保育所等を運営しています。 そこに通っているお子さんと保護者への影響も加味して、 芦屋市としてはなるべく穏便な形での決着をつけたということです。

同法人はかつて問題がありましたが、当事者である理事長一族を追放し 新たな経営体制の下、再スタートを切っています。 元々、現場の評判は上々でしたし、市内で運営している他の園については今も評判が良い状態が続いています。

けったくそが悪いという部分はあるかもしれませんが、 市内のお子さんや保護者の皆さんのことを考えた芦屋市の対応は支持したいと思います。

所管事務調査について

以下の所管事務調査について、報告を聞きました。

  • 市立幼稚園・保育所のあり方について
  • 芦屋市スポーツ推進実施計画(後期)について
  • 留守家庭児童会のあり方について

以下の所管事務調査について、報告を聞きました。 それぞれの資料については、こちら。 資料については後日アップされる予定です。

市立幼稚園・保育所のあり方について

朝日ケ丘幼稚園跡地に新設する幼保連携型認定こども園について、運営事業者の選定が終わったという趣旨の説明でした。

選定事業者

社会福祉法人 山善福祉会

南芦屋浜にある しおさいこども園 を運営している事業者さんです。 しおさいこども園については、今のところ特に悪い評判は聞いていないため 現場レベルでの問題は全くないだろうと考えています。

選定施設のスケジュール

0004

朝日ケ丘幼稚園の園舎を解体し、新たな園舎を建設している間、 岩園保育所の建替え時に建設した仮園舎(翠ケ丘町)を用いて小規模保育事業所⇒認可保育所という形で運営します。 朝日ケ丘幼稚園の跡地の建設が完了した後、上述の認可保育所から移転します。

なので、上述の選定事業者は翠ケ丘町の小規模保育事業所⇒認可保育所の運営と 朝日ケ丘幼稚園跡地のこども園の両者を運営することになります。

待機児童数について

平成31年2月時点の待機児童数も報告されました。 地域別の数字を地図上にプロットしてみました。 左が0~2歳児で右が3~5歳児です。

0-2歳児 3-5歳児

年度末に近づくにつれて人数が多くなる傾向にあるんですが、やはり多いです。 特に0~2歳については真っ赤です。 全体的に真っ赤ですけど、特に山手の中央部の人数が多いです。 なので、朝日ケ丘幼稚園の場所に保育所機能を持つ認定こども園を誘致するのは数の上では大事だと思います。

ただ実際には、坂の上に位置しています。当該地よりも北部にお住まいの方であれば 朝の通勤の動線に位置しているので利便性は悪くないと思いますが、当該地よりも南部にお住まいの方にとって 利便性が高い立地かと言われると、疑問は残ります。

ですが山手圏域において、ある程度の規模の施設を誘致するだけの土地がないというのも事実。 本当にのっぴきならないご家庭においては、数的余裕があるだけでも雲泥の差だと思います。 山手地域については、立地的不利をどうやって解消していくのか。難しいところです。

子供を預けるだけで良いのであれば、最悪マンションの1室とかで対応できたりします。 ですが保育の質を同時に担保していくのであれば、ある程度の敷地面積が必要になります。 高い保育の質を標榜している市としては、認可保育所を設けていくと言うしかないと思いますが それだといつまで経っても山手圏域の課題は解消できません。

まとまった土地がない山手圏域においては、未認可も含めた民間をうまく使っていくことも 考えていかないといけないのかもしれません。

明日の予定

明日は総務常任委員会です。 以下の議案の審査が行われます。

議案番号件名
市長提出議案
第14号芦屋市立あしや市民活動センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第32号芦屋市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
第33号芦屋市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議員提出議案
第30号辺野古新基地建設について政府に対し沖縄県民の民意を尊重することを求める決議

委員会が早めに終わるようであれば、予算特別委員会総務分科会も行われます。 予算審査についてはどこまで行けるか分かりませんが、タイトなスケジュールで進んでいるので 行ける所までは行きたいですね。

今日は民生文教常任委員会。昨日の建設公営企業常任委員会同様、現年度分の市長提出議案の審査を行うものです。 委員会が1日で終わらなかったときのために予備日が設けられていますが、予備日を使うことなく終了しました。


議案審査、陳情審査について

下記4件の議案審査と1件の陳情審査が行われました。

種別議案番号件名
市長提出議案第2号芦屋市地域包括支援センターの職員に係る基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
第4号平成30年度芦屋市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
第7号平成30年度芦屋市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
第10号三条デイサービスセンターの指定管理者の指定について
陳情第20号市営西蔵町住宅敷地における市立認定こども園に関する陳情書

各議案、陳情の詳細については芦屋市議会のHPをご覧ください。

審査結果としては、議案についてはいずれも全会一致で可決すべきものと決しました。 陳情については、結論を得ずということに。

件数が多いので、大きく変わるところなどを簡単に紹介します。

第2号議案について

介護保険法施行規則の一部改正に伴い、地域包括支援センターの人員基準を改める改正を行うものです。

現在、芦屋市内には以下のとおり、4か所の生活支援センターが配置されています。

  • 西山手高齢者生活支援センター
  • 東山手高齢者生活支援センター
  • 精道高齢者生活支援センター
  • 潮見高齢者生活支援センター

地域包括支援というだけあり、それぞれの地域でセンターを置いているという格好です。 なお、センター名が「高齢者生活支援センター」となってますが、これは芦屋市の愛称であり 実態は地域包括支援センターのことを指しています。いずれも芦屋市が委託した業者が運営しています。

今回の条例改正では、地域包括支援センターに置くべき主任介護支援専門員については 5年毎に更新研修を修了することを義務付けるという点が加えられることになりました。

要するに、主任ケアマネの資格について5年間の有効期間を設けるということです。 運転免許でも有効期間があり、それを過ぎると更新研修を受ける必要性がありますからね。そういうことです。

第10号議案について

三条デイサービスセンターの指定管理者を選定するための議案です。 同センターの指定管理者には、これまで一般財団法人芦屋ハートフル福祉公社を指定しており 指定期間が平成33年3月31日まで残っている状況でした。

ハートフル福祉公社については、平成30年12月19日に ハートフル福祉公社⇒社会福祉法人芦屋市社会福祉協議会へと事業譲渡されました。 それに伴い、指定管理者も社会福祉協議会へと変更するということです。

ハートフル福祉公社の事業を社会福祉協議会が引き継いでいるので、公募によらない選定となります。 また、指定期間についても、第7期介護保険事業計画の計画期間及び国の介護報酬改定に合わせて 平成33年3月31日までと、ハートフル福祉公社を指定していたときの指定期間と同じです。

所管事務調査について

以下の3件についての調査を実施。

  • 第2次芦屋市市民マナー条例推進計画について
  • 西宮市・芦屋市ごみ処理広域化検討会議について
  • 精道中学校の建てかえについて

使用した資料はこちら。後日アップされる予定です。

第2次芦屋市市民マナー条例推進計画について

実施していたパブリックコメントの結果が出たとのことで、その報告を受けました。 4名の方から6件のご意見を頂戴しました。計画へ反映されたご意見は無いものの、貴重なご意見となりました。

個人的には、まだ犬のフンはチラホラ見かけるし、タバコのポイ捨てもまだゼロには程遠い印象です。 自分が出したゴミを持ち帰るだけのことやから簡単なことやん!って思うんですが、実際には捨てている人も多いです。

屋外広告物条例や無電柱など、景観に関する条例も色々と策定してきていますが ごみ一つ落ちていない街並みこそが美しい街並みだと思います。条例名にあるように マナーに依存するところやから難しいんでしょうけども。。。

でも、ポイ捨てする人も、ご自身の家とか車にゴミ捨てられたら怒りますよね。 公共の道路や公園等も、それぞれの家と同じですよ。

西宮市・芦屋市ごみ処理広域化検討会議について

これまで、以下の日程で会議が実施されてきました。 今日は、第6回以降の会議についての報告がありました。

  • 第1回:平成29年4月27日
  • 第2回:平成29年6月6日
  • 第3回:平成29年7月26日
  • 第4回:平成29年10月26日
  • 第5回:平成29年11月22日
  • 第6回:平成30年11月28日
  • 第7回:平成30年12月27日
  • 第8回:平成31年2月1日

会議は原則公開であるため、芦屋市HPには議事録もアップされています

破砕選別施設の広域化の取り扱いについて

検討の結果、以下の状況が分かってきました。 なので結果としては、破砕選別施設については広域化の対象から除外することに。

  • 焼却施設との比較において、環境負荷の低減が見込めない。
  • 収集形態の違いなどを解決するために設置が必要な中継施設に多額の費用が必要となる。
  • 広域処理の対象となるゴミの種類によっては運搬効率が悪くなる。
  • 中継施設の費用負担などの協議に時間をかけると施設整備計画の進行が遅れてしまう。

焼却施設に係る費用負担について

焼却施設の事業費と効果額の試算

全体事業費より広域化によって生じる以下の歳入を除いた試算額は、以下のとおり(単位:千円)

  • 循環型社会形成推進交付金
  • 地方交付税措置額
種別単独処理広域処理効果額
芦屋市西宮市合計
建設費5,459,66710,678,25016,137,91713,289,8342,848,083
運営費(20年)12,650,00018,200,00030,850,00020,700,00010,150,000
基本設計ほか93,33493,334186,66893,33493,334
外溝整備費ほか097,00097,00097,0000
残渣運搬ほか756,0002,178,0002,934,0002,934,0000
合計18,959,00131,246,58450,246,58437,114,16813,091,417
費用負担について

小規模自治体の方が広域化で得られるメリットが大きい。 広域化を進めるためには「両市が納得できる」費用負担が重要。 そのため、以下の2点の基本的な考え方で以って検討する。

  • 「両市が納得できる費用負担の在り方」の観点で、一定の公平感を確保。
  • 両市が共同でゴミ処理を行うため、広域化のメリットを「両市全体のもの」として捉える。

今後は、以下の点について協議を進める。

  • 効果額を均衡にする方法について
  • 効果額を有効に活用する方法について
  • その他必要な事項について

精道中学校の建てかえについて

精道中学校の整備方針が固まったため、その報告を受けました。

 校舎棟体育館棟
構造・規模鉄筋コンクリート造 地上4階建
建築面積2,700.02m²2,244.89m²
延床面積9,453.93m²3,536.58m²

今後のスケジュールについて

精道中学校は敷地面積がギリギリで、一気に建替えができる余裕がありません。 なので、敷地内でローテーションしながら、3期に分けて工事を進めます。 それぞれのスケジュール感は以下のとおり。

2019年3月近隣住民に実施設計内容を説明
2019年5月~7月仮設特別教室棟(リース)の建設
2019年7月~2020年11月1期工事
2021年1月給食開始予定
2021年1月~2022年6月2期工事
2022年6月~10月3期工事

中学校給食について

2021年1月には、待望の給食が始まる予定です。 他の中学校同様、学校内で調理を行う自校方式です。 なので、他の学校同様、美味しいと評判の芦屋市の学校給食が提供されます。

精道中学校の学校給食が実施となれば、 市内全中学校において自校方式での中学校給食が整備されることになります。 これは市域が狭く、学校数が少ない芦屋だからこそできる芸当。 給食センターで調理した給食を配給していくセンター方式と違い、自校方式には相応のコストがかかります。 なので何十校も学校があるような大きな自治体ではさすがに厳しい。 普段マイナスになる芦屋市の規模の小ささを逆手に取った良い政策です。

明日の予定

明日はいよいよ総務常任委員会です。 僕は委員長なので、積極的な発言はできませんが 状況如何によっては発言していきたいと思います。

明日の審査対象は以下のとおり。

種別議案番号件名
市長提出議案第3号平成30年度芦屋市一般会計補正予算(第5号)
第5号平成30年度芦屋市公共用地取得費特別会計補正予算(第1号)
第8号平成30年度芦屋市打出芦屋財産区共有財産会計補正予算(第1号)
陳情第18号消費税10%への増税中止を求める意見書を採択の陳情書
第19号全国知事会の「米軍基地負担に関する提言」の主旨に基づいて、地方自治の根幹を脅かす日米地位協定の見直しを国に求める意見書の提出を求める陳情書
第21号奥山等のスギ・ヒノキ放置人工林を、森林環境譲与税(仮称)で順次計画的に皆伐を進め、天然林に戻すことを求める陳情書

また、以下の2件の所管事務調査が行われます。

  • 長期財政収支見込みについて
  • 消防署奥池分遣所敷地購入について

ネット中継もありますので、興味のある方は是非ご覧ください。

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