芦屋市議会議員 大原ゆうき活動報告

芦屋市議会議員、大原ゆうきの活動内容などを記したブログです。 日本維新の会、兵庫維新の会所属です。

カテゴリ:芦屋市議会 > 民生文教常任委員会

今日は民生文教常任委員会。 閉会中の継続調査事件として挙げられている「西宮市・芦屋市ごみ処理広域化検討会議について」についての説明。 西宮市とのごみ処理広域化が不発に終わったよというのは既に新聞報道でもありましたが、その話です。

西宮市と芦屋市 ごみ広域処理協議で事実上の決裂(神戸新聞NEXT)

結果としては、新聞記事のとおりです。 職員さん同士の検討で合意できなかったんだから、議会としては、もうしゃあないとしか言いようがない。 じゃあ次善策はどうしますか?というところが気になるところですが、 今日は市長・副市長も出席していないものですし、今日はそんなに出てきませんでした。

委員会資料はこちら。 本日時点ではまだアップされていませんが、週明けにはアップされると思います。

経緯について

2017年から両市でずっと話し合ってきています。 見てもらったらわかるとおり、費用負担のところでずっと糞詰まっていました。

2017-04-27第 1回・西宮市と芦屋市のごみ処理の現状と広域化の背景について
・検討会議での協議項目及び今後の進め方について
2017-06-06第 2回・協議項目の検討について
・今後の進め方について
2017-07-26第 3回・環境負荷低減(メリット)について
・広域化による懸念事項(デメリット)について
・広域処理組織について⇒地方自治法上の「事務の委託」で検討を進める。
・費用負担について
2017-10-26第 4回・前回指摘事項(設置場所等)について⇒西宮市側に設置することで検討を進める。
・広域化の費用対効果について
・費用負担について
2017-11-22第 5回・中間まとめについて
2018-11-28第 6回・報告事項(これまでの協議の経緯、協議の状況等)
・協議事項(協議にあたっての両市の認識、今後の論点等)
2018-12-27第 7回・焼却施設と破砕選別施設の事業費及び効果額等について
・中継施設等について⇒焼却施設に係る中継施設等は、今回の広域化の検討対象としない。
・焼却施設と破砕選別施設の広域化の検証
2019-02-01第 8回・破砕選別施設の広域化の取扱いについて⇒破砕選別施設については、今回の広域化の協議の対象外とする。
・焼却施設の費用負担について
2020-04-10第 9回・報告事項
・焼却施設に係る費用負担について
2020-10-10第10回・前回(第9回)の検討状況
・費用負担の考え方に対する市議会の意見
・検討その1 費用負担割合の検討事例
・広域化を想定した場合のスケジュール(案)
2020-11-24第11回・焼却施設の費用負担について

費用負担のところの主な議論

両市で財政効果額を出してみたところ、130億円の効果があるだろうと試算されました。 ごみ排出量(≒人口規模)で割ってみると、だいたい西宮市:芦屋市=3:1という感じになります。

それを当てはめてみると、以下のようになることが分かりました。

西宮市37億円28%
芦屋市93億円72%

芦屋市はオーバースペックな焼却炉を抱えていたため、広域化することでの財政効果は大きかったです。 そうした状況を踏まえると、芦屋市の方が財政効果は大きいとなるんですが、話はここから。

また、芦屋市は市域が狭いということもあり、芦屋市のスペースで広域施設を設置するのは厳しい。 なので、西宮に設置するということになりました。

西宮としては、芦屋市のごみを引き受けるのに、うちの方が財政効果が小さいのは釈然としない。 ということだったのだと思います。感情としては、よく分かります。

両市の公平感を担保できる費用負担の割合はないだろうか?ということで、 長いこと協議されてきたものだと認識しています。

両市の考え方

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広域化の目的を「経費削減」に位置付けた場合、西宮の言い分はよく分かります。 そう考えた場合、筋論かもしれない。ただ、効果額の割り振りを西宮市=芦屋市:6:4で 持っていきたい気持ちが強すぎたのか、話を持っていくにあたり、削減効果率の話ではなくて 6:4にするための均等割を設ける必要があるよね。という話の持っていき方をされました。

芦屋市としては、そう言われてしまうと、それはおかしいやろっていう話になってしまいます。 効果額というのは机上の数字であるのに、「28億円を西宮に」という形でFIXすると、 どこかのタイミングで芦屋市⇒西宮市に28億円を支払うということになります。

そうなると、何の用途で支出するのか?が不透明な形での支出はできません。 という芦屋市の言い分もまたよく分かります。

僕としては、多少の犠牲を払ってでも、広域化した方が良いんじゃないか?と思っていたので、 芦屋市の運用コストを下げることでなんとか対応できないかな?と思っていましたが、 現場レベルとしてはそれは難しいということでした。

ただ、効果額を取り合うという考え方がよく分からない

財政効果額は、計算で算出されたものです。 しかも、20年運用した場合の効果額です。 単年でどうこう言う額じゃない。

費用負担としては、実際に生じるお金をベースに考えるものじゃないの? というのがあります。具体的にはイニシャル(設置費)とランニング(運用費)。

イニシャルコストの費用負担を○:○。ランニングコストの費用負担を○:○。 というシンプルな考え方にできなかったのかな?と未だに思っています。

ごみ排出量をベースに、西宮市が施設を負担してくれている分を踏まえて 芦屋が多少色を付けるということではダメだったのかな。

130億円という数字が最後までネックだったなぁと思っています。

大事なのはこれからどうするか

最終は市長同士の政治判断になるんですが、今の情勢を考えると 恐らく、西宮市との広域化は難しいんだろうと思います。

ただ、気になるのはプランBがあるのかないのか。 自前でつくります。これだけの金がかかります。 という当たり前の話だけで終わらないでほしいなぁと思っていますが、どうでしょうか。

と言いながら。130億円云々というのは、20年運用ベースのお金です。 芦屋市提案での130億円を5:5で分けたとしても、中継施設は別途つくらないといけないので そうなった時点で芦屋市の表面的な旨味は小さい。付加価値が色々あったので残念ではありますが、それはあくまで付加価値です。

仮に65億の効果だったとして、単年ベースだと3.25億。 確かにめっちゃ大きいけど、それによって市政全般に大きな影を落とし、 市政が立ち行かなくなるということでもないと思っています。 なんか、悲壮感がある感じがしますが、実際はそんな感じかなと。

今日は委員会の予備日です。常任委員会が1日で終わらなかった場合の 延長戦として調整されている日程になります。

最近は割と1日で終わることが多かったですが、 今回は民生文教常任委員会と総務常任委員会がお残し。 というわけで、今日は民生文教常任委員会と総務常任委員会の二本立てです。

早く終わるかしら。と思っていましたが、終わったら17時回ってました。 全部書くのは大変なので、大事であろうと思うところをピックアップして。

民生文教常任委員会

以下の2件の所管事務調査報告を行っています。

  1. 西宮市・芦屋市ごみ処理広域化検討会議について(継続)
  2. 芦屋市環境処理センター長期包括的運営業務について(継続)

資料はこちら。後日アップされる予定です。

西宮市・芦屋市ごみ処理広域化検討会議について

浜風町にあるごみ焼却施設について、西宮西部総合処理センターと 一緒にしませんか?というもの。広域化と呼んでます。

両市のごみ処理関係の部署の職員さんが集まり、 11回にわたって協議が進められているところですが、 費用負担の考え方をめぐって、前に進まない状況が続いています。

今日の報告としては、11月24日に行われた第11回の検討会議の報告ですが ぶっちゃけ、第10回とほぼ同じです。進展していません。

なので、詳しくは第10回について記した過去の記事を見てもらった方がよいのかもしれません。

あと。これまでの経緯を知ったうえでないと分からないと思うんですが、 そこから説明するのは話が長くなるので、知ってる人が読む前提で書きます。 半分、自分の考えを整理しているに近いかも(笑)

ボトルネックは中間施設のコスト

20年間で約40億のコストがかかる中間施設の存在がボトルネックになっています。 スケールダウンできないの?って思ってるところです。テクニックとしては、できると思います。

ただ、広域化の削減効果として算出している金額は、 色々のコストを積み上げて計算しているものであり、中間施設のコストを再算定すると 焼却施設等の再算定も必要になるということでした。

中間施設については、広域化の事業範囲から外れているので 中間施設に要するコストを縮減したとしても、それは西宮には関係ない話なんじゃないの? とちょっと納得してません。広域化に伴う芦屋市の独自支出がボトルネックなら そこを見直す努力も必要なんじゃないか?って思ってるからです。

単独整備の方がコストが安い?

ごみを燃やして生じた電気を売却することで、売電収入が得られることになります。 売電収入も含めた試算でいうと、以下のようになるという答弁がありました。

  • 広域整備:7億円のプラス
  • 単独整備:11億円のプラス

確かに、単独整備の方がプラスが大きい。 でも果たして金額だけの単純比較で良いのだろうか?と思っています。

  1. ランニングコストは削減できるはず
  2. 運営のやり方の工夫で、ランニングコストは削減できると思います。 事実、現状の運営も色々な創意工夫でコスト削減を図っています。

  3. 唯一の工場的施設がなくなることのメリット
  4. 浜風町の施設は住宅地にほど近いところに設置されています。 法規制があり、温室効果ガス等の排出は制限がかかっているとは言え、ゼロではない。

    そう考えると、ごみ焼却施設は必要な施設ではあるもの、 やっぱり忌避施設です。必要だけど、うちの隣にできるのは困りますというもの。 総論賛成、各論反対というものです。

    こうした施設がなくなると、周辺の住環境への影響は少なからずあるだろうと。 浜風町を始めとした芦屋浜は言うまでもなく、南芦屋浜や大東町とかにも プラスの影響があるものだと思います。

    また、芦屋市は工場がありません。ごみ焼却場が唯一の工場的な施設です。 これがなくなるというのは芦屋市のまちのイメージ向上にも寄与するものだと思います。

  5. 環境への効果
  6. 芦屋市としては、財政効果額を用いて環境改善の取り組みをしたらどうか? という提案をしています。それはそれで重要な提案だと思いますが、そもそも 温室効果ガスを削減できるというだけで、環境への効果は十分出ていると思います。

プライスレスなメリットをどう評価するか

こうした成果について、どう価値を見出すか? というところが判断基準なんじゃないか?と思ってます。

表面的なものを見て、金がかかるから市民に説明できないからNGっていうのはどうかしら? と思っています。市民の立場からしたら、守ってほしいのは「芦屋市の」焼却施設ではなくて 安定したごみ処理です。必要なのは週2回、朝8:30までに出せば回収してくれるスキームであり 「芦屋市の」ごみ処理場そのものではないと思っています。

金額に落としづらいプライスレスな価値がある以上、 そこは頑張って説明するというのも大事なことなんじゃないのかなと思います。 判断基準において、金銭的なところは大事なファクターではあるものの、 それだけが全てではないだろうと。まあ、今日のところはこの辺で。

総務常任委員会

以下の3件の所管事務調査報告を行っています。

  1. 公共施設等総合管理計画について(新規)
  2. 第2次芦屋市文化推進基本計画について(新規)
  3. 本庁舎北館1階カフェ運営事業者募集について(継続)

資料はこちら。後日アップされる予定です。

公共施設等総合管理計画について

人口減少社会が本格到来する状況を鑑みると、今後の財政状況は厳しくなることは明白です。 厳しいというか、行政サービスのスケールダウンが求められるのかと思います。

一番課題になってくるのが公共施設です。一番バブリーで人口が右肩上がりのときに つくられたものが多く、今後のジリ貧してくる人口動態とのスケールが合わなくなりつつあります。

10年、20年、30年後に今と同じ規模の公共施設を維持していると、 財政的に厳しくなると言われています。これは芦屋市に限った話ではなく 全国的な状況です。

何で減ってしまうんや!っていう議論がありますが、死亡者数が多いからだと思います。 というのも、日本の人口動態の状況を考えると、戦争でグーンと減った後、 高度経済成長期にその状況をリカバリするかのごとく、グーンと人口が増えたという事実があります。 ゆるやかに動いていくものだと思いますが、急降下、急上昇の期間があったということを考えると もしかしたら、人口動態としてはこの期間がイレギュラーだったのかもしれません。

個別の箱物じゃなくて、複合施設へのシフト?

箱物をつくった場合、土地もそうだし建物そのもののランニングコストも高いものがあります。 公共施設等総合管理計画は、多すぎる公共施設を統合などして、効率的に運用するようにしよう という考え方に基づいているものです。

公共施設については、人口一人当たりの平米基準があります。 なので人口が減った場合、それに応じた延べ床面積に縮小されるのは避けられないものですが、 床の規模をいたずらに減らそうという趣旨の計画ではないと認識しています。

サービス量を減らさずにコストを下げるべき

当座の目標としては、春日集会所と打出教育文化センターの統合を考えているとのこと。 詳しい話は今後のことになると思いますが、集会所あるいは、それに類する施設の配置基準を ある程度もうけた上で、かつ避難所など、地域住民が明らかに不利益を被ることがないように 進めていく必要があると考えています。

今日は民生文教常任委員会。 以下の議案と陳情についての審査を実施しています。

種類番号件名
市長提出議案第71号芦屋市霊園使用条例の一部を改正する条例の制定について
第74号令和2年度芦屋市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
第75号三条デイサービスセンターの指定管理者の指定について
陳情第10号福祉職場におけるコロナ感染症対策を求める陳情書

各議案等の内容については以下のとおり。

議案についてはいずれも全会一致で可決すべきもの。 陳情については、賛成少数で採択しないという結論になりました。

また、以下の所管事務調査の報告もありました。 一つ一つが重たいということもあり、全ての調査はできませんでした。 5と6の調査については、4日の金曜日に持ち越されました。

  1. 第9次芦屋すこやか長寿プラン21について(新規)
  2. 芦屋市障がい者(児)福祉計画第7次中期計画及び芦屋市第6期障がい福祉計画・第2期障がい児福祉計画について(新規)
  3. 第3期芦屋市教育振興基本計画について(新規)
  4. 第4次芦屋市人権教育・人権啓発に関する総合推進指針について(新規)
  5. 西宮市・芦屋市ごみ処理広域化検討会議について(継続)
  6. 芦屋市環境処理センター長期包括的運営業務について(継続)

所管事務調査の資料については、こちらにアップされる予定です

気になるところについて書いときます。

議案第71号:芦屋市霊園使用条例の一部を改正する条例の制定について

芦屋霊園における合葬式墓地の建設が進んでいます。 令和3年7月1日から開設・受付が開始することになったので、条例整備を進めるというものです。

イメージとしては、通常のお墓の維持が難しい方を対象とした墓地の形式になると思っています。 そもそもの維持費の問題だったり、承継したお墓が遠方で定期的な維持管理が難しいなど、 合葬式墓地に対するニーズは一定あると思っています。

民間だったら永代供養というような言い方をすることもあります。 合葬式墓地は永代供養と考え方は同じです。公営の場合、宗教的な意味を持つ言葉を 使わないので「供養」という表現を使わないため、合葬式墓地という表現を用います。 でも、公民問わず、ちゃんと供養した上で納骨していますから、やってることは基本的には同じですよね。

市のホームページでは、一時安置や安置期間、使用料が検討中となっていますが 今回の条例改正では、それらの検討結果も示されています。

合葬式墓地に申し込みできる人

以下のいずれかの条件を満たす人であれば、申し込み可能だとのこと。

  • 芦屋市在住者で焼骨を所持している方
  • 死亡時に芦屋市在住者であった方の焼骨を所持している方
  • 芦屋市在住者で自己の生前予約を行おうとする方
  • 芦屋市霊園の使用者で、一般墓地を返還し、合葬式墓地に改葬しようとする方
  • 芦屋市霊園の使用者で、一般墓地を返還し、自己の生前予約を行おうとする方

なお、居住年数や年齢等の要件は芦屋市霊園使用者選考委員会に諮って決定されます。

合葬式墓地の利用料

利用区分単位金額
直接合葬方式一体につき100,000円
安置後合葬方式一体につき200,000円
記名板の使用一単位(120mm×45mm)につき30,000円

所管事務調査:第9次芦屋すこやか長寿プラン21について

芦屋市は高齢化率が比較的高い地域です。しかし、高齢化率が高い=ダメとは思いません。 元気な高齢者が多い分には全く問題ないと思います。ただ、現状の芦屋市は、比較的 元気な高齢者が多いのかなと。今日の委員会の中でも、ヨガとか多様な趣味を自発的に 選択しながら謳歌されている印象です。

高齢者施策については、とにかく健康寿命を延ばすことです。 医療の進歩で平均寿命は延びていますが、健康寿命が伸び悩んでいます。 平均寿命と健康寿命の差が大きくなればなるほど、要介護の時期が長くなります。

ご本人にとっても、ご家族にとってもピンピンコロリが望ましい。 今後、2025年には団塊世代が後期高齢者になります。2040年には団塊ジュニアが後期高齢者になります。

団塊世代については、時代背景的に正社員が多い世代で一定の貯蓄がある世代でもあります。 年金の制度も安定している状況ですし。しかし団塊ジュニア世代は非正規社員も多く、老後のたくわえという 意味では団塊世代よりも厳しい状況が予想されます。しかも、年金制度がだんだん破綻している状況もあるでしょう。

そうした状況の中で、介護が必要な人が多くなると制度そのものが破綻してしまうのでは? という危惧があります。今回の計画でその辺の解決が図れるのか?と言うと、難しいところも多いですが 今後、真剣に考えないといけないところであることは間違いないと思います。 僕も色々と手立てを考えてみたいと思います。

所管事務調査:第3期芦屋市教育振興基本計画について

大きい話ですから、文句はないです。 これらをどうやって実現するか?のブレイクダウンが重要だと思います。 なので、今後の方針が大事だろうと思いますので、今日のところはスルー。

ただ、気になるのが前提として行われたアンケート。 小中学校の教職員にも聞いてます。アンケートの回収率としては73.4%。 個人的には、上々の回答率じゃないですかー。って思いますが、議会では 低いと紛糾していました。

正直、そうなのかなと。教育現場を良くしようと思ってたらアンケートに答えるはずだ。 いやいや、任意のアンケートなら、こんなもんじゃないかなって思います。

アンケートに答えないから心構えが足りないというのは、ちょっと穿った見方すぎるのではなかろうか。 と個人的には思います。教育委員会側からどういう案内をしてアンケートしたのかも分かんないですしね。 回収率の目標が設定されていて、目標を下回ったという訳でもないですし。

教員なら、教育改善を考えるなら、アンケートに回答するはずだ!という考え方自体、 ちょっと偏見が入った考え方になると思います。その考えに基づいて計画策定して 子どもと向き合う方が教育としては良くないんじゃない?って思いました。

まあ、いずれにしても、崇高な大計画をたてている訳ですから、 これを如何にして実現させるか?が大事になってきます。議会として力を発揮するのは そこかな?と思っています。

今日は民生文教常任委員会。 例によって、委員ではありませんから控室で傍聴。

今日の内容は、閉会中の継続調査事件に挙げられている 「西宮市・芦屋市ごみ処理広域化検討会議について」についての 所管事務調査として、報告を聞くというものです。

具体的には、先日行われた「第10回西宮市・芦屋市ごみ処理広域化検討会議」の 内容についての説明という感じ。なので、詳しい内容については、先日傍聴したときの記事を見ていただければ…と思います。

なお、今日の報告に用いられた資料については、後日こちらにアップされます

今日は、先日行われた会議では明らかになっていなかった話などが 出てきています。なので、その辺の話を中心に。まだ交渉中の話でありますし、 事業の是非についてどう考えるか?というのは、今の段階では触れません。

広域化の費用とは別に生じる芦屋市独自負担

広域化を実施すると、西宮に焼却施設が設置されることになります。 施設の建設費用と毎年の運用費については、広域化そのものの事業費です。

今日の話では、ここにプラスアルファとして 芦屋市独自の費用がプラスオンされるという話が出てきました。

中継施設

中継施設自体は前々から話題に挙がっていました。 施設のザクっと見積もりについても平成30年12月27日に開かれた第7回の検討会議において提示されていました。 が、金額については個人的に見落としていたところだったりします。

中継施設を新設し、かつ20年運用した場合の試算は 以下の通り、43億7189万2000円。

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今更ながら、中継施設が思っていた以上に高コストな施設であることが分かりました。

中継施設はなぜ必要?

以下の事情で必要になるとのこと。

  • 持ち込みごみへの対応
  • 「その他プラ」分別の対応
  • パイプラインごみの積み替え

これらの機能を持たせたうえでのフルスペックだと、43億7000万円必要であると。うーん。

スケールダウンはできない?

例えば、持ち込みごみについては、西宮に運んでもらえばいいんじゃないか?と思います。 西宮に設置されることになったとしても、西宮浜になります。浜風町にある施設との距離としては さほど遠くない。持ち込みは基本的に車で来ると思いますから、そんなに手間じゃないよっていう気はします。

また、その他プラについては、西宮に合わせる形で分別すればいいのかなと。 国としては、その他プラではなく、プラ全般を分別する方向性で調整しているという流れもありますから 遠くない将来、プラの分別は必要になります。

ただ…プラのリサイクルについては、ホンマにできるの?っていうのはあります。 でも、それはここで書くと超長くなるので止めときます。

広域化に伴う体制強化

広域化が行われると、芦屋市内に焼却施設があったときよりも遠くなります。 焼却場が遠くなると、AM中に可燃ごみを収集し、PMに資源ごみを収集するという業務の維持が難しくなるため 体制強化が必要になるとのことです。

20年間の積み上げコストでいうと、数億という規模感ではないそうです。

仮に自前で収集している範囲を狭め、民間委託の範囲を広げた場合、 体制強化にかかる費用はどうなるのか?という疑問がありますが、 今日はその話はありませんでした。

独自負担があると何が問題なのか?

両市の納得感という意味では、広域化による経費の削減比率がニアリーになるような 形がベターだと思います。ですがそうすると、芦屋市の削減効果の金額が49億9700万。 中継施設に43億必要であることを考えると、削減効果がほとんどなくなるということになります。 プラス、体制強化に要する費用を加味すると、もしかしたら足が出てしまうかも…ということに。

広域化の大目的としては、環境負荷の軽減というところが一番大きい訳ですが、 やはり経費削減効果も目的には含まれています。

芦屋市にある唯一の工場的施設、煙突をなくせるというプライスレスな効果もありますが、 と言いつつも、足が出てしまうことになるとどうかな…という感じもあります。 なかなか難しい情勢になりつつあるのかなと。。。まだ結論は出ていませんが。。。

今日は民生文教常任委員会。 以下の議案と請願を審査しています。

種別番号件名
市長提出議案第54号芦屋市立幼保連携型認定こども園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第55号芦屋市障がいを理由とする差別のない誰もが共に暮らせるまち条例の制定について
第57号令和2年度芦屋市一般会計補正予算(第6号)
第60号財産の取得について
第61号財産の取得について
請願第4号教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度を堅持するための、2021年度政府予算に係る請願書
第6号少人数学級への前進を求める意見書採択を求める請願

議案書はこちら

なお、以下の4件の所管事務調査も実施しています。

  • 芦屋市環境処理センター長期包括的運営業務について
  • 新型コロナウイルス感染症への対応について
  • 市立幼稚園・保育所のあり方について
  • 放課後児童クラブについて

結果としては、いずれの議案・請願も全会一致で可決すべきものと決しています。 今日のところも個人的に気になるところをピックアップして書いときます。

第55号議案

障がいを理由にする差別をなくそう!という趣旨の条例。 罰則規定とかは特になく、理念条例の類のものです。 しかし、行政として障がい者差別をなくすんだ!という姿勢を示している こと自体に意義があると思っています。

見た目で分からない障がい者もいることを「知る」ことが大事

ただ「障がい者」と一言で言っても、色々な方がいます。 また、身体障がい者と一言で言っても、体の中の障がいの場合、見た目からは分かりません。 四肢の障がいを持っている方のように、見た目だけでわかる人だけが障がい者だけではありません。

配慮してあげないといけない人に対して配慮できなかったら、 受け取り側に立てば「差別」と言われても仕方がない可能性があります。

しかし、自分の周りにそういう人がいなかったらなかなか気づかないものです。 これは差別意識による無配慮ではなく、無知から来る無配慮です。 差別の中で一番多く、根強いであろう無意識の差別をなくすためには、 「色々な障がいがあるということを知る」ことが 一番重要なのだろうと思います。

ヘルプマークの認知度を上げるというのもとても大事なことでしょう。 特定の事柄の認知度を上げる取り組みは、なかなか成果が見えてこないため、 もどかしいところもあると思いますが、粘り強く頑張ってもらいたいと思います。

柔軟な発想を持つ子どもの頃から教育することが重要だと思うが…

特に。固定観念が固まっていない子どものうちからそうした教育をするのが適当なのだろうと思います。 でも、インクルーシブ教育が全てをクリアにするのか?と言われるとなんとも言えないところがあります。

インクルーシブ教育は、健常者の子やその親からすると、とても意義ある教育だと思います。 「色々な人がいる」という認識を持つのはとても重要なことだからです。

でも、実際に障がいを持っている人からしたらどうなのだろうか? 身体障がいの方なら良いですが、発達障がいを抱えている人の場合、 皆と同じように授業に参加すること自体に苦痛を抱えている人もいるかもしれません。

学習障がいを持っている児童生徒が、みんなと同じ授業を聞いて同じように理解するのは難しい。 親や先生からは「なぜできないのか」と指摘されても、本人もなぜできないのか分からない。 そんな状態で、皆と同じ授業に参加し続けるのは、苦痛かもしれないわけです。

もし学校の先生が「色々な障がいがある」ことを知っていたら、違う切り口で提案できるかもしれません。 全ての子が苦痛に感じているとは言い切れませんが、相談してみないことには始まりません。 やはり、色々な立場の人が障がいについて「知る」ことが大事なのだろうと思います。

ハード整備も必要になる

こうした条例を制定した以上、少なくとも道路や公共施設のバリアフリーについては 完全実施を目指してもらいたいと思います。道路なんかは、バリアフリーになっていないところも多いです。 一番利用者が多いであろう駅回りが行き届いていないところが一番気になります。

段差の解消については、障がい者のみならず、高齢者にとっても優しいまちづくりになります。 全てを完璧に解消していくのは難しいですが、色々な立場の人に優しい街をつくってもらいたいと思うところです。

第57号議案

新型コロナウイルス関連の補正予算。 第何弾なんだろう…。早く経済の通常化を図らないことには、 矢継ぎ早に補正が組まれる状況は決して芳しい状況ではないよねっていう。

歳入を増やす仕組みをつくっていかないと、 歳出を削ってやりくりするだけではジリ貧です。

芦屋市の場合、大阪経済の動向に相当影響されますから 大幅な歳入増を考える上で、大阪経済の盛り上がりは必要不可欠。 そういう意味で、僕の所属政党の維新の頑張りに期待したいところ。 いや、お前も頑張れよっていう声が聞こえてきそう。頑張ります。

補正の内容としてはこんな感じ。

0014

やはり気になるのはGIGAスクール構想か。

やっぱ気になるのはGIGAスクール構想かな。 新型コロナウイルスを契機に一気に話が進んだ印象です。

大層な名前がついてますが、実際には一人一台タブレットを貸与して 授業の中にタブレットを入れ込んでいくよっていうレベルです。

適切なICT教育が進められていくのであれば、大賛成です。 また、「学校に来られないケースにおいても滞りなく授業を進めていける環境をつくる」 という点についても考えないといけない事情もよくよく分かります。

政府主導のこの取り組みについては大いに不安はあるものの、 応援したいとは思っています。

うまくいくの?って話

うまくいくの?という点についてですが、子どもの方は大丈夫やろと思ってます。 既に各家庭でPCなりタブレットなり、スマホなりのITガジェットを与えている 家庭も多いでしょうし。みんな大好きゲームも、プログラミングによってつくられてますし。

正直、この辺の成功可否は教職員の方がうまくアジャストできるか?というところにかかっていると思います。 でも、多分、手動でやっているところをIT機器を使いながら時短する…っていうところで 良いんじゃないかなと思います。IT機器って、本来はそういう目的で導入されてきてますからね。 社会を便利にするためのツールですから。

請願

全般的に、少人数学級の話がメインだったと思います。 個人的に、これは必要だろうと思っているので、両方とも紹介議員に名を連ねました。

新型コロナウイルス感染症対策で、密を防ぐためって言っちゃうと変な話になりますが 教育のあるべき論で言うと、少人数制でやるべきです。

現状、1クラス35人という基準を満たしているのは小学1年生だけ。 兵庫県は、2~4年生においても実現しているけど、5、6年生ではできてない。 これが公立学校の現状です。

私立はともかく、公立は少人数に倒していくべき

入試において同じぐらいの学力の生徒を選定している私立だったら、 多少人数が多くても良いと思います。でも公立は違う。学力一つとっても相当幅が広い。 めちゃくちゃできる子もいれば、かなり厳しい子もいます。

学力に非常に大きな幅がある児童生徒が大勢で授業を受ける。 しかも平均点レベルの授業。分かってる子からするとつまらないし、 分かってない子からすると難しすぎる。公立教育は、平等性を担保するがために どう考えても非効率なことをやっています。

少人数学級になると、この辺も少しは是正されます。 一番の理想は習熟度別でクラスを分けることですが、少人数でやるだけでも全然違う。

教室の不足はなんとかなると思う

今日の議論では、教室が足りないという話がありました。 芦屋市のことを考えると、確かにそういう話はあると思います。 でも個人的には、何も建て増しなんかしなくてもパーティションで区切るか、 簡易の壁を入れるでも良いと思います。 なんせ、授業を少人数でやることに大いに意義があるだろうと思ってますから。

そういう意味では、35人でもまだ多いと思いますけどね。

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