先日、中央公園で危険木があると指摘していた箇所について、「10月末を目途に対処する」との連絡があったため、現場を確認してきました。

過去の記事はこちら

現場確認結果

実際に見てみると、指摘していた木は伐採されており、対応されていました。また、指摘したゾーンよりも南のほうでも対応されている様子を見ることができ、広域で対応してくれていました。10月14日に連絡してから半月で対応してくれたので、迅速な対応に感謝です。

指摘した樹木は伐採対応がされていた

しかし、指摘したゾーンから北側には、まだキノコの生えた木や、樹液の滲み出ている木など、異常と思しき状態の樹木が多く見られました。市職員が見てないってことはないと思うんですが、裏のほうだったりしたので見落としてしまったのかも。僕も30分ぐらいかけて見て回りましたから。

これについては、また所管課に伝えました。2度手間になってしまうのは申し訳ない。僕が前回通報したときに、全部チェックしておけば良かったなと思いました。

寿命レンジに入った樹木はチェックが必要

ソメイヨシノの寿命は一般的に40〜60年といわれています。中央公園は昭和56年4月から供用開始しているとのことで、44年。当該の桜の木がいつ頃に植えられたものなのかは定かではないんですが、寿命レンジにも入っているのだろうと想定されます。同じゾーンでも桜の木だけが著しく状態が悪いのは、樹木による寿命の差なのではないか?というのが僕の仮説です。

やっぱり寿命レンジに入っているような樹木は異常が出やすいはずなんですね。樹木も生き物だから、人間と同じです。弱っていきます。そして桜に限らず、すべての木には寿命があります。いつ植えられた木なのかは市の台帳を見れば分かるはずで、寿命のレンジに入っているエリアはあらかじめ把握できると思います。

本来は、通報を待つのではなく、そうしたゾーンを優先的に専門検査する仕組みが必要ではないでしょうか。寿命を迎えた木をすべて切る必要はありませんが、残すなら検査をしたうえで残してほしい。見た目が元気でも、内部が腐っていれば危険ですし、キノコのような腐朽菌は周囲の木にも感染してしまいます。

「できるだけ残す」という市の方針は理解しています。ただ、残すことと放置することは違います。本当に残したい木ほど、きちんと診て、手をかけて、安全に残すことが大切だろうと思います。中にはキノコまみれになっている木もあり、もう朽ちながら立たされているような状態のものもありました。専門的なことはわからないんですが、とても痛々しく感じて、木がかわいそうにも感じられました。

気づいた異変はすぐに伝える

職員の皆さんも手が回っていないのは分かっています。だから僕も、市内を歩く際にはただ歩くのではなく、なるべくチェックしながら歩いています。今回の桜の木も、別件で公園を調査して歩いているときに「たまたま」見つけたものです。

でも、細かなことでも気づいたら伝えて、対処してもらえればそれだけで市は少し良くなると思っています。市民の方も気づきはあると思うんですが、市民の方が直接伝えるのは大変なことも多い。だから僕らが気づいたことや、市民の方から相談されたことを自ら確認した上で市に伝える。これも議員の大事な役割だと思っています。

あなたの声を聞かせてください

市民のみなさんの声が市政をより良くするヒントになります。今回のテーマだけでなく、市政全般についてのご意見をお聞かせください。匿名で投稿できますので、ぜひこちらのフォームからお寄せください。

フォームはこちら