今日は民生文教常任委員会。

以下の議案、請願の審査を行っています。

種類番号件名
市長提出議案第66号芦屋市地域包括支援センターの職員に係る基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
第67号芦屋市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
第68号芦屋市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
第70号令和6年度芦屋市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
請願第8号教職員定数改善と義務教育費国庫負担率の引き上げをはかるための2025年度政府予算に係る意見書採択の請願書

議案書はこちら。

いずれも可決すべきものと決しています。

また、3件の所管事務調査がありました。所管事務調査の資料はこちら

  • 高齢者生活支援センターの増設について
  • 環境処理センター施設整備について
  • 放課後児童クラブについて

委員長なので発言は控えていますが、自身が発言したところを中心に書いときたいと思います。

環境処理センターについて

神戸との広域化を基本的には推し進めたいそうで。その上でパブリックコメントをしますよという内容でした。

パブコメの要領はこちら。市民生活部長は、賛成意見も反対意見も。心配事もバンバン知らせてほしいと言っていました。ということで、ぜひ多くの方のご意見をお寄せいただければと思います。

  • 募集期間
  • 令和6年9月19日(木)~令和6年10月28日(月)
  • 周知方法
  • 広報あしや9月号、市ホームページ、広報掲示板
  • 閲覧場所
    • 市ホームページ
    • ラポルテ市民サービスコーナー
    • 市民センター(公民館図書室)
    • 市民活動センター(リードあしや)
    • 図書館本館
    • 保健福祉センター
    • 潮芦屋交流センター
    • 市役所北館1階行政情報コーナー
    • 芦屋病院
    • 体育館・青少年センター
    • 環境施設課
  • 提出方法
    • 環境施設課窓口に持参
    • 郵送
    • FAX
    • ホームページ上の意見募集専用フォーム

環境効果も財政効果もあるとは思うけど

温暖化対策の一環として、なるべく広域化するというのはまああります。そして、芦屋市内に自前の焼却炉を作る必要がなくなるという観点から、財政効果もあると思います。市はしきりにそれを言います。それは否定しないです。あると思いますよ。

でも心配なのは、10年やそこらの話じゃないということです。今は芦屋市と神戸市の職員で建設的な話し合いができてるとのことですが、それが40年、50年後にも同じように対等に話ができる状態なのか。芦屋も神戸も、今現在行政に携わっている人は誰もいないです。そういう状況で、梯子を外されはしないかというところが非常に気になります。

焼却炉を放棄してしまった芦屋市は、神戸市に梯子を外されると路頭に迷います。生活における重要インフラでもあるごみ処理サービスが提供できなくなるというのは、市民にとっては取り返しがつかないぐらいの損失です。

答弁では「大丈夫です」って言ってたけど、それは今の話やん。数十年経過したとしてもちゃんと今の約束を守れるように、契約の段でしっかり詰めて文書で保障してもらわないと、それは不安でしかない。

反対意見も心配事も書いてほしいというけれど

市民生活部長は反対意見も心配事も書いてほしいと言ってました。でも、今回提供されるパブコメの資料はイイことばっかり書いてます。これ見た市民は「何も変わらないなら別にええんちゃう」って思っても仕方ない。でも、実際にはリスクもある訳で。ネガティブな意見も欲しいというのなら、そういうところもちゃんと書いてほしいです。

放課後児童クラブの業務委託事業者によるキャンプの話

業務委託を受けている事業者がお盆の期間にキャンプするという話の延長戦。状況については7月22日のブログ参照。

放課後児童クラブは公平な運営に努めるべき(民生文教常任委員会)

キャンプは不適切な方法で案内されたもの

教育委員会より、以下の点を教育委員会が承認したのは問題があった。反省してますという発信がありました。でも事業者から相談を受けて許可を出したのは教育委員会なので、事業者には責任はないとのことでした。

  • 保護者との連絡ツールであるメール(マ・メール)を使って独自事業を周知したこと
  • 委託を受けている学級を独自事業のお問い合わせ先としてチラシに掲載していること

7月22日の委員会でも、このキャンプは問題あるよっていう指摘をかなりやりました。それこそ集中砲火に近いぐらいの勢いで。でも、8月13日にはキャンプを敢行したそうです。参加者は34人。委員会が中止にせよとは言えないものの、もうちょい考えてほしかった。やってもうたら、もう言い逃れできませんやんっていう。

不適切な方法で案内されたキャンプで収入を得るのはアウトでは

同キャンプは1泊2日で27000円。うち、2000円は賛助会員費であると聞いています。具体の話は聞いてませんけども、賛助会員費として徴収したお金は、法人の収支報告に計上される費目でしょう。要するに、法人の財布に入っていくお金でしょう?これはとても不味いですよ。

業務委託を受けている事業者が、委託によって知り得た個人情報に対して営業をかけ、個人情報を収集し、法人としての収入を得た訳です。子どもたちのためだったので…みたいなこと言ってましたが、そういうことじゃないんですよ。じゃあ、他の部署でも、利用者のためなので個人情報を目的外使用して営業かけてよろしいか?って言われて許可出すんですか?って話。

個人情報を目的外に使用して案内出した時点でやばいのに、キャンプを敢行し、結果収入を得てしまった。更に問題を悪化させたねって感じです。

市長部局にも共有すること

教育委員会で発生したことだけど、芦屋市の組織内で起こったこと。自分たちが気を付けるだけじゃなくて、市全体に共有すべき事案だと思います。だから、市長部局にもちゃんと連携する必要があると言いました。

共有してますっていうような答弁でしたが、前回の委員会では「教育委員会でおさめる」っていうようなことを言っていたような気がするんだが、まあそれは置いておいて、芦屋市全体で再発防止に努めてもらいたいと思います。

反省してます、二度としませんだけは通じません

反省してます。二度としませんと言ってました。まあ、それは気を付けてもらったらええんですけど、再発防止策をやらないことには同じことをやってしまうと思います。それが人間。

今回は課長が相談を受け、課長が独自判断で決定した結果、問題を引き起こしました。上長への相談のみならず、報告も行わなかったそうですから。やはり問題です。

僕のイメージだと、こういう申し出については即答せず、組織の中で問題ないことを確認した上で承認するんじゃないのかなと思います。その辺をファジーにやり過ぎていたが故に生じたわけですから、再発防止策としてワンクッション置くようにするなどの工夫が求められると思います。

市内の学童利用者全員が参加できる夏の思い出を考えて

行ける子、行けない子が別れてしまうような今回のようなやり方ではなくて、夏の思い出をつくるための学童の行事を考えてほしいです。別に養父市のように遠いキャンプ場に行かなくても良いと思います。場所じゃなくて、みんなで行くのが楽しいんやから。