今日は市民センターにて行われた「芦屋の学童保育を考える集会」に来賓として出席しました。

なお、同日同時刻には芦屋市防災総合訓練というイベントが開催されていました。防災訓練もとても大事なことであることは間違いありません。なのでちょっと迷いました。ですが、防災訓練は市民向けのもので別に議員が呼ばれているものではないこと、また議員として、学童保育の保護者の皆さんのご意見をお聞きするほうが大事だと思ったので、こちらに参加させていただきました。

オンラインとのハイブリッド型

全国旅行支援が行われたりと、コロナ禍の影響も徐々に小さくなってきたかな?と思う一方で、第8波に入ったのではないか?と言われたりと、まだまだ油断できない状況ということで、今回の会はオンラインとのハイブリッド型で行われました。

僕は、オンラインでは聞きにくい場外での聞きたいなと思って会場に赴きましたが、参加者が基本小学生の保護者であることを考えると、第二子などで小さなお子さんなどもおられたりして日曜日は結構出づらいという人もいると思います。

オンラインなら参加ハードルも結構下がりますし、会場に行くのは難しいけどオンラインなら参加できるな…っていう人にも参加してもらえることを考えると、有効な手段だと思いますね。

意見交換について

以下のテーマについての意見交換が行われました。なお、芦屋市としては本当は「放課後児童クラブ」という名称になっています。でも今日の会のタイトルが「学童保育」となっていますので、整合性という意味で今日のところは学童と書きます。

  • 警報時の対応について
  • 延長保育の実施条件について
  • 教室設備について

警報時の対応について

台風など、時間経過にしたがって危険度が増すようなシチュエーションの場合はなるべく早く帰宅すべきだと思いますが、そうじゃない警報も結構多いです。

在級時に警報が出た場合、待機させてほしいという意見もありました。これ、学童に関わらず、小学校でも同じだと思います。警報が発令している間に下校させるほうが良いのか。待機させて、ピークを過ぎてから下校したほうが良いのか。ベスト判断は難しいから、機械的に下校させていますということだと思います。

それはまあ分からなくもないんだけど。でも例えば、通常の下校時間まで待機(学校なら授業、学童なら通常のカリキュラム)した後、下校する。徒歩での下校が危ないと判断したご家庭については保護者の方に迎えに来てもらったら良いんじゃないかなと。

学童を利用しているご家庭については、子どもに一人で留守番させるのは問題があると考えるから学童を利用している訳で。警報が出たから早くに返しますとされると、保護者は困ります。仕事をされているんだから、すぐには帰れないこともあります。

そういったことを考えるとフレキシブルに対応することもやっても良いんじゃないかなと。利用者目線でフレキシブルな対応をしようと判断した結果、仮に何らかのトラブルが起こったとしても、大きなクレームには繋がらないんじゃないかなと思うところ。

延長保育の実施条件について

希望すれば延長保育を利用することが可能ですが、芦屋市放課後児童クラブ条例施行規則では「新年度申し込み時点で5人以上の申し込みがあった場合に保育時間を延長することができる」と定められています。

(開会時間の延長)
第3条の2 市長は,毎年度当初において,開会時間を延長しての育成が必要と認める児童が5人以上の児童クラブについては,当該児童クラブの開会時間(前条第1項第2号の開会時間を除く。)を午後7時までとすることができる。

これは裏を返せば、申込者が5人に到達しなかった場合は延長保育が行われないことになると。昨今の利用状況を鑑みた場合、申込者が5人を下回るケースは実質的にはないそうです。だから、施行規則からこれは削除してほしいなっていう意見がありました。

確かに、あまりに少ない人のために延長となると人件費がかさみます。でも、急な仕事の都合で帰りが遅くなってしまうということも往々にしてある訳ですから、やはりこれについても柔軟な対応をしてほしいなと思います。

コストはかかるけど、保育所からの延長でニーズも高まりつつある事業である訳ですから、もう少し予算を引き上げてもいいのかな?と思うところでもあるんですよね。その分、まるっと市が持つということでなくて、受益者負担と言うことでも良いと思いますし。

教室設備について

特に精道小学校のひまわり学級については、定員を超過した状態で運営されています。保育所利用者も増えていますし、まだ少子化による減少カーブを描くには早いため、年々利用者が増加することも見込まれます。

特に昨今はコロナ対策もあるため、定員超過での運営は密をつくることにも繋がります。密によってクラスタが生じた場合、多くの利用者が困ります。

しかし、精道小学校内には場所がないという切実な問題があります。学童の教室は学校内で完結させるという方針は、利用者の安全面を鑑みた場合には理解できるものです。でも一方で、定員を超過して受け入れている状況は、それはそれで別の危険性を孕んでしまう痛し痒しな状況です。

確かに学校内で完結できるのが理想です。それについては学校との折衝を継続的に続けるべき。しかし、プランBとして、学校外というのも視野に入れても良いと思います。例えば、精道小学校の場合は近くに市役所や男女共同参画センターなど、公共施設があります。また、精道こども園跡地(今は打出保育所が使ってますが…)もあります。

精道小学校の小学校区は津知町や川西町も含んでいますから、西側に在住する子が西に移動する分については下校時と同じで大きな支障はないと思います。

かつて問題となった拠点校方式は、小学校区を超えて、車でないといけないところに移動することに問題があったと思います。小学校区の中であれば、そこの近所の子にはそっちに移動してもらうという考え方もなくはないかなと思います。

いずれにしても、子どもの安全を最優先に、柔軟な発想と運営をしてほしいなと思います。

時代の変化についていけていない感もある学童保育

僕が小学生だった約30年前は、もう少し大らかな時代だったように思います。いわゆる鍵っ子もいました。それは、地域コミュニティの密度が濃い時代だったから、隣近所のおじさんおばさんにも頼れるというところも大きかったのではないかなと思います。また、共働き世帯も少なかったから今みたいに教室が飽和してしまうということもなかった。

でも昨今、色々な危険があふれています。子どもが一人で留守番するのはやはり危険です。共働き世帯が急激に増えている社会情勢もあります。ちょっと今の時代に合わせたルールになってないんじゃないかな?と感じるところが多いです。

学童についてはニーズは高まりつつある状況ではあるものの、保育所と違って民間でのマーケットがあまり広がっていません。あー、厳密にはあるんですが、民間だと塾や習い事の延長だったりするので利用料がかなりお高くなるのと、児童福祉法における「放課後児童健全育成事業」とは厳密には違うよねというところで、ちょっと違うカテゴリになります。利用者的には、預かってくれたらそれでええねんってことかもしれませんが。

いずれにしても、民間の力はあまり頼れない状況下である以上、行政が頑張らないと仕方ない。といいつつも、結構古いルールにしたがって、がんじがらめになっている感じがします。新しい時代にアジャストできる柔軟な発想は入れられないものなのかな?と改めて感じました。