以前、政務活動費の執行にかかる住民監査請求が出ているよというお知らせをしました。

本日、その監査請求に関する監査結果が公開されましたのでフォローしておきます。監査結果については以下のとおり。

政務活動費に関する住民監査請求

「政務活動費の支出について、公私の区分が付かない備品の購入及び政務活動マニュアルの順守に疑義があるものが見受けられるので、実態調査を請求する」ということでしたが、結果としては請求は全て棄却されたとのこと。

内容について詳しく書くつもりはないんですが、気になることだけ。

名前を出すかどうかのルールがよく分からない

今回の監査請求の結果はA議員、B議員、C議員。名前が伏せられています。これだけ見たら、ふーん無記名なのね?って感じなんですが、過去の監査結果を見てみると、ちょっと違和感が。

政務活動費にかかわる監査請求は平成30年8月16日に出されています。そのときの監査結果は以下のとおり。

政務活動費に係る違法・不当行為に関する住民監査請求

このときの監査結果もいずれの請求も棄却されており、今回と同じ形です。そして文書中の「7 監査の結果-(2) 事実関係の確認」において、以下のとおり、もれなく議員の名前が出ています。

  • あしや真政会所属の畑中俊彦議員、中島健一議員、福井利道議員、松木義昭議員
  • 公明党所属の田原俊彦議員
  • 日本共産党芦屋市議会議員団所属の森しずか議員

確かに監査委員の顔ぶれは変わっているんですが、この辺の取り扱いルールは変わってないのでは?と思います。この時は隠します。この時は隠しませんというような運用をされると、前回名前出された人も出してほしくなかったって思うでしょうし、フェアじゃないです。ちゃんと出せばいいのに。少なくとも、過去の結果との整合性は取る必要あるんじゃないのかなと。監査委員の顔ぶれは変わったとしても、芦屋市の監査をするという監査委員の主たる業務は変わってないんだから。

それに。ここで隠しても、監査の資料にもなっている政務活動費の領収証はオープンになっていますから。ボリュームがあって全部見るのは大変ですが、領収証を全部見たら誰が対象なのかは大体分かりますよ。こういうのが市民の政治不信につながるんだから、ちゃんとそこは前例にしたがってオープンにすれば良いのにって思います。議員は公人で、個人情報とかはないってよく議会の中で聞く話ですし。

疑われる使い方はそもそも良くない

監査請求された市民は、議員を陥れるというような趣旨はないでしょう。見てる限り、市民感覚としては「おっしゃる通り」だと思います。

今回挙げられている支出は、少なくともうちの会派では認めない支出です。マニュアルでダメって書いてないから使ったらええやんってことではない。

市民から指摘された議員さん。名前は出てないけど、指摘された本人はわかってるから、すごく反省してほしい。疑わしい部分を残した時点で僕的にはアウトと思ってるので。

会派では厳しくやってます

うちの会派は議会の中でも厳しく運用していると思っています。今は二人なので、カチッとした文書にして運用してるんじゃなくて、口頭ベースでこれはアカンやろっていう話をしながら運用してます。ただ、もうすぐ改選になるから、ちゃんと文書化しておかないといけないなぁと思ってますけど。

政務活動費不正と言えば維新の代名詞ってぐらい、維新絡みが多いです。だから、芦屋市議会の維新会派からは絶対に不正は出したくない。今後、もし、維新の議員が不正とかやったら、僕は率先して断罪します。会派は数は欲しいけど、不正する奴は会派にも議会にも要りません。だからどんな人が議員になっても、悪いことできないように先手を打っておかないと。

一応、二人の中で共通認識として持っているのは以下の通り。いずれにしても、ファジーな要素はなくして市民に100%説明できるものに限定しましょうとしています。

  • バクっとしたガソリン代は認めない。
  • マニュアルでは「調査」の名目で1/2までの支出が認められています。 いやいや、公私の区別がつかないよ!っていうことで、全面禁止です。
    なお、例えば研修などで移動した際に公共交通機関の代わりに車を使ったということでのガソリン代については、レンタカー方式(出発前に満タンにし、帰ってきてすぐに満タンにしたときの領収証を適用)のみOKとしています。ただ、公共交通機関が使える場所の場合は基本的には公共交通機関を使ってねとしています。いずれにしても、市民に説明できないのはアカンです。
  • 携帯代、インターネット代は認めない
  • これも1/2まで使えます。でも、公私の区別つかないからダメ。ネットについては、自宅に引いてるものは家族も使うやんっていうことでダメ。
  • 新聞(一般紙)の購読は認めない
  • 一般の社会人の人が自腹で購読しているものを購読し「政務活動」と言い張るのは無理があるのでダメ。複数紙取ってる人もいますし、複数だったとしてもダメ。
  • 文具とか細かいのも認めない
  • シンプルにせこいなってことでダメです。公私の区別もつかないし、100円とか刻むような支出は自腹でいいじゃんって。
  • 個人ビラは認めない
  • 政務活動費の不正と言えばビラというぐらい、不正の温床。なので、個人でゴソゴソできる個人ビラはダメ。会派によるチェックの意味も込め、会派ビラのみをオッケーとしています。個人で市政報告をつくると、同じような内容になり、一個ずつ支出するのも意味不明というのもあります。
  • 電子機器等は買わない
  • 公私の区別付けられない高価な買い物は基本ダメ。

監査請求を受けたということを重く受け止めて、マニュアルの見直しを

監査委員からの意見は重たい。

政務活動費は議員の仕事のための経費である訳ですが、やはり透明性は重要だと思います。事務局も文書の不備とかはないかな?ぐらいのチェックはしてくれてますが、監査ではないので。だから政務活動費の支出については誰からも監査を受けていない…というか、監査を受けるスキームになっていない。

と言っても、21人全員のを監査するスキームをつくるのも大変。だからこそ、性悪説に立つぐらいの勢いでマニュアルをつくっていかないといけないなと。ちょっと芦屋市議会のマニュアルは性善説に近いところがあるんですが、昨今の問題を鑑みると性悪説に立たないと防げないと思っているので。