今日も本会議。昨日に続き、一般質問です。今日の登壇者は以下の通り。
No | 氏名 | 会派名 | 質問項目 | |
1 | 山口 みさえ | 会派に属さない議員 | 15 | 新型コロナ第7波から見えてくる課題について |
2 | たかおか 知子 | あしや しみんのこえ | 16 | 交通事故を防ぐための自動車への注意喚起 |
3 | 中村 亮介 | あしや しみんのこえ | 19 | 原油価格・物価高騰等に対する市の考え方について |
4 | 中島 健一 | 会派に属さない議員 | 20 | グリーフケア、遺族支援の取組について |
5 | 帰山 和也 | 公明党 | 21 | 住宅政策について |
6 | ひろせ 久美子 | 日本共産党芦屋市議会議員団 | 24 | 市民のいのちと暮らしを守るために |
気になるところを何点か。
地域別の税収
興味深い話として、地域別の税収の話がありました。敢えて名前は書きませんが、誰がどうみても、ここは豪邸ぞろいだよねっていう地域が芦屋にはあります。そういう意味では、地域格差と言いますか、地域別に所得の差はあるよなっていうのは芦屋市民ならわかると思います。興味深いっていうのは、なんというか、ゴシップ的というか、話のネタとしては面白い話だよねっていうところかな。
ただ。絶対に忘れてはいけないのは「芦屋市は地方自治体である」ということ。地方自治体の目的はそこに属するすべての地域と人に対し、様々な行政サービスを提供すること。そして、住民の福祉の増進を図ります。
○○地域は、税収が多いから。少ないから。という基準で以て投資の優先順位が決まるなんてことがあってはならない。市は、そういう基準で整備をしているのではなくて、市全体を俯瞰して、老朽具合とかを見つつ、優先順位を決めながら年次計画を立てながら計画的に整備を進めています。
地域の要望を行政に伝えることは有意義なことだと思います。しかしながら、僕たち議員は特定の地域の代表ではなくて芦屋市の代表。優先すべきは特定地域の利益ではなくて、芦屋市全体の利益です。もっと言うと、今と将来の芦屋のためですが。
確かに中核市とか政令市になると、一人の議員が俯瞰してみるには大きすぎるので難しいかもしれない。でも市域が狭い芦屋の場合、一人の議員が俯瞰してみることができます。僕が芦屋の市議にやりがいを感じる一つの要因でもあります。
家族を亡くしたあとの話
喪失感を体験した方をケアするグリーフケアの話が出ました。詳しくは書きませんが、僕は少し分かるつもりです。
喪失感を感じるのは、結構時間が経ってからだと思います。しばらくは、ショックっていうか、状況がよく分からない感じなんです。他に悲しみを共有する家族がいればマシだと思うんですけどね。 でも、藁にも縋る思いで宗教を頼る方がおられるのもよく分かります。そういう人に営業かけるのはマジ止めろやって思いますが。
ただ…例えば、お子さんを亡くされた方。多分、一番大きなショックを受けると思います。特に、事故や事件、災害で予期せぬお別れをされた方。流産や死産もそうですよね。
行政として、グリーフケアもしていかないと…っていう話でしたが、仮に僕が行政マンとして、その業務をやるとなっても、一体全体どうやればいいのか。そういう人を目の当たりにしたとして、かける言葉が見つからない。
というか、いたたまれなさすぎて、僕には声をかけられない。川崎市の幼稚園バスに放置されて亡くなった女の子の話が盛んに報道されていますが、あの事件の保護者の方の心情たるや、筆舌に尽くしがたいとはこのことです。
分かりますけど、分かりません。自分に置き換えて考えたらぞっとします。心の底から、遺族の方に寄り添って…っていうのはできるのかな。人間的感情があればあるほど、難しいと思います。
だからなのか、グリーフケアはお坊さんがやることが多いみたいですね。何でも言ってと言われても、そんなこと人には言えねえよってことがあるので。何となく、人知を超越してそうな感じがするお坊さんになら相談しやすいような気がします。行政の責任でやらないといけない領域なのかもしれませんが、実際には難しいなと感じました。
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