今日は民生文教常任委員会。以下の議案、請願、陳情についての審査が行われました。

種類番号件名
市長提出議案第39号芦屋市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
専決処分報告第3号令和4年度芦屋市一般会計補正予算(第1号)
請願第11号少人数学級推進と義務教育費国庫負担率の引き上げをはかるための2023年度政府予算に係る意見書採択の請願書
陳情第16号芦屋市大学等受験料支援金給付制度の対象大学拡充に関する陳情書
第17号「子どものために配置基準引き上げによる保育士増員を求める意見書」の提出を求める陳情書

結論としては以下のとおり。

議案全会一致で可決すべきもの
請願全会一致で採択
陳情いずれも「結論を得ず」

僕は委員じゃないので、気になるところだけ書いときます。

指定ごみ袋の利用を定める条例の制定(議案第39号)

令和5年10月1日から施行する指定ごみ袋についての条例制定。条例のポイントとしては、以下の点が挙げられます。

  • 燃やすごみと燃やさないごみは指定ごみ袋とする
  • ごみ袋の有料化はしない
  • 指定ごみ袋以外のごみ袋でステーションに捨てられている場合、収集しないこともできる

最後のがドキッとします。燃やさないごみは良いんですが、燃えるごみを放置されると悲惨なことになります。仮に、共働きの人が出勤前に出したごみだった場合、帰ってくるのは夜。燃えるごみが一日放置されると…。夏なら確実にえぐい悪臭を発する物体と化す。もしくはカラスの餌食となり、ごみが大散乱する。

いずれにしても近隣の人からしたら迷惑でしかないので、条例では収集しないこともできると謳っているものの、実際には収集せざるを得ないのではないのかな…と思います。

芦屋市はごみ排出量が多いって言う話

議論の中では、芦屋市の市民一人当たりのごみ排出量が多いという話がありました。数字だけ見たら、県内の順位とかは当然出てきます。芦屋の状況は下から数えた方が早い順位です。かなり長い年月同じことを言うてますが、それって芦屋市民の環境意識が著しく低いが故に発生している事象なのか?という疑問があります。

芦屋市は分別が少ないからや!ってことらしいですが、それもほんとかな?って。分別を増やせばごみの量が減るって言うのは、例えば僕の日常生活から鑑みるとちょっと当てはまらない。結局、ごみの消費量は生活様式に依存しますし、他の理由もあるような気もする。

少なくとも、ここに至るまで、深く納得できる原因を聞いたことがないです。なのでその辺はきっちり分析してほしいです。ここが間違ってると、見当違いの対応をしてしまうことになるので。

プラ分別の話

プラ分別の話もありました。いわゆるプラ新法が施行されたことで自治体もやっていかないといけないことなんですけど。世界的に見たらサーマルリサイクルなんてリサイクルちゃうわ!っていうことからやらざるを得ないことだと思うんですけどね。

でも、プラのリサイクルってめっちゃハードルが高いんですね。プラスチックの種類を混ぜてしまうと使い物にならないとか、油汚れがついてるのは使えないとか。制約がめちゃくちゃ多いため、世界的に見てもほとんどリサイクルされていません。

プラスチックは超便利な素材なので、それをゼロにしていくのは難しいと思います。なのでなるべく代替素材を使いながら、使わないようにしていこうという大きな社会の潮流がないと各家庭での努力でどうこうできる話ではないよなぁというのがあります。

だから、3R(Reduce、Reuse、Recycle)でもリデュース、リユースをしていってリサイクルには可能な限り回さないようにしようっていうのが肝です。リサイクルは非効率だしドエライ金がかかる、 そもそもできないものが多いしで、ここにたくさんまわってくる時点で負けです。

分別ってのは結局、最後の出口のところに繋がっています。プラスチックがここに来る時点で負けなんだよねって思います。分別日をつくると、CO2をたくさん排出するパッカー車で走り回り、更にCO2を排出するということにも繋がりますし。スーパーとかで集めてもらったりしながらする方がコスト的にも環境配慮的にも適当だと思います。

最終的には、CO2は発生するけども、燃焼させることで発生した熱エネルギーを回収し、有効に使おうよっていう趣旨のサーマルリサイクルしかないんちゃうかなって思うんですけどね。

指定ごみ袋の有効性

指定ごみ袋を導入したら、ごみ減量に繋がるみたいな話がありますが、それは違うかと。指定ごみ袋はただのごみ袋です。

ただ、日常のルーチンと化しているごみ捨てに一石投じるインパクトがあるのは間違いありません。自ずと、ごみ行政に対する注目も高まると思います。しかしながら、人は必ず慣れます。

指定ごみ袋と言っても有料化はしないですし、「芦屋市」って書いてるごみ袋を買うだけで、実は他は何も変わりません。指定ごみ袋導入!というニュースが鮮度を保てるのは多分そんなに長くない。

導入してからじゃあ遅いかなと。今から周知や啓発を強化して、とにかく分別に対する意識を向上してもらう。そのためのブースト機能だと思ってます。それでも、時間が経過すると多分、元に戻っていきますから。

ごみ捨てをきちんとして、サスティナブルな社会をつくるんだっていう考え方そのものを否定する人はほとんどいません。だから、せっかくの芦屋市の取り組みが中途半端な結果にならないよう、頑張ってもらいたいと思います。