今日は議会報告会。今回は初めてオンライン開催となりました。

オンライン開催に至った経緯

議会基本条例第10条において、市議会は議会報告会を開催するということを明示しています。

(議会報告会)
第10条 議会は、議会報告会を開催し、議会としての説明責任を果たすと ともに、市民との意見交換に努めるものとする。

条例にしたがい、基本的には年1回、議会報告会を開催してきていました。 ただ、近年はコロナ禍のために集会は控えるという時期が長く続いてきました。

また、議会としては、意見交換に主軸を置いた会を開きたいということで コロナ禍が続いている間は議会報告会の開催について、合意形成に至らず 2年間は開催を見送ってきた経緯があります。

今はコロナは少し収まっている感があります。なので、対面でもできたかもしれません。 ただ、議会報告会は前もって準備を進めているため、準備段階のときに、開催時期に コロナがどうなっているか?が全く読めませんでした。

せっかく開催の準備を進めていたのに、開催が難しくキャンセルとなると 色んな意味でもったいないため、キャンセルのリスクがゼロであるオンラインでの 開催を選択しました。この選択は極めて妥当だと思います。

テーマ選定が良かった?オンラインが良かった?結果としては多くの参加者

テーマに選定したのは『JR芦屋駅南地区再開発事業について』 恐らく、今、芦屋で一番ホットなテーマであり、多くの方の関心あるテーマだろうと思います。

それもあったのか、過去の開催時と比較しても多くの方が参加されていたように思います。 あるいは、オンライン開催による敷居の低さによって参加を決めた方がおられるのかもしれません。

参加を決めた理由については、今日の最後にとったアンケートを集計すると見えてくると思います。 オンラインの方が参加してくれるのであれば、今後もオンラインで…という判断もできるかも。 今年度はもう報告会を開催する機会がないだろうと思いますが、次回に生かすことができるデータになります。

ブレイクアウトルームにおける課題

会の流れとしては、前半にこちらから報告をし、その後、ZOOMのブレイクアウトルームという 機能を用いてグループディスカッションに移りました。ルームの振り分けは、ランダムというか適当というか、 ホスト側がエイヤーで。

僕が入ったルームでは議員が4人とそれ以外の方が6名という構成。 ですが、「今日は聞きに来ました」という方が圧倒的多数でありました。 今回の催しは「議会報告会」ですから、話を聞きたいというだけで参加される方も大歓迎です。

時間という誰にとっても超絶貴重な時間。しかも土曜日の日中という最上級の資源である時間を 市議会のために割いていただいているわけですから、お越しいただくだけで感謝しかありません。

ただ、市民と議員の意見交換の場において、聞くだけの方が多くなってしまうと 「市民と議員の」意見交換にはなりません。時間を持て余すことにもなってしまいます。

他のルームの話を聞いていると、意見交換したい人がたくさんおられて 「時間が足りなかった」という意見もありました。これは、参加者のニーズを把握しきれなかった 運営側たる議会の完全なミス。

オンラインという取り組みをやってみないと分からなかった反省材料だろうと思いますが、 ルームの割り振りについても、もう少し工夫が必要だったのだろうと思います。

上述のとおり、今年度、もうやる機会がないのかもしれませんが せっかくの反省材料ですから、次回以降にしっかりフィードバックできるようにしたいと思います。