今日は本会議。今日から3日間、一般質問です。 今日の登壇者は以下のとおり。
No | 氏名 | 会派名 | 質問項目 |
1 | 寺前 尊文 | 会派に属さない議員 | ◆協働によるまちづくりについて |
2 | 福井 美奈子 | 自由民主党 | ◆健康長寿の実現に向けて |
3 | 川上 あさえ | 自由民主党 | ◆市立学校の部活動について |
4 | 大塚 のぶお | 会派に属さない議員 | ◆新型コロナウイルス感染症第6波への備えについて |
5 | 米田 哲也 | 自由民主党 | ◆AEDの適正な配置と継続可能な人材育成について |
6 | 浅海 洋一郎 | 日本維新の会 | ◆小学校の児童減少と単式学級について |
7 | 中村 亮介 | あしや しみんのこえ | ◆市の機密情報や市民の個人情報を守る取組について |
僕は出番なしです。 詳しい話はそれぞれの議員さんが発信されるでしょうし、 気になるところをちょっと。
少人数学級の話
中学校においても、35人以下学級とすべきなんじゃないか?という主張だったかのように思います。 この主張については、総論としては賛成。
というのも。私立中学校の場合、試験によって特定の学力の範囲の生徒が集められていますが 公立中学校の場合は学力格差がかなりあります。そうした生徒たちをたくさん集めて 授業するっていうのは、極めて非効率的だと思うから。
今の状況なら、芦屋市単独でやらないといけない
ただ、今の状況ではそれはどうかな?という疑義もあります。 現行法のなかで、中学校でそれを実現させようと思うと、人の確保が必要になります。 一般市においては、公立の学校の先生の人事権は県にあります。芦屋市がそういう独自施策するから 人の増員よろしくーってな訳にもいかない。
独自で採用を…と口で言うのは簡単なのですが、芦屋市としては中学校教諭の人事をやってきてない訳です。 ノウハウがない。いきなり欲しい人材を見事確保できるかどうかは不透明です。 また、部屋の確保もあります。なので、エイヤーでできるものでもなく、それなりの時間が必要になる施策になります。
少人数にしよう!という潮流がある中で、独自対応を急ぐべきタイミングか
また、大きいのが外的要因。
3月31日に義務教育標準法の改正が参議院で可決され、小学校の1学級あたりの上限人数を35人とすることになりました。 学級編成の引き下げは、40年ぶりになるとか…。
今回の改正は小学校ということですが、少人数の方が良いよね! っていうのはある程度認められた説ですから、近い将来、小学校における改正が中学校にも波及するだろうな。 というのが容易に想像できます。
僕が議員になったときのように、国レベルではまったく具体化してない状況下なら、 教育を更により良いものにしていくため、芦屋市として検討してみようか!っていう議論もありです。
しかし、恐らく近い将来、国レベルでそういう話になるだろうな…っていうタイミングにおいて、 それなりのコストが生じる対応を地方レベルでやるのが適当か?というのはちょっと疑問が残るところ。 国に対して要望をあげるとか、研究の余地はあるとは思いますが…。
少子化が小学校に与える影響という話
将来的には、1学年が単学級になっちゃうんではないか?という話がありました。
芦屋市のHPにアップされている小学校通学区域図が一番視覚的にイメージしやすいんですが、 今の小学校配置は、立地的なバランスはよく取れています。 山手が広すぎるんですが、三条町の三条小学校は一度廃校になってしまったので…。
小学校の校区が地域コミュニティの大きな枠組みになっている部分もあります。 小学校の統廃合という話は、よっぽどのことがない限り発展しないとは思います。
ただ、地域によっては、本来の指定されている校区よりも、こっちの小学校の方が近くね? っていうところもあります。子どもの数を見ながら、校区の見直しとかは必要になってくるだろうなと思います。 今日の話ではそこまでじゃなかったですが。
学校の維持には、将来的な人口推計も必要だが、マンションがあると強い
ずーっと子どもの数を維持するという観点で言うと、やはりマンションが多い地域は強い。 戸建の場合、定住志向が強い傾向にありますが、マンションの場合はそうではないから。
マンションは嫌われてしまう傾向にありますが、市域の狭い芦屋市において ある程度、バランスの取れた居住者をキープするためには 戸建とマンションのバランスも大事なんだろうなと思います。 願わくば、もう少しファミリー向けのマンションが増えたら良いのになと。
チラシが入っている市内の新築マンションは、基本的に高級志向のものが多く、 若いファミリー層が気軽に手を出せる物件は少ないんですよね…。
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