今日は民生文教常任委員会。 以下の内容についての所管事務調査報告を受けています。

  • 市立幼稚園・保育所のあり方について
  • タブレットを活用した学校教育について

朝日ケ丘幼稚園跡地の認定こども園(私立)の開園が遅れてしまうそうです

「あいさいこども園」という私立の認定こども園が誘致される計画で動いています。 当初予定では、令和4年2月完成、令和4年4月開園というスケジュールでした。

ただ、令和4年3月完成という形で一度リスケ。 一度目のリスケでは、4月開園は死守できるということでした。

今回の報告では、それでも間に合わないわということで、 令和4年5月中旬完成、令和4年6月開園というスケジュールで再リスケするとのこと。

間に合わない理由は転石が出てきたため

駐車場のために掘り込んでいたら更に転石が300トン出てきたので、 撤去とかにも時間がかかるので、間に合いませんということだそうです。

再利用したらどうなんや?みたいな話も出ていましたが、掘ったら出てきたごっつい岩です。 就学前の子供たちが利用する施設には不適切だと思います。安全性という観点で。

だから、時間がかかること自体はしょうがないと思います。 土の中のものは掘ってみないと分からんというのが、今の技術の限界ですから、 あらかじめそれを捕捉しておくのは難しい。

バッファがあれば良かったが

そもそも論として、スケジュールがかなりタイトです。 地域的に、岩が出てくる可能性も結構高いよねという地域ですから、 ある程度のバッファを設けておけば良かったものを。という感じが否めません。

最終的には、工事主体者は民間事業者になります。 なのでそこまで細かくは指示できないものの、スケジュールの遅れが生じると困るのは事業者。 その辺はもう少し、うまくできたら良かったのになぁと思います。

2か月延期?1年延期?この差はめちゃくちゃ大きい

当初の見通しだと、工事が遅れた分、2か月の延期になりそうっていう話でした。

が、認定こども園の認可を出す兵庫県的に、年度途中の認可はちょっと…という話をされているようです。 これ、認可が下りないとえらいこっちゃです。認可があって初めて、認定こども園としてサービスインできます。

もし、年度途中に認可が下りないとなると「認定こども園として」のサービスインは1年後です。 1年の遅れって、もはや遅れとは言わない。利用者の立場で言うと、そんなに待てません。

利用者的にはズルズルされるのが一番困る

開園が2か月遅れるのは、総論としては困ります。 が、不幸中の幸いか、募集が今日からスタートという時間軸であるため、入所が決まっている人がいません。

遅れることを「承知の上で」申し込むのと、「入所が決まったあとに」遅れるのと利用者の受け止めとしては雲泥の差があります。 特に保育所部を利用される方からしたら死活問題です。 保育所部を利用される方は、復職のタイミングも絡んできます。復職タイミングも含めて 施設選定をしている訳ですから、後から開園時期を変えられるとめちゃくちゃ困ります。

今の段階では、物理的に2か月遅れるというのはある程度確定しています。 が、年度途中に認可が下りるか分からない。1年遅れるかどうかは分からないっていうのは 本当に困ります。

令和4年度開園が無理なら無理でも良いんです。利用者の立場としては、ここが良かったから残念やけど、 しゃあないから他を探すわっていうだけですから。

どこかで期限を決めてやるべき案件

一番あかんのは「頑張ります、頑張りますから!」ってズルズル進めて、 「やっぱ、年度途中の開園無理ですわ。ごめんなさい、1年遅れます」となること。

令和4年度の募集が始まった今であれば、別に路線変更はできますから。 例えば、10月いっぱいの期限で、県の認可OK、NGを決めてしまう。 期限までに認可OKの確証を得られない場合は、一旦、令和4年度の開園は諦めるでも良いと思います。

仮に、その後頑張ったおかげで、認可得られることになりましたーっていうなら、 臨時募集をかけたらいいだけのことだと思います。幼稚園部は難しいと思いますが、 保育所部については臨時で募集をかけても集まると思います。

総論としては、保育所が増えるのは良いことです。ですが保育所を探す保活は本当にシビア。 特にスケジュールのところはシビアになって対応してほしいと思います。