今日は総務常任委員会。 「職場におけるハラスメント防止について」についての所管事務調査を行いました。

委員会資料はこちら。 後日アップされる予定です。

先日、全体協議会で第三者委員会からの報告がありました。 その中で、市の取り組みについて色々と提言をいただいています。 その辺も踏まえながら、今後の対策をしますよっていうことで、 説明を聞いています。

なので、僕としては事案そのものについての話はせず、 これからの対策という観点で気になるところを確認しています。

指針の改定

とどのつまり、こういうところを改めますよという説明を受けています。 後日アップされる資料の中に含まれているものですが、とりあえず、 画像で先に展開しておきます。

文書名030517 職場におけるハラスメント防止について.pdf_ページ_1

今後の展開としては、ハラスメント対策指針を全面的に改定するとのことでした。 今日示された中で、個人的に良い改定だなと思うのは

  • 全職員に対しハラスメント研修を毎年実施する
  • 内部相談員のなかに、コンプライアンス推進室の職員が入る(複数人で面談)
  • 苦情処理委員会の体制に外部委員を含む

とかかなーと思います。 個人的には、発生後の対策も大事だけど、 そもそもの防止に力を注ぐべきだと思っています。

研修の頻度や対象者は具体的なルールに落とし込むべき

市として一番やらなければならないところ(防止策)の根幹である研修受講の部分。

改定前だと、実施の頻度、受講の義務付け、対象者についての明記がありません。 今は記憶も新しく、極めて敏感に取り扱っている案件です。でも月日が経てば、忘れてしまいます。 これは能力の多寡ではなく、人間ってそういうものだからです。

また、行政の場合、4年に一度、市長がガラッと変わる恐れもある。 これまで行政に一切かかわりのない市長が就任する可能性もあります。 その市長がハラスメント意識が高い方なら問題ないですが、低い方だったりしたら 結局もとに戻ってしまいます。

時間が経っても人が変わっても続けることが重要

人事異動が活発な職場ですから、運用で対応ではなく ルールで明確にしておく必要があると思います。月日が経っても、 人が変わっても、変わらず実施されるルールとして。

「会計年度任用職員、再任用職員、特別職も含めた全職員が毎年必ず研修を受講する」 ということが大事だろうと思います。毎年毎年繰り返しアップデートを繰り返すことで、 「ハラスメントは絶対ダメ」という組織風土が根付くと思います。

人事担当者単独による内部相談体制は、良くない

内部相談員は、人事を司る部署の課長さんが主担当でした。 しかし、内部相談員としての役割と人事課課長の役割を同時に併せ持つというのは なかなか難しいものがあると思います。ハラスメントの相談と人事の相談が 混合してしまう可能性があるからです。

今回の事案についても、人事での対応が必要と受け止めてしまっています。 これは職員の資質がどうとか、そういうことではなくてそういう体制だったということです。

内部相談はコンプライアンス推進室が窓口に

今回の改正では、コンプライアンス推進室が中心となって相談を行うということでした。 第一義的な窓口は人事課ではなくコンプライアンス推進室になります。

こうした事案については、人事を司る部署である人事課には相談しづらいよねという ケースが少なくないです。組織側でしょ?っていう認識もあるでしょうし。

また、ハラスメントの対応策としての人事異動が必要だろうけども、 「この人はキーマンだから」などの意思が働いてしまうと、必要な対応策が 敬遠されてしまうこともあると思います。

そうしたことを防止するという観点でも、市当局の部署とは一線を画した コンプライアンス推進室が矢面に立つというのはとても良いことだと思います。

議会もパワーあるんやでっていう話

ここまでは、職員の話です。この問題については、議会もエライ剣幕で市を失跡していた感があります。 大変大事になってしまった案件でもありますので、それはそれで必要でしょう。

第三者委員会の調査も終わりました。市の恣意的な隠ぺい工作の類は認められず、 体制不備、アンテナの不調などが原因ということでした。

なんでそういうことになってしまったのか?というところについても、 ハラスメント事案に明るい弁護士の方々である第三者委員会から指摘すべき点として 提言をいただいています。今さら議会が原因追及云々することでもないと思います。

パワーがあることを自覚し、自らにも厳しくあるべきだろう

しかしながら、芦屋市からハラスメントを撲滅するんだっていうことだと、 見方によっては市長副市長以上のパワーを持つ議会を放ったらかしというわけにはいかんでしょうと。

実際問題、市職員に対して実施したアンケートでは、 少なからず議会からのパワハラがあったことを示唆する結果が出ています。 「職員だけの話」ではありません。

市に対してかなり厳しく追及していたのに、自分に甘いということでは困ります。 市議会としても第三者委を立ち上げ、事実の確認をしておく必要があるだろうと思います。