今日は決算特別委員会。 3日目の今日は、総務常任委員会の所管事務を審査する総務分科会。 ようやく出番となりました。

今日の審査対象

今日の審査対象は以下のとおり。 一応、全費目の審査を終えました。 18時終了。職員さんも残業ですね。申し訳ない。

会計区分費目
一般会計1款 議会費
2款 総務費
9款 消防費
12款 公債費
13款 諸支出金
30款 予備費
特別会計公共用地取得費特別会計
打出芦屋財産区共有財産会計
三条津知財産区共有財産会計

今日のまとめ

一応、多岐にわたって質問をしていますので 質問内容を書いておきます。簡単な答弁もいただいていますので、 その辺も合わせて書いておきます。

質疑は基本的に、最終的には「要望」という形で締めています。 要望については、後日、委員長報告の資料として提出されることになりますので、そこで紹介します。

消防費

NET119システム業務委託料について(決算額:94万6000円)

必要とされる方の登録数はどれぐらいか?
320人中、40人が登録済み。
100%登録が望ましいが、そうした数値目標を以って啓発に臨むのか?
100%登録が望ましいのは確かだが、メールでの119番など他のサービスもあるため 市民にとって使いやすいサービスを活用してもらうことを考えている。

119番受信状況について

前年度と比べて問い合わせのための通報は減っているが、緊急性のない119番受信件数は増えている。 平成31年4月から開始した「#7119」によって、このあたりの数字は改善されるものと思っていたが どのように受け止めているか?
トータルとしては119番受信件数は減っており、負担は軽減されているものと考える。 サービスと受信件数の因果関係については今後検証は必要だが、当面は所管課である健康課、 サービス提供元である「救急安心センターこうべ」と連携しながら更なる周知に努める。

総務費

歳入(利子及び配当金)について

予算に対する達成度が約50%に落ち込んでいる。要因は何か?
財政基金のうち、10億円を用いて金銭信託をしている。 この配当について、予測を下回ったため。
予測が下回った要因は?
外貨建ての金銭信託をしている。為替が絡むため、正確な予測ができなかった。
金銭信託の予定金額に到達したあとの財政基金の運用は、同じように金銭信託するのか?
基金残高も関係するので、今のところ具体的には検討していない。

光学文字読取システム更新業務委託料について(決算額:391万2700円)

OCRについて、RPA連携も視野に入れた更新となっているか?
今のところ、検討していない。

研修業務委託料について(決算額:497万7320円)

研修についてそれ相応のコストが投じられているが、その割には受講率が低いのではないか?
基本的には、部屋のキャパに応じた定員設定にしている。大規模人数を収容できる場所を提供できていないため 参加人数が少なくなっている。
研修受講によって、何らかの気づきがうまれる。 受講義務がない研修についても、少なからず受講してもらう仕組みづくりをする必要があるのでは?
研修計画を策定し、現状を改善したいと考えている。
昨今の新型コロナウイルスの影響で、対面での研修に課題が生じている。 Zoomなどを活用し、自席で研修受講できるオンライン研修についても検討すべきだと思うが、 何か検討しているか?
導入できないか、試行をしている。

人事評価システム業務委託料について(決算額:179万6500円)

全職員が評価対象になっていないが、いつ全員が対象になるのか?
技能職など、上長が近くにいないケースがある職員についての導入が遅れている。 早期の整備が必要であるという問題意識は持っている。
総合計画の上流にある、芦屋市としての経営理念の浸透を図るためのツールとして活用した方が良いのではないか。
芦屋市の最大の目的は芦屋市民憲章の実現であると考えている。 全職員に徹底できるよう、取り組んでいく。

予約管理システム改修業務委託料について

現状のシステムだと、Webでは仮予約に留まり、完結できない。 Webで予約した後に改めて施設に行かないといけないようなシステムだと意味がないのではないか。 改修において、この仕様は改められるのか?
一つのシステムを複数部署で共有している関係で、Webだけで完結させるのは難しい。

芦屋市制80周年記念映画制作負担金について(決算額:1000万円)

コロナ禍の影響で撮影が延伸しているが、プロジェクトがとん挫するということはないのか?
制作会社と協議しながら、上映までこぎつけるようサポートする。

バックアップデータ遠隔地保管負担金について(決算額:16万9000円)

サーバイメージを保存したテープを遠隔地で保管するのはデータ保持の観点では妥当。 しかし、災害時などの復旧を想定したBCPの観点ではどうか。災害時の場合、遠隔地からの 移送自体、支障となりうる可能性がある。 現状、実機サーバでの運用が主となっているが、クラウドサーバでの運用は難しいのか。 クラウドサーバの場合、データ保持についてはデータセンターの責任で担保される。
費用面で比較しながら、より効率的な形での運用を考える。

芦屋市市民提案型事業補助金について(決算額:30万円)

平成29年度から開始した事業だが、平成30年以外は補助金を満額使用している。 ある程度ニーズが高い事業であると言えるのではないか。今後の事業展開について、どう考えているか?
有効性は認識しており、令和2年度については予算規模を大きくして対応している。

防犯カメラ設置費補助金について(決算額:66300円)

予算では40万円確保しており、8万円の満額補助が出たとしても5件までは利用できるが 決算実績では補助申請件数が少ないのではないか。要綱を見る限り、まちづくり防犯グループが活用できる 補助金と定められている。各町で防犯グループが結成されているが、全ての町において機能しているのか?
町によって活動量に温度差はあるが、概ね活動してもらっていると認識している。

歳入(法人税)について

法人税割が前年から5000万円ほど増えている。要因は何か?
特定法人の施設数が増えたことによる増額になっている。
テレワークが進み、大阪へのアクセスの良さというアドバンテージが薄れてしまうと 今後、法人税は減ってしまうのではないか?という懸念があるが、どう考えているか?
法人税の規模自体、大きなものではないので税収面で大きなインパクトがあるとは考えていない。

歳入(固定資産税)について

前年度から2億2000万ほど増えている。事務報告書を見ると、 家屋の増加が大きいように見える。古い物件が新しい物件に変わったために増えているのか?
法人の大きな施設が増えたことが大きい。
近年、市内の新築マンションが増えている。今後は固定資産税についてはまだ伸びしろがあると思っておいて良いか?
固定資産税は安定した税収であるので、大きな変動があるとは考えていない。

歳入(土地売払収入)について

予算に対して大きく実績が下回っているが、市営住宅跡地の売却が不調に終わったことによる影響か?
そのとおり。
今後、売却の見込みはあるのか?
物件に対する照会もある状況なので、なんとか売却に繋げたいと考えている。

コンテンツマネジメントシステム改修業務委託料について(決算額:419万1000円)

SEOとかホームページのユーザビリティを意識した上での選定も必要となると思うが、 継続的に利用するという理解で良いのか?
アクセシビリティなどを意識しながら検討している。

ラポルテ市民サービスコーナー業務委託料について(決算額:1416万6000円)

市役所の開庁と重複した時間帯に市役所と同じ機能を有した施設を置いておく必然性が分からない。
山手地域の高齢者の中には、市役所は遠すぎるという意見もある。
そういう人もいると思うが、証明書発行は毎日活用するものでもない。 1000万以上の予算を投じて徒歩10~20分圏内に同じ機能を持つ施設を二つ持っておく必然性が理解しがたい。
極論を言えば、全国民がマイナンバーカードを持つようになれば証明書業務そのものも不要になる。 今すぐということではないが、中長期的には規模を縮小していく方向で考えている。

公共用地取得費特別会計

歳入(市有地使用料)について

総合計画では「活用可能な市有地の活用率」についてR2年度で100%を目指しているが、 実際は80%台を推移している状況である。残り1年で活用率100%に到達する見込みはあるのか?
時間貸し駐車場に使用していた土地の返還などがあり、100%に到達していない状況。 100%目標で動いているが、相手方も必要になることなので、必ず達成できるかは分からない。