今日は総務常任委員会。

以下のとおり、専決処分報告が2件と市長提出議案が4件と議員提出議案が1件。 そして所管事務調査の報告が1件。ボリューム的にはそこまで多くないかなと思ってましたが 終わったのは18時前。まあ、僕も長くなっちゃったので仕方ないか(笑)

それぞれの議案の詳しい内容についてはこちら

種別番号件名
専決処分報告第1号芦屋市市税条例の一部を改正する条例の制定について
第7号芦屋市市税条例の一部を改正する条例の制定について
市長提出議案第38号芦屋市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第39号芦屋市市税条例の一部を改正する条例の制定について
第42号芦屋市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について
第43号令和2年度芦屋市一般会計補正予算(第3号)
議員提出議案第10号中国公船の尖閣諸島領海侵犯に対し警備監視体制強化と日本漁船の安全操業確立を求める意見書

議案については全部書くと多いので、興味があるところ(≒発言したところ)を中心にピックアップします。 なお、いずれの議案についても「可決すべきもの」と決しています。

第43号議案

補正の内訳は以下のようになってます。

0101

大きな要素は学童

大きな要素は放課後児童クラブ。いわゆる学童保育です。 新型コロナウイルスの影響で密を避けるという目的のため、過密状態である 山手小と宮川小については近隣の幼稚園(西山幼稚園、宮川幼稚園)の空き教室を使って 学級を開設するというもの。

コロナ対策での流れを機に、拠点校方式の解消が必要

狭い教室にたくさんの児童が入る構図は避けないといけません。 コロナ対策というところは当然やる必要があります。それ自体は問題なし。 ただ、個人的に放課後児童クラブの最大の問題は「拠点校方式」だと思っています。

山手小で超過した場合は岩園小学校へ。宮川小学校で超過した場合は浜風小学校へ。というように 拠点校と言われる学校に移動して利用してもらう形で対応しています。

宮川小⇔浜風小はともかく、山手小⇔岩園小はかなり距離があります。 大人でも歩いて行くのはしんどいです。明らかに離れすぎた学校に移動するというのは 緊急時のことを考えるとあまりにリスクが大きいと思います。

従前から、小学校内に増設するのがベストだけど、 難しい場合はせめて歩いて行き来できる同一小学校区内に増設する必要があるでしょう! ということは言ってきています。これは教育の質云々というところよりも リスクマネジメント的感覚で言っています。

小学校から近い幼稚園で対応可能なのであれば、拠点校方式の早期解決を図るべきだろうと思っています。 答弁はのらりくらりとかわされましたが、ここはなるはやで対応してほしいところです。

所管事務調査(行政改革)

令和3年以降の行財政改革の案が示されました。 もともと、現行のプランを令和3年まで延長する予定でしたが、人口減少社会等を受け 1年前倒しで進めるということになったそうです。

令和3~7年の行革方針は、『持続可能型』。 10年間の効果額として、40億円を目指すとのこと。

ただし、平成15年行革のように市民サービスを容赦なく廃止していくやり方ではなく、 市民サービスを維持しながら効率化などにより効果をあげていく。 個人的に、これからの芦屋市に必要な方向性だと思っており、議会でも度々口にしてきた 方向性とほぼ同じ方向性が報告されました。

効果額を出すための方針

目標達成のため、以下の基本方針と取組方針を掲げるそうです。 個人的な考えに近いところだったので、スッと落ちました。

  • 未来に向けた公共施設等の最適化
  • 前例に捉われない業務効率化
  • スクラップの徹底
  • 資源と連携を活かした歳入確保・歳出抑制

この辺には思うところもあり、ちょっとだけ熱く議論を交わしました。 いずれにしても、削減ありき、効果額ありきで進めるのではなく、 「あるべき論」の積み重ねの結果、効果額が得られた。というスキームで進めてもらいたいと思います。

議会も改革が必要。環境も意識も

行政は聖域なき行革。平成15年行革よりも更にレベルを上げた行革に取り組むと強い意志を示されました。 僕ら議員は、行革とは一線を画した立ち位置だと思います。だけど、芦屋市のバリューを更に向上させる建設的なサジェッションをしなければならないなと。ただの市民代表と言う立ち位置ではなく、 将来ビジョンを描く、経営者的視点も必要です。個人的に、今期は特に課題解決を意識して取り組んでるつもりなんですが、更に研ぎ澄まさないとダメだなぁ。