今日は建設公営企業常任委員会。 以下の議案と請願の審査が行われました。
種類 | 番号 | 件名 |
---|---|---|
市長提出議案 | 第75号 | 芦屋市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について |
請願 | 第3号 | 「マンション管理の適正化の推進に関する法律」の周知等に関する請願書 |
議案と請願の詳細についてはこちら。
なお、結果としてはいずれも全会一致で可決(採択)すべきという結論になりました。 気になるところだけちょっと触れておきます。
請願について
密かに紹介議員になっていました。 個人で紹介議員になったというよりも、概ね全会一致のような雰囲気のなか 複数の会派から紹介議員が出ていたという感じです。
紹介議員は委員と相対する理事者席に着席しますが 慣れない景色にめちゃくちゃ緊張します。
請願の内容
請願項目として、以下の2点が挙げられています。
- 「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」における区分所有者の責任の内容について、 市民がさらに関心を持つように広報を行い、住宅課など市関連行政窓口が周知徹底を実施すること。
- 管理組合同士の情報交換の場としてさらに「横のつながり」が生まれるように市として対策を講じること。
戸建住宅の場合、所有者は当事者意識を持って管理します。 ただマンションの場合、管理会社や管理組合に丸投げしてしまって 当事者意識を持たない区分所有者も多いようです。
市としては、その辺の啓発としてマンション管理セミナー等を実施していますが 周知が弱いのか、400旨を超えるマンションがあるのにも関わらず 20棟ぐらいのマンション管理組合しか参加がないとのこと。
芦屋も半分以上がマンション居住者です。請願の趣旨は正に、 良好な住環境を標榜する芦屋市としてはしっかりやっていかないといけないところです。
議会全体の意見として
今回は請願という形式なので、議会全体の意見として行政に働きかけることができます。 一般質問等で個別に取り上げるよりもインパクトのある働きかけになります。 結局、個人の所有物のところの話になりますから、行政ができる範囲には限りがありますが 良好なマンション管理を進めてもらうための手助けはできると思います。
所管事務調査
今日は以下の2件の所管事務調査報告がありました。
- 都市施設の整備に関する基本方針等について
- 南芦屋浜及び宮川における高潮対策について
資料はこちら。 現時点ではアップ無いですが、後日アップされると思います。
都市施設の整備に関する基本方針等について
芦屋には、都市計画道路とか面的整備など、莫大なコストがかかる計画が色々と眠っています。 まあ、コストもかかるしねぇ…。ということで長い間棚上げされてきた計画たちです。
とりあえず、今のまま置いておいても着手していくのも難しいし優先順位をつけましょうと。 色々な評価で以って優先順位付けの計画を練ってきましたが、このたび、優先順位が決まりましたと。
そして、その優先都市計画道路についてのパブリックコメントをします。 ということで説明がありました。
優先道路について
優先順位高の計画道路は以下のとおり。
- 稲荷山線
- 山手線
稲荷山線は、阪神打出駅周辺の立体交差や面的整備も絡みます。 駅周辺はかなり狭い道路もあり、緊急車両も通行できない道路も多いです。
また南北の動線という観点でも、JR以北に行けそうで行けない道路になっています。 JR以北に行こうとなると、もっと西に行く必要があります。ただ現状でJR以北に出られないものの 交通量が多い道路になっていて、打出駅周辺の踏切のせいで朝とかは尋常じゃない交通渋滞を引き起こす 道路でもあります。まあ、課題の多い道路です。
山手線は、山手幹線も開通した今、いるかしら?という気もする道路。 ただ、精道奥山線から東に流れる車が通行する道路が無い状態で、夕方のお迎えの時間帯とか 阪急の線路沿いの細い道路にかなりの車が流れている状態でもあります。
お金があるなら…
優先順位を決めたとして、いつ事業が進むのだろうか? 僕が現役の間に決まるのだろうか?という危惧があります。 これら2本の道路の事業を実施する場合、いったいどれぐらいの規模の事業になるのかは分かりませんが、 とにかく膨大なコストがかかりそうなのは確か。
お金に余裕があるのなら、絶対に有益な事業です。 でも、芦屋の財政力でこれらの大型事業をこなせるのだろうか。 財政的に厳しい時期が来そうですが、なんとか乗り越えて、より良い芦屋を 創れたら良いなぁとは思います。
南芦屋浜及び宮川における高潮対策について
昨年発生した台風21号では、南芦屋浜と宮川周辺での水害が発生しました。 国県が連携して行われた原因調査の結果もある程度クリアになったとのことで、 再発防止策としてのハード整備が行われているところです。
工事をやっているのは知っていましたが、どんな感じの完成形になるのか? をあまり分かっていなかったので、今日の資料でイメージ図が示されて良かったです。
なんでも、川や海が見えないのは良くない!ということで、 一部アクリル板の壁になるところがあるようです。
…水辺ってすごく汚れそう。水垢とかで。 汚れたら見えないし、経年で却って見栄えが悪くなるんじゃないか… と思ってしまいます。県のお金と県の責任で行われる工事なので文句言えないですけど。
ただ、ハード整備が完了するとハザードマップも変わってくると思います。 南海トラフ地震が発生すると浸水被害が出る地域があるのは仕方ない部分があると思いますが 浸水被害の地域が少しでも減れば良いなと思います。
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