今日は本会議。一般質問の初日です。 質問した議員は以下のとおり。僕も登壇しています。

No氏名質問項目
1松木 義昭◆本市におけるAIの導入について
◆インフルエンザ・風疹対策について
◆生涯現役社会の実現に向けて
2寺前 尊文◆山中市長の政治姿勢について
◆台風21号からどのような教訓を得たか
◆高潮による浸水被災者への支援は
◆停電への対応について
◆港湾施設の整備計画着手を求めよ
3中島 かおり◆文化行政について
◆ごみ行政について
◆防災とまちづくりについて
◆手話通訳の充実について
◆JR芦屋駅南地区再開発とまちづくりについて
4山田 みち子◆環境政策について
◆環境に配慮した水道経営について
◆六甲砂防事務所の堰堤工事のための地質調査に関する問題点について
5平野 貞雄◆来年度予算編成にあたっての基本点について
6大原 裕貴◆作業単位のコスト算出による執行体制の見直し及び業務の棚卸しについて
◆AⅠやRPAの導入による負担軽減について
◆健康ポイント制度の導入について

2番目に登壇された寺前議員の通告の中で、山中市長の進退を問うものがありました。 さすが注目度が違います。午前中はマスコミも傍聴者もかなりたくさん来られており、 独特な雰囲気の中で執り行われました。

山中市長は、来年4月に行われる市長選挙には立候補されないそうです。 日曜日に突如として掲載された神戸新聞の記事と同じ。

僕は新人ですから芦屋市長は山中市長しか知らないので、他の市長さんとの比較はできません。 ですが僕が任期中に拝見していた姿、これまでの実績を見ると、 トータルとして良きリーダーとして芦屋市を引っ張ってくださった市長さんだと思っています。 今日の答弁で、新聞とは違う見解を伺えるのではないか…と思っていました。 まだまだ道半ばの大きな事業もあり、残念です。

ただ、残念ですが山中市長ご自身のご判断。 付き合いの浅い僕がとやかく言うのは控えたいと思います。

一般質問について

他の議員さんのやり取りについては、他の議員さんが発信されると思いますので そちらにお任せして、僕は自分の質問の要旨についてご紹介します。

質問に対するレスポンスですが、概ね前向きなご答弁をいただいたものと認識しています。 ただ、間違っていてもダメなので、答弁については音声データを確認した上で 後日、そっと追記したいと思います。

今回、上述のとおり、以下の3点について通告をしています。

  • 作業単位のコスト算出による執行体制の見直し及び業務の棚卸しについて
  • AⅠやRPAの導入による負担軽減について
  • 健康ポイント制度の導入について

行革についての通告が多いです。 市民サービスの向上のため、色々な新規事業をするのも良いですが、お金には限りがあります。 歳入を増やす努力と無駄な歳出を減らす努力はパラレルで行う必要があると思っています。 なので、一見市民サービス云々とは関係ないように見えて、とても関係しているものだと考えています。

これまでも、新規事業を提案するにしても、期待できる成果を示しながらも なるべく低コストで実施できるような提案をしてきたつもりです。その姿勢はこれからも変わりません。 聞こえの良い政策だけしか言わない議員にはならないよう、気を付けていきたいと思います。

作業単位のコスト算出による執行体制の見直し及び業務の棚卸しについて

背景

  1. 効率的な行政運営の必要性
    • 人口縮減時代と少子高齢化社会が到来することで、人は減るが仕事は増える。
    • 平成32年度に会計年度職員制度という人件費に係る大きな制度改正がある。
  2. 効率的な要員配置、予算配置
  3. より効率的な行政運営を進めていくためには、業務量を定量的な形で見える化し、 効率的な要員配置、予算配置を進めていく必要がある。

質問概要

業務のうち、作業単位での稼働時間を記録することで作業のボリュームを定量的なデータで以って算出。 効率的な運営のための計画策定に活用していくことはできないか?

AⅠやRPAの導入による負担軽減について

背景

  1. 業務自動化の技術導入の潮流
  2. マンパワー不足の解消、働き方改革の推進という形で AIやRPAなどの業務の自動化の技術を取り入れている自治体が増えている。
  3. 過渡期であるが故の導入コスト
  4. 民間企業においても有効な活用について試行錯誤している段階であり、 導入にかかるイニシャル・ランニングコストは決して小さいとは言えない。
  5. 導入による効果
  6. 問い合わせ業務等に活用されているが、職員の問い合わせ業務がゼロになる訳ではない。 また、問い合わせ業務が職員の主たる業務と言う訳でもない。

質問概要

導入による効果があることは間違いないが、費用対効果としては疑問が残る。 費用対効果を意識した導入を考えていくためにも、今の段階で率先して導入していくのではなく 官民問わず、先進事例の研究等、情報収集に努めた方が良いタイミングなのではないか。

健康ポイント制度の導入について

背景

  1. 積極的な健康増進を促すための効果的な施策
  2. 様々な自治体で導入されている。県下でも先行して実施している川西市においては 健康分野の数値が改善されている効果が出ており、実施の有効性が認められている。
  3. 組織横断的な取組みに繋がっていく可能性
  4. 健康増進のみならず、行政の様々な行事やイベントへの参加を促す仕組みとして 機能していくことが期待される。
  5. 既存の仕組みを利用した先進事例
  6. 高砂市のように、電子マネーを活用することで 事務作業量を減らす取組みをしている自治体も存在している。

質問概要

健康ポイント制度を試行的に取り入れていくことはできないか。 また、事務作業量の増加を抑制するためにも、電子マネーなど既存の仕組みに乗っかる形での 実施を進めていくことは考えられないか。