今日は総務常任委員会の視察2日目ということで、岡山県岡山市にて「持続可能な社会づくり~岡山ESDプロジェクト推進事業~」について説明を聞きました。
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ESDとは、文科省のサイトに書かれている内容によると、以下のような内容を指しているとのこと。

ESDは、Education for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されています。

現在、世界には、環境・貧困・人権・平和・開発といった様々な地球規模の課題があります。E ESDとは、地球に存在する人間を含めた命ある生物が、遠い未来までその営みを続けていくために、これらの課題を自らの問題として捉え、一人ひとりが自分にできることを考え、実践していくこと(think globally, act locally)を身につけ、課題解決につながる価値観や行動を生み出し、持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。

つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です。

なんか難しいことを書いていますが、要するに以下のようなことを謳っていると理解しました。

  • 色々な課題を「自分の問題」だと主体的に捉える
  • 課題解決のための方法を考える
  • 課題解決のための方法を実践する力を身につける

なので、何か新しい事柄をお勉強しないといけないという性質ではないそうです。実際のところ、岡山市では市内37箇所もある公民館を拠点として、環境や福祉といった地域課題について、学びと実践の取り組みをされているとのこと。

芦屋市でも、公民館講座などにより学びの機会を設けています。なので公民館を拠点として、地域課題についての学びと実践を行うということは特段変わったことではありません。

岡山市さんと芦屋の取組み、何が違うのか?というのは、地域の大人だけで無く、地域の小学校~大学までの学校や、NPOなどが連携して学びと実践の取り組みを行っているということなんだと思います。

芦屋市には公民館は一つしかないので、岡山市のような公民館を拠点として各地域ごとに問題解決に・・・というのは難しいかもしれません。また、各小学校ごとにコミュニティができあがっている状況がありますので、これをどうするか。持続可能な社会づくりを進めていかないといけないのは間違いありませんので、しっかりと検討していきたいと思います。