今日はホテル竹園にて「第2回 日台交流芦屋の会総会」が行われたため、会員の1人として参加。

総会が始まる前に、台湾についての講演をいただきました。その中で特に興味深かったのが「台湾のテレビ局は100チャンネル以上存在している」ということ。単純に多さにびっくりするというのもありますが、注目すべきはニュースひとつ取っても局によって報道内容に対するスタンスが大きく異なっているということです。

どの報道を信じれば良いの??ってなりそうですが、それが良いんです。台湾の人は、報道局によって政治的なスタンスが違うことを理解しています。だから報道局によるバイアスを差し引いて報道を受けとめるそうです。偏向報道や誤解を招く表現によって振り回されることもないですし、自身のスタンスと近い報道局を自ら選ぶことができます。日本の場合、基本的には同じことを報道します。が、実際には微妙に局によってニュアンスが異なります。なので情報を受け止める側が気を付けなければ、振り回されてしまう恐れがあります。日本の報道局も、自身の立ち位置を表明した上で報道してほしいです。

今の日本は鎖国状態では無く、国際社会の中の一部として存在しています。なので、異なる文化を持つ外国との交流を進めることはとても重要。異文化に触れることで、学ぶことはたくさんあります。

芦屋では、民間レベルで台湾との交流を進めようと交流会が立ちあがっています。まだ立ち上がって1年しか経っていない小さな会ではありますが、市民自らが国際交流を図ろうとする心意気が素晴らしいと思います。

芦屋市は国内で唯一の国際文化住宅都市です。細かいんですが、他は国際文化観光都市です。これからも国際交流を進めていき、芦屋らしい国際色も含んだ住環境を築き上げていきたいところです。