芦屋市議会議員 大原ゆうき活動報告

芦屋市議会議員、大原ゆうきの活動内容などを記したブログです。 日本維新の会、兵庫維新の会所属です。

カテゴリ:芦屋市議会 > 建設公営企業常任委員会

今日は建設公営企業常任委員会。「台風21号における被害と対応について」という 所管事務調査が行われることになったので、急きょ開かれました。

委員会資料はこちら

詳しい話は委員会資料に任せたいところですが、 アップまで時差があるので、少しだけ触れておきたいと思います。

被害状況について

人的被害

死傷者についてはゼロ

物的被害

No種別発生場所原因対応状況
1公園トイレの内部破損涼風町4街区台風によるもの対応中
2護岸柵破損涼風町4街区他台風によるもの対応中
3倒木東芦屋町14街区台風によるもの対応済
4マンホール周囲の舗装の浮き上がり岩園町6街区台風によるもの対応済
5舗装の破損西蔵町7街区台風によるもの対応中
6塀の倒壊浜芦屋町6街区台風によるもの対応済
7塀の倒壊南浜町10街区台風によるもの対応済
8物干しスペースの屋根の落下松ノ内町5街区台風によるもの対応済

冠水、浸水

No町名道路冠水床上浸水床下浸水合計
1呉川町9件20件29件
2西蔵町1件21件22件
3涼風町17件154件171件
4南浜町0件76件76件
5大東町0件1件1件
  27件272件299件
  • 件数については調査中。
  • 市内アンダーパスの冠水は6箇所。

火災等

No種別発生場所原因対応状況
1車両火災涼風町9街区調査中対応済
1火災の程度に至らず(車両)涼風町15街区調査中対応済

その他被害

  1. 停電
    • 発生日時
    • 9月4日(火)13時50分頃から
    • 発生件数
    • 最大約8,600件
    • 復旧日時
      • 送電線の復旧:9月6日(木)21時頃
      • 引込線等の復旧:9月10日(月)午前
    • 原因
    • 関電のサーバダウンなどが影響していると予想されるが、詳しくは関電にて調査中。
    • 芦屋市の瑕疵
    • 芦屋市側の瑕疵はない。
    • 無電柱と停電の因果関係について
    • 地上電柱と地中電柱で復旧に差があったかどうか、関電で検証中。
  2. コンテナの漂着
  3. ベランダ護岸6個
    潮芦屋ビーチ11個
    芦屋川河口1個

    いずれも、9月7日(金)~8日(土)で撤去完了。

応急対策について

清掃

車道部は完了。歩道部については継続対応中。

国への緊急要望について

小此木内閣府特命担当大臣(防災)及び西村内閣官房副長官を始 めとする政府調査団に対し、以下の3点を緊急要望を実施。

  • 高潮被害の原因究明と高潮防止対策事業に必要な財政措置についての配慮
  • 津波や高潮による船舶、コンテナ等の漂流防止策の実施
  • 膨大な漂着・漂流ゴミの処理に要する経費に対する財政措置

今後の対応について

尼崎西宮芦屋港湾の管理者は県であり、計画策定者も県。 計画については、国の分析なども含めて検討する。

補足

国土交通省近畿地方整備局が「大阪湾港湾等における高潮対策検討委員会」を設置。 下部組織として「尼崎西宮芦屋港部会」を設置し、尼崎西宮芦屋港沿岸部への対策を検討する。 同部会には、芦屋市もオブザーバーとして参加。

尼崎西宮芦屋港部会の検討内容は以下のとおり。

  • 被災状況の把握
  • 被災原因の究明
  • 高潮対策の見直し方針 など

所感

高潮による浸水被害について、県を含む行政に瑕疵があったのかどうか。 これは今後検証していく必要があると思います。

ただ、時間はもとには戻せません。 そして、近い将来に南海トラフ地震があると予想されている状況です。 今回の高潮被害を教訓として、更なる対策に努めていくことが重要です。 自然災害については人の想定を超えることも少なくないため、再発防止策を繰り返していくことで 防災力を高めるしかないのかと思います。

港湾対策については、芦屋市の周りだけを対応すればOKというものではありません。 なので、上述の検討委員会等にて密な情報共有、検討を進めることで広域的に対応していく ことが一番の近道に繋がります。

ハード面については、広域対応に協力しながら進めるしかありません。 ですが情報の周知方法などのソフト面については別。 罹災証明証の案内など、今回の件で課題も浮き彫りになっていると思います。 一連の対応が落ち着いた後、フィードバックできるところをフィードバックすることで 市として対応可能な防災力の向上に努めることを促したいと思います。

今日は建設公営企業常任委員会。審査対象の議案は以下のとおり。 同委員会は所管課があまり多くない関係でいつも議案が少なくなりがちですが、今回は多いです。 議案の詳しい内容は、市議会のHPをご覧ください

議案番号件名
第61号芦屋市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
第62号芦屋市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第68号芦屋市無電柱化推進条例の制定について
第69号芦屋市無電柱化推進基金条例の制定について
第72号平成30年度芦屋市病院事業会計補正予算(第1号)
第75号芦屋市自転車駐車場の指定管理者の指定について
第77号損害賠償の額を定めることについて
第78号平成29年度芦屋市水道事業会計決算の認定について
第79号平成29年度芦屋市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
第80号平成29年度芦屋市病院事業会計決算の認定について

全議案ともに可決すべきものと決しました。 色々あがってますが、特筆すべき議案としては病院事業会計の決算と無電柱に関する議案かなと思います。 簡単に紹介しておきます。

第80号議案(病院事業会計決算)

多くの人の関心は数字だと思うので、その辺を抜粋。

  1. 営業損益
    • 営業収益
    • 入院収益2,901,008,683
      外来収益1,057,043,745
      その他営業収益630,237,199
      合計4,588,289,627
    • 営業費用
    • 給与費3,015,101,007
      材料費808,808,191
      経費722,429,662
      減価償却費607,402,069
      資産減耗費806,000
      研究研修費11,172,249
      合計5,165,719,178
    • 収益-費用
    • 4,588,289,627円-5,165,719,178円=△577,429,551円
  2. 営業外損益
    • 営業外収益
    • 受取利息8,682
      他会計負担金・補助金281,173,000
      補助金3,235,000
      患者外給食収益29,508
      長期前受金戻入4,357,970
      その他営業外収益78,808,180
      合計367,612,340
    • 営業外費用
    • 支払利息及び企業債取扱諸費103,676,692
      患者外給食材料費1,669,578
      雑損失113,487,254
      合計218,833,524
    • 収益-費用
    • 367,612,340円-218,833,524円=148,778,816円
  3. 経常損益
  4. △577,429,551円+148,778,816円=△428,650,735円
  5. 特別損益
    • 特別利益
    • 過年度損益修正益2,995,919
    • 特別損失
    • 過年度損益修正損19,708,676
    • 収益-費用
    • 2,995,919円-19,708,676円=△16,712,757円
  6. 当年度純利益
  7. △428,650,735円+△16,712,757円=△445,363,492(純損失)
  8. 当年度未処理欠損金(累積赤字)
  9. 前年度繰越欠損金11,536,919,276+445,363,492=11,982,282,768

毎年積み上がる累積赤字。今年も4億を超える純損失が出ています。

純損失 累積赤字

単年ごとの決算について、反対するというもんでもありません。 毎年言ってる気がしますが、方向性を考えないといけないところには来てるとは思います。

芦屋市が山間部とかで、他市の病院まで数時間!っていう立地なら赤字覚悟でやらないと。 でも、実際はそうじゃなくて、神戸も西宮も近い立地です。 各市とも苦しい台所事情ですから、阪神南での広域化も 視野に入れていく必要があると思うんですけどね、難しいんでしょうかね。

まあ、これは話が大きすぎるから、市長選の争点にして市民に問うてからの判断になりますが。

第68号、第69号議案(無電柱化関係)

第68号議案(芦屋市無電柱化推進条例の制定について)

詳しい内容は、上述の議案書を見ていただきたいんですが、 どちらかというと、11条~13条で定めている新たな電柱・電線の設置を禁止する条文が大事な気がしますね。

無電柱化を新たに進めようと思うと膨大な費用がかかりますから、 きっちり計画を立てた上で計画的に進めないといけません。 なので、整備済みのところに新たに電柱をつくることを制限する条文の方が効力を発揮しそうです。

先般発生した台風と高潮の影響で、南芦屋浜において浸水被害がありました。 無電柱化が本当に災害に強いのか?を検証すべき事案だと思います。 本当に災害に強いことが実証できれば、それを旗印にして事業の推進を図っていくべきかと思います。

第69号議案(芦屋市無電柱化推進基金条例の制定について)

無電柱化の推進を目的とする事業の経費に充てるため、芦屋市無電柱化推進基金を設置する条例です。 ふるさと納税やその他の寄附を原資とした基金を設置するようです。

特定事業についての寄附を求むというものなので、クラウドファンディングに近いのかもしれませんね。 というか、何らかのインセンティブが無いとお金は集まらないです。多分。

所管事務調査について

以下の4件について、説明を受けました。 資料については市議会HPをご覧ください。 そのうちアップされると思います。

  • 市立芦屋病院について
  • 無電柱化の取り組みについて
  • 芦屋市自転車ネットワーク計画について
  • 芦屋市下水道事業の経営戦略策定について

陳情について

今回、1件だけ陳情も出されました。

陳情第17号:歩道を走行の自転車に左側歩道を走行することを促す兵庫県条例制定を求める陳情書

歩道上で自転車が交差する危険性を防止するため、 自動車の進行方向と合わせる県条例をつくるよう、意見書を出してほしいと言う陳情でした。

理想としてはそうだけど、全ての歩道、道路でそれを進めていくのは難しいということで 「結論を得ず」という結果になりました。ですが、自転車の危険性も色々言われています。 誰がいつ、加害者になるか分からない時代です。 自転車運転者、歩行者の双方の安全を守って行けるよう市としても取り組みを強化して行く必要があると思います。

今日は建設公営企業常任委員会がありました。 閉会中なので、閉会中の継続調査事件に挙がっている「JR芦屋駅南地区まちづくりについて」の 所管事務調査報告を受けました。僕は委員ではありませんが、重要案件なので傍聴。

配布資料については、市議会HPを参照。 今のところはアップされていませんが、後日アップされるはず。 詳しい変更箇所については、資料にある図面を見た方が分かりやすいと思いますので、 後日資料がアップされた後、そちらをご覧いただければと思います。

今日の説明を物凄くざくっと言うと、再開発ビルの形状を少し変えるとのこと。 地権者会などで出た意見をもとに変更したようで、保留床の資産価値が上がるような 変更だと感じました。変更箇所の概要としては、以下のとおりです。

項目現在計画変更計画案
建物形状・東西方向に板状で配置・分棟し、斜めにずらして配置
・住宅54戸・住宅48戸
・地下1階、地上12階・地下2階、地上11階
・高さ44.9m・高さ45.3m
住宅棟の廊下形式外部解放廊下内廊下
住宅用駐車場形式・機械式立体(タワーパーキング)・自走式
・敷地南西側・地下2階
・36台収容・40台収容
住宅用エントランス位置敷地南西側敷地北東側

既に認可が下りている計画の変更は必要ないとのこと。しかし、総事業費は変更前の 6~7%ほど増加し、金額としては約10億円の増加となるそうです。

ただ、国庫補助もあるし、保留床の資産価値も上がるので まるまる市の負担が増えるものではないとの説明がありました。 それでも数億円の事業費増は避けられない模様。

地上にタワー型を設置予定だった住宅用駐車場を地下駐車場にするなど、 ポイントポイントでは、良い変更なんじゃない?と思う箇所もありました。 変更提案全部を否定するものでもないし、良い変更でもあると思います。 ただ事業全体を見渡して、数億円の追加になる変更を軽々しく実施するというのもどうなんだろうか?と言う気もしています。

何のための再開発なのか。再開発のための再開発になってはダメです。 現在のJR芦屋の問題点である交通問題を解決し、芦屋市の玄関口としてふさわしく、 長きに渡って愛される施設となるべきです。そのためには、フルスペックだけを追い求めるのではなく 削れるところは削っていくことも考えた方が良いのかなと。

再開発ビルの計画については覆せません。ですが駅建物と再開発ビルを繋ぐデッキの形状など、 変更の余地ありのところについては、議会としても何らかのプランを考えていく必要がありそうです。

今日は総務常任委員会と建設公営企業常任委員会がありました。 総務常任委員会については、委員として参加。 建設公営企業常任委員会については、傍聴しました。

総務常任委員会について

昨日提出された議員提出議案第25号『台湾の環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定参加に関する決議』に 関する審査を行いました。

リンク先のPDFを見ていただいたら分かりますが、僕も賛成者として名を連ねています。 委員長が賛成者に名前を連ねていると、一般の委員として委員会に参加する必要があります。 なので、今日は重村副委員長に委員長の役割をお願いして、一般の委員として参加。 相当イレギュラーな展開です。

結論としては、賛成多数で可決すべきものと決しました。 本議案も他の市長提出議案と同じく29日の本会議において議決されます。

今日の議論の方向性は、そもそものTPPのあり方的な方向に。 まあ、それ以外に賛否はないわなって感じもしますが…。確かにTPPはメリットばかりではありません。 関税が小さくなることで悪影響を受ける可能性がある産業もあります。

確かに日本の貿易依存度(GDPに対する貿易額の比率)は、 世界的に見てもそんなに高くないという事実はあります。

世界の統計2018(総務省統計局)

そして加盟国のほとんどとEPAを締結している背景があり、 アメリカが加入しない今、日本だけのメリットはさほど大きくありません。

日本だけを見て云々というよりも、世界経済の約13%を占めるGDPを有する巨大な貿易圏をつくり、 アジア圏の発展に対し、日本がリーダーシップを取っていくことが重要なことであると思います。 CPTPPの拡大発展が続けば、アメリカの加盟に繋げていく可能性が出てきます。

そんなCPTPPについて、日本とも貿易が盛んである台湾を加盟させるべきというのが今回の決議。 芦屋市は市議会としての議員連盟もあり、市民レベルの日台市民の会も設立されています。 阪神淡路大震災の際にも台湾は助けてくれました。大事にすべき友人です。

貿易圏に加盟し、自由貿易を進めることで台湾を発展させる一方で、 貿易圏を更に拡大することができるため、台湾の加盟も認めていく必要があると感じます。 なので、幹事長として会派を代表して賛成者に名前を連ねました。

建設公営企業常任委員会について

所管事務調査「指名競争入札落札決定の取消し等について」の報告を聞きました。 資料については、後日HPにアップされると思うのでリンクを貼っておきます。

委員会調査資料(芦屋市議会)

平成30年5月29日の開札終了後、応札者から最低制限価格についての問合せ。 問合せを受けて調査したところ、平成30年4月1日から市の最低制限価格の計算方法が変更になっており、 その取扱いに準じた最低制限価格の算定をせずに入札事務を行っていたことが判明。

これまでに行われた謝った最低制限価格での入札は3件。 それぞれの対応は以下のとおり。

  • 奥池町配水補助管改良工事(5月11日開札)
  • 業者を変更せず、工事を継続。
    契約締結後、工事に着手していた。 契約を打ち切ると市民サービスに影響が発生するため、工事継続。 もう一方の業者の承諾は受諾済。
  • 市内一円漏水修繕跡等舗装復旧工事(5月22日開札)
  • 再算定しても最低制限価格は変わらなかったので、落札者の変更はなかった。
  • 南芦屋地区(D4ゾーン)配水管布設工事(5月29日開札)
  • 契約に至っていなかったため、入札参加者からの承諾を受諾した上で 平成30年6月19日に再入札を実施。

説明を聞いての所感

伝達ミスがあったことから発生した問題だとのこと。 ミスがあったこと自体は問題ですが、大きな問題にも波及していません。 なので、それ自体を責めるつもりはありません。

しかし、再発防止策として以下の点を報告されていたのが引っかかりました。

  • 厳重なチェック体制の構築
  • 関係課との連携の強化を図る

全部、属人的な対応です。今は反省しているから注意するけど、 時間が経って緊張感が薄れてきて、担当者が異動になって…となると 再び類似のミスが発生します。

そもそも、仮に計算方法の変更があったときに伝達ミスがあったとしても、 入札にかける前に「変更の有無」をチェックしていれば発生を防げたミス。

入札前のチェックを入れることで、入札にかける事務時間は増えるかもしれませんが 問題を発生させてしまうと時間も然ることながら、信用も失うため、 事前チェック時間とは比べものにならない損失です。

ヒューマンエラーは、発生したこと自体を咎めても仕方ないです。時間は戻らないですし。 また言われた直後は反省による緊張感がありますが、時間が経てばそれも薄れます。 なので、再発防止策についてどのように考えているか?これが一番重要。 属人的なチェックによる対策では無く、考え得るリスクを予め消し込むための チェックマニュアルを作成し、それを順守する形。属人的な対応を標準化させる対策を講じて欲しかったです。

なので、委員外議員の立場ではありますが、業務の標準化を進め 再発防止に努めてほしい旨の要望をしました。

今日から3日間、委員会審査です。 委員会審査の初日である今日は、建設公営企業常任委員会。

今日は2件の市長提出議案と2件の所管事務調査の報告がありました。 議案については以下のとおり。議案書の内容については、市議会HPを参照してください

議案番号件名
第51号阪神間都市計画事業(芦屋国際文化住宅都市建設事業)第二種市街地再開発事業の施行に関する条例の制定について
第53号JR芦屋駅改良工事等の施行に関する協定の締結について

議案については、タイトルを見て分かるとおりJR芦屋駅南の再開発について。 今、芦屋市が抱えている非常に大きなテーマです。事業費という意味では、一番大きい案件です。 なので2件と言えど、かなり時間を要しました。

両議案は非常に密接したものでありますが、それぞれの議案について内容を紹介しておきます。 ちなみに審議結果としてはいずれも全会一致で可決すべきものと決しています。

第51号について

JR芦屋駅南の再開発は、都市再開発法で定められている第二種市街地再開発事業として定義されています。 今回示された条例案は、再開発事業に伴う基本的な事項を定めるために制定提案されているものです。

詳しい条例案についてはかなりボリュームがあるので記載は割愛します。 上述のリンク先にあるPDFに全て書いてあるので、そちらを見てください。 基本的には都市再開発法で定められている内容に倣ってつくられています。

とりわけ、芦屋の事業に関しての特記は以下の3点ぐらいでしょうか。

  • 保留床処分に関する記載(第7条)
  • 芦屋市JR芦屋駅南地区第二種市街地再開発審査会について(第10条)
  • 清算金の徴収等について(第15条)

審査会については、都市再開発法で定められた1号委員と2号委員で構成されます。

  • 1号委員(権利や評価に関する有識者):4名
    • 学識経験者
    • 弁護士
    • 公認会計士
    • 不動産鑑定士
  • 2号委員(所有権・借地権所有者):3名
    • 法人
    • 自営
    • 住民

清算金とは、従前資産と再開発ビル資産との差額のうち、端数のことを指します。 等価交換を原則としているため、清算金はほとんど発生しない見込みだとのこと。 再開発が完了した後、再度チェックから等価交換ができるということでしたが、 再開発によって地価が上がることが予想されるので、はたして等価交換ができるのか?という議論もありました。

一連の事業計画決定からの一連の流れですが、対象はあくまで 再開発ビルと駅前交通広場の概要。なので、ロータリー等のしつらえや寸法、 デッキ等についてはまだ変更の余地があるとのこと。

個人的には、ロータリーはそれなりの規模のものが必要だと思います。 やはり、朝夕の送迎時間帯の交通状況は芳しくない…というか危険です。 デッキについては北デッキが有効活用しきれていない状況を鑑みると、南につくったところで持て余すのが関の山。 また、南の周辺環境を見ると大きな音が出る大々的なイベントに活用するのは現実的に考えて不可能。 北のデッキ上にあるベンチ等も、有効活用されているとは到底思えず…。 なので、ペデストリアンデッキは不要だと思います。

第53号について

JR西日本との協定の締結についての議案です。 協定を結ぶにあたり、色々と細かな取り決めがありますが、 ここでは金額について書いておきます。

金額の詳細については、議案書の中で工事費概算額調書(単位:千円)という形で示されています。

 総額鉄道施設都市施設
支障移転駅改良都市施設工事
支障移転
工事費土木・軌道40,46040,29516500
建築2,532,0781,379,660988,66478,84284,912
機械454,51678,060190,5330185,923
電気715,792314,924349,61226,51124,745
小計3,742,8461,812,9391,528,974105,353295,580
付帯費187,14290,64776,4485,26914,778
管理費275,100133,251112,3807,74421,725
中計4,205,0882,036,8371,717,802118,366332,083
消費税26,56626,566
4,231,6542,036,8371,717,802118,366358,649
費用負担芦屋市負担3,659,0532,036,8371,145,201
(2/3)
118,366358,649
JR負担572,601572,601
(1/3)

トータルで言うと、芦屋市が36億5905万3000円の負担。 JRが5億7260万1000円の負担と芦屋市負担がすごく大きく見えます。 ですが、再開発に伴う駅舎等の移転費や、都市施設の費用については芦屋市が出すべきものにはなっています。 なお、芦屋市負担の部分には国庫補助メニューを宛がう予定で、市の実質負担は大よそ半分ぐらいになるのではないか?とのことでした。

理屈としてはそうなんですが、議論の中では支障移転の費用が大きすぎませんか?という議論が。 僕もそう思います。数千万の話ならまだしも、20億円の話。移転した方が良いものができるというのは理解しますが、 移転せずに済む選択肢もあったと思います。金に糸目をつけずに~というのは公共事業としては如何なものかという思いもありますし。

とは言いながらも、投資的な位置づけもあります。 高額の事業費でより良いものをつくって、大きなリターンを産むということであれば、それは無駄遣いでもなくなります。 ただ…、ラポルテのような有り様になるのであれば、それはちょっとToo Muchな出費ではなかろうか?? と思うところ。個人的には、賑わいをつくるのは建物の形状等では無く、中身のコンテンツ次第だと思います。 民間、公営問わず、市民にとって極めて有用で、魅力ある施設が入るのであれば良いんですけど。

所管事務調査について

以下の2件の報告を受けています。 いずれも、計画案が策定できたので、パブコメにかけるよ~というもの。 募集期間は平成30年6月23日(土)~平成30年7月24日(火)までです。

無電柱化の取り組みについて
芦屋市自転車ネットワーク計画について

無電柱化の取り組みについて

市内の道路ごとに優先順位を設け、短期計画と中長期計画に分けて分類されています。 無電柱化の大きな目的として言われている「防災対策」の部分が重要視されているので、大きな方向性としては賛成しています。

しかし、地上トランスを設置しないといけないという技術的な制約があるため 一定の道路幅員が取れていない道路では実施できません。ホントは狭い道路の方が電柱の悪影響が大きいので、 防災対策の大きな方針は理解するものの、実際にはあってないよね…という感じもします。

なお、無電柱の話については専門性が高いため、パブコメにかける際に説明会も実施するそうです。 専門性が高いという事情があるとは言え、より丁寧に進める、よい取り組みだと評価しています。

芦屋市自転車ネットワーク計画について

ざっくり言うと「歩道を走る自転車と歩行者の事故が目立つから自転車は車道を走るべき!」という方針に基づく計画です。 伊丹市とかでは、青色の自転車専用通行帯を設置していますが、アレです。 結局、車が路駐しちゃうので、実質的には通れないという課題もあるそうですが…。

僕は歩行者でもあり、車のドライバーでもあり、自転車利用者でもあります。 こういった計画については自転車と歩行者の事故が目立ってきたという背景があります。 でも個人的には、歩行者とか自動車、自転車問わず、もう少し道交法を遵守して周囲に気を付けて 道路を利用するようにしましょう!って思います。 ハード面をどこまで整備したとしても、利用者の中に道交法の遵守と 思いやりの気持ちがなければ事故は減らないと思います。

↑このページのトップヘ