芦屋市議会議員 大原ゆうき活動報告

芦屋市議会議員、大原ゆうきの活動内容などを記したブログです。 日本維新の会、兵庫維新の会所属です。

カテゴリ:芦屋市議会 > 本会議

今日は本会議。今日から6月定例会スタートです。 今日の本会議では、以下の議事が執り行われました。

  • 議会役員、常任委員会委員の選出
  • 市長提出議案、議員提出議案の提出
  • 市長提出議案、議員提出議案の議決

議会役員、常任委員会の選出

役員については、以下のようになりました(議長は留任)

役職議員会派
議長中島 健一BE ASHIYA
副議長福井 利道自民党
阪神水道企業団議会議員田原 俊彦公明党
監査委員ひろせ 久美子共産党

常任委員会は以下のとおり。

  • 総務常任委員会
  • 役職氏名会派
    委員長福井 美奈子自民党
    副委員長中村 亮介あしや しみんのこえ
    委員ひろせ 久美子共産党
    中島 健一BE ASHIYA
    田原 俊彦公明党
    大原 裕貴日本維新の会
    山口 みさえ会派に属さない議員
  • 民生文教常任委員会
  • 役職氏名会派
    委員長青山 暁BE ASHIYA
    副委員長川島 あゆみ共産党
    委員福井 利道自民党
    米田 哲也
    帰山 和也公明党
    長谷 基弘あしや しみんのこえ
    浅海 洋一郎日本維新の会
  • 建設公営企業常任委員会
  • 役職氏名会派
    委員長松木 義昭自民党
    副委員長大塚 のぶおBE ASHIYA
    委員川上 あさえ自民党
    平野 貞雄共産党
    徳田 直彦公明党
    たかおか 知子あしや しみんのこえ
    寺前 尊文会派に属さない議員

個人的に一番好きな委員会である総務所属になりました。 一番冷静に議論できるであろうメンバー構成になっているのもストレスフリーで最高です(笑)

また、昨年に続き1委員としての所属。発言に制約がないフリーな立場での参加が一番好きです。 芦屋市議会においては委員会はアドリブ質問になりますから、ある意味一般質問よりも面白いし、 議員の力量がダイレクトに出ます。傍聴するなら発表会的な一般質問よりも委員会がオススメ。

市長提出議案、議員提出議案の提出

以下のとおり、提案されました。 明日以降に開催される各常任委員会において審査されることになります。

なお、それぞれの議案の詳しい内容は以下のとおり。

  • 即決
  • 種別番号件名
    市長提出議案第37号監査委員の選任につき市議会の同意を求めることについて
    第46号芦屋市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について
    第47号監査委員の選任につき市議会の同意を求めることについて
    議員提出議案第7号芦屋市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
    第8号芦屋市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
    第9号台湾のWHO年次総会オブザーバー参加を求める意見書
  • 総務常任委員会
  • 種別番号件名
    専決処分報告第7号芦屋市市税条例の一部を改正する条例の制定について
    市長提出議案第38号芦屋市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
    第39号芦屋市市税条例の一部を改正する条例の制定について
    第42号芦屋市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について
    第43号令和2年度芦屋市一般会計補正予算(第3号)
    議員提出議案第10号中国公船の尖閣諸島領海侵犯に対し警備監視体制強化と日本漁船の安全操業確立を求める意見書
  • 民生文教常任委員会
  • 種別番号件名
    専決処分報告第8号芦屋市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
    第9号令和2年度芦屋市一般会計補正予算(第2号)
    市長提出議案第40号芦屋市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
    第41号芦屋市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
    第45号芦屋市霊園合葬式墓地等建設工事請負変更契約の締結について
  • 建設公営企業常任委員会
  • 種別番号件名
    市長提出議案第44号令和2年度芦屋市都市再開発事業特別会計暫定補正予算(第2号)

市長提出議案、議員提出議案の議決

上の方で「即決」としている議案について、委員会審査を省いて即決しました。 特筆すべきは市長提出の第46号議案と議員提出の第8号議案なんでしょうね。

新型コロナウイルス対策でお金が必要ですよねっていう理由のやつです。 阪神間各市でも色々と似たようなことがされています。一応、言い出しっぺは議会です。 そこに市長を初めとする特別職が乗っかったという構図になっています。いちおう大事なことなので。 新聞記事で言うと、以下のとおり。

特別職の給料と議員報酬削減へ 芦屋市、コロナ対策財源(神戸新聞NEXT)

金額の多寡じゃないんですが、近隣他市と比べると芦屋の削減額は安いです。 記事の内容を見る限り、効果額は以下の内訳になっているようですし…。

特別職約120万円
議員約570万円
約690万円

代わりに政務活動費を減らしましょうぞっていう話がありましたが、それするなら 報酬の方をもう少し減らすべきでしょうっていう話をしました。話をしただけで終わりましたが…。

でも、こういうのは全会一致でやるのが大事です。金額の多寡じゃなくて。 芦屋市議会としてコンセンサスが取れたのがこの金額と言うこと。 他市と比較するのはご勘弁を。

今日は臨時議会。

建設公営企業常任委員会

午前中は建設公営企業常任委員会がありました。 以下のとおり、報告事項と議案を審査する会議です。

種別番号件名
専決処分報告6号令和2年度芦屋市都市再開発事業特別会計暫定予算
市長提出議案35号令和2年度芦屋市都市再開発事業特別会計暫定補正予算(第1号)

議案書はこちら

暫定予算というのは、3月定例会の後の再議において、都市再開発事業特別会計の当初予算が否決となったために 組まれた予算です。人件費など、必要最低限の業務に必要な予算のみを暫定的に組み上げています。 そして、その暫定予算の補正予算が今回提案されています。

補正の内容としては、用地取得費と補償費について最低限度の分が乗っている形になっています。 直近で転居することを検討していた地権者との交渉のために必要なコストということでした。

コスト削減は当然の考え方

再開発事業について、事業費が高騰していることは間違いありません。 コスト削減しながら進めないといけないというのは、議会に言われるまでもなく当たり前の話です。

ただ、その策については一朝一夕でできるものでもありません。 プランが練られたうえで、後々の議会において示されるものだと思います。

プランについても一旦停止して見直すのか、走りながら見直すのか。というところだと思いますが、 一旦停止をしてしまうと数年スパンではなく、数十年スパンの話になってくると思います。 地権者もかなり高齢化が進んでおり、数年変わると面子が入れ替わります。 そうなるとまたイチからのスタートになりますから。

数十年間、JR芦屋の駅前が今の状態と言うのはちょっとさすがに…。 JR西宮の駅の南西のちょっとごちゃごちゃっとしているところがありますが、 そこの再開発事業が決まっています。そうなると新快速停車駅が西宮駅に取られてしまう可能性も否定できません。 結果的にはベッドタウンである芦屋市のバリューはかなり下がります。

どうやって削減する?

再開発ビルの事業費アップについては、昨日行われた特別委員会において内訳が示されています。

内容金額(百万円)
延べ面積増による建築工事費1,045
週休二日制の導入による経費99
地下2階化に伴う建築工事費340
分棟化による内外装工事費292
駐車場面積増による電気・機械設備工事費98
立体駐車場工事費(取り止め)▲286
労務・資材価格の上昇(約18%)等による建築工事費1,079
合計2,667

ちょっと削減は難しそうだなという印象です。 手を入れるところとしてはデッキとかの関連事業のところになるのでしょうね。

感染予防の観点

ちなみに。委員会は在宅でも傍聴できますから、僕は在宅で傍聴しました。 会議室に入る人数を減らすんだという趣旨ですから最低でも控室で聞くのが正しいはず。 でも実際には会議室で傍聴していた議員が結構いたみたいですね。 市民には傍聴は控えてくださいと言ってる訳ですから、議員もやはり控えるべきだと思います。

本会議

午後は本会議。 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、出席人数を調整して対応しました。 義務的対応ではなくお願いベースでしたが各会派が対応してくれていたと思います。 柔軟な対応は良かったかなと。

結論としては、以下のとおり。 二重丸は全会一致で可決。バツは否決。

種別番号件名結果
専決処分報告6号令和2年度芦屋市都市再開発事業特別会計暫定予算
市長提出議案35号令和2年度芦屋市一般会計補正予算(第1号)
36号令和2年度芦屋市都市再開発事業特別会計暫定補正予算(第1号)×

議員別の態度についてはこちら

都市再開発事業特別会計については否決ということになりました。 地権者との交渉もできません。今後、どういう流れで動いていくことになるのか。 ちょっと分かりませんが、自分にできることを考えていきたいと思います。

今日、臨時議会が開かれました。明日までの会期です。 全部の会議でウォッチしていたわけではないですが、僕が見た限りでは、 傍聴に来られている方は見受けられませんでした。感染拡大防止のための ステイホームにご協力いただき、ありがとうございます。

新型コロナ対策含めた議会運営。別に普段からこれで良いけど…

今日は以下の会議が執り行われました。

  • 本会議
  • JR芦屋駅南地区再開発事業調査特別委員会
  • 総務常任委員会
  • 民生文教常任委員会

ただご存じのとおり、緊急事態宣言発令中です。 感染拡大予防のための措置を講じながらの運営となりました。

本会議は人数制限

本会議については、各会派から1~2名の議員だけが出席する形に。 僕も今日は控室で本会議を傍聴するというイレギュラー対応。 議員生活6年目にして、初めて控室での本会議参加。ネット中継で会議の模様は しっかり見聞きできますので、まっったく問題ありませんでした。 もうこれで良いよって感じです。

委員会はレイアウト変更と時短

委員会については、委員席のレイアウトを変更。 今まで、1つの机に2名掛けしていましたが、1つの机に1名掛け。 机を広く使えて快適でした。平時もこれで良いです。

委員会についてはなるべく時短で!ということでしたが、 なんとか2時間ぐらいに収まりました。委員さんの議論も比較的 簡潔になり、聞きやすかったです。これも普段からこれで良いです。。。

新型コロナ対策。結構頑張った印象です

審査の内容ですが、新型コロナ対策に終始した民生文教常任委員会が 一番興味があると思いますので、市の対策の紹介と合わせて簡単に書いておきます。

補正額の内訳、メニューの一覧について

補正額の内訳としては以下のとおり。

メニュー補正額市負担額
市民への生活支援(特別定額給付金事業)96億7060万円 
企業等への事業継続支援6億1216万6000円6億1216万6000円
感染拡大防止対策の強化3030万円3030万円
学校の臨時休業に係る環境整備1679万2000円1679万2000円
予備費の増額6000万円6000万円
補正額103億8985万8000円7億1925万8000円

国庫補助もドカッと乗ってます。これはテレビ等でも話題になっている 1人10万円を支給するというやつです。子どもや赤ちゃんでも一律で1人カウントされ、 10万円が支給される格好になります。財源は全て国持ちですが、配布にかかる事務などは市が担当します。

PR不足なのか、芦屋市の対応はイマイチだと言われていますが 市独自の対応として見た場合、頑張っていると思います。 財政調整基金からの繰り出しだから、あとが大変ですが。

ちなみに、補正予算が組まれた全部のメニューについては、議案書から引っ張ってきた下記画像参照。

0093 0094

以下では気になるというか「おっ」というところをピックアップしてご紹介したいと思います。

商工費

支援事業として、以下の2件が行われます。

  • 休業要請事業者経営継続支援事業
  • 芦屋市事業者支援緊急融資事業

休業要請事業者経営継続支援事業

兵庫県から休業要請や協力要請された事業者に対して支給されるものです。 これは市と県が共同で支出するもので、2/3が県負担で1/3が市負担となっています。

休業要請に応じて頂いた事業者の皆様の経営継続支援事業(県・市町協調事業)(兵庫県)

ただ、この支援金では個人事業主に対しては15万円しか支給されません。 芦屋市としてそこに15万円をプラスして、県市協調事業のメニューと合わせて30万円を受け取ってもらおう という取組みを独自に行います。

芦屋市事業者支援緊急融資事業

50万円を無利子無担保で融資しますよということです。 行政がこれやっちゃうと金融業に同調圧力がかかるかもしれなくて、金融業の人が泣きそうですが。 中には返せない人もいるかもしれないが、とにかくスピード感を持ってやりますと。

教育費

  • 感染拡大防止対策事業(サーモグラフィ設置)
  • 新型コロナウイルス対策臨時見舞金事業
  • 家庭でのオンライン学習等支援事業

特に注目したいのは新型コロナウイルス対策臨時見舞金事業と 家庭でのオンライン学習等支援事業。

新型コロナウイルス対策臨時見舞金事業

普段給食費を助成している人たちについては児童生徒一人当たり月5000円を支給します。 給食がまだ始まっていない精道中学においても実施します。 その心は、児童生徒にちゃんとご飯を食べさせたいからです。

学校があれば給食で対応できますが、休校となると自宅で昼食を食べさせる必要があります。 普通にご飯をつくると、給食費みたいに安くはできんだろうということでこの金額になっています。

家庭でのオンライン学習等支援事業

自宅にインターネット環境がない児童生徒に対してモバイルルータとタブレット端末を貸与するというものです。

休校が長く続くと、オンライン授業の検討が必要不可欠。 しかし実施を考えたときに一番の障壁になっていたのが、自宅にインターネット環境がない子たちを どうやってフォローするかでした。

今回、しっかり貸与するということでその障壁がクリアになりました。 あとは、授業動画等を用意し、配信の準備さえできればオンライン授業を行えます。

現状、塾に通っている子については塾が用意しているオンライン授業や動画で勉強しています。 もともと少なからず存在していた学力格差が更に如実に生じてしまうということ。 小中学校での勉強の遅れは致命的になりかねません(特に算数と数学)

コロナ禍に巻き込まれた世代が学力が不足するのは避けないといけません。 これは将来の国益にもかかわることです。公立はオンライン化が遅れていますから しっかり巻き返してほしいと思います。公立のほうが金かけられるんやから。

会派としてもコロナ対策進めます

実は委員会については、所属する委員会以外については出席義務はありません。 会議の内容を聞いておく必要がありますが、それは家にいても聞くことができます。 なので、うちの会派では出席義務のない委員会については在宅で聞くようにしました。

仕事だからやむを得ない場合は出席しますが、在宅で対応可能な場合は在宅すべきだと思うからです。 感染予防としては、集まる人数を減らすことに大きな意味があります。 少なくとも民間に対しては、そういう要請が出されています。その中で議会は特別というのはおかしい。 芦屋市議会は人数少ないからまだマシだけど、国会なんて今や日本屈指のクラスタ予備軍です。

本会議は法の壁などあり難しいのかもしれませんが、委員会はオンラインにしないとダメだと思っています。 民間にやれと言うのなら、議会が率先してやらないと。

ここのところ、敢えて沈黙を守っていたんですが満を持して更新。 ホントは都度、更新すべきやったと思うんですけど、色々ありまして。 コメント欄にたくさんのコメント、ありがとうございました。 コメントに返信するかは分からないですが、読んでますので。

さて、ご存じの通り、芦屋市議会ではJR芦屋駅南の再開発をめぐる色々な動きがありました。 これまでのことは新聞とかを見ていただくことにして、今日のことを書いておきたいと思います。

議案等審議結果一覧表(議員別)3月26日(芦屋市議会)

結論から言うと、会派として、個人として「先の議決のとおり決すること」について反対する姿勢を取りました。 この言い回しがややこしいんですが、修正案については反対。原案について賛成ということです。

あれれ~おかしいぞ~?と思う方もおられるかと。 確かに、16日の予算特別委員会、23日の本会議においては修正案に賛成しています。 その辺の話を書いておきたいと思います。

修正案が出た背景についておさらい

修正動議が出るきっかけになったのが事業計画変更に伴う事業費の増加…だと思ってます。 市が提示している資料から、数値をおさらい。

過去の委員会資料(2020/1/27建設公営企業常任委員会)によると、 総事業費が130億4200万円(2018/5/30時点)⇒188億700万円(2020/1/27時点)にアップ。

0020

また別の委員会の資料(2020/2/18JR芦屋駅南地区再開発事業調査特別委員会)によると、 財源の内訳としては、以下のようになるとのこと。

0002
 2018/2時点2020/2時点
市負担88.599.1
国庫補助41.944.1
特定建築者0.057.4

上と下で金額が異なるのは、国庫補助の補助率が異なるためだそうです。 総事業費は58億ほど上がるものの、市負担としては10.6億円の増となるということですね。

ここに、保留床処分金がプラスオンされます。 特定建築者に保留床処分をゆだねる計画に変わっているので、保留床処分益が小さくなる。

保留床処分益をプラスした場合の市負担は41.9億円⇒78.4億円。 結果的には36.5億円の負担増です。

本会議の中では、58億もの大金が云々…って話をよく聞いてたんですけど、 市負担にフォーカスを当てた場合はちょっと印象が違ってきますね。 まあそれでも大きいからいいんですけど。

判断基準について

判断基準は以下のポイントで、以前のときから一貫して変わっていないつもりです。

  • 事業の採算性や発展性など、事業が成功する可能性の部分がどうなのか?
  • 事業を一時停止した場合の財政効果とリスクを比較した場合、どちらがベターなのか?

とりわけ、一つ目の部分については、特別委員会とかでも聞き出そうと頑張っていましたが なかなか出てこなかった。確かに未来の話だし、芦屋だけで完結するものでもないから 答弁はしづらいと思うんだけども、再開発のその後のことはなかなか出てきませんでした。

でも、そもそも論として一番大事なところです。 ここがクリアになってないことには、そもそもの事業を認めること自体が難しいです。

事業を一時停止した場合はどうなのか?

事業を一時停止して見直した場合、 そもそもの事業計画にまで立ち返って見直す猶予はないだろうと思いますから 事業計画変更分を見直すことになるのだろうと思います。

そうなると、2020/1/27建設公営企業常任委員会において 示された情報に基づいた話で言うと工事変更に伴う予算増が大体15億円ほどになります。 あとは地価や資材の高騰による予算増ということですから、フルスペックで削減できるのは約15億円。

一方で、事業を一時停止して見直した場合に生じるリスクはかなり大きいです。 これは再議書の中でつらつらと書かれていたとおり。

両者を最悪想定で比較すると、一時停止した場合のリスクの方が大きいだろうと思います。 最悪想定で考えるのは、リスクマネジメントの観点です。

当日での確認事項

事業の採算性や発展性の部分について、特別委員会などで確認しても出てこなかったので 再議のフィールドがラストチャンスだろうと、質疑の中で確認しました。

危惧していたのは、再開発が単体で動いているんじゃないか?というところ。 正直、単体での採算性を上げるのはちょっときつい。それよりも、芦屋市全体のグランドデザインに基づいて 計画をされているのか?再開発を含めた点の整備をつなぎ、よりダイナミックなまちづくりに繋げることを考えているのか? が大事だと思っていました。

答弁の中では、再開発単体で終わるというものではなく、グランドデザインに基づいた計画であり 再開発を含めたブランディングプランを構想として持っているということが確認できました。

ここの部分は大きいです。今後、グランドデザインについての議論を進め より洗練したものにしていくというステップは必要かもしれませんが、 組織体はリーダーが決めたビジョンを実現するために中長期計画を練ります。

大事なのは、○○という事業者を誘致しますよ~とかミクロ的な視点のプランではなくて 民間参入を活発化させ、新たな歳入構造を創出するまちづくりをするというようなマクロ的視点のプランです。 今日の話では、ミクロ的なものは確認できないものの、マクロ的な部分は聞かせてもらいました。

それは個人的には妥当な方向性であろうと思います。

芦屋市の歳入を生むスキームは限界であり、新たな歳入確保をスキームを創出する必要がある

今後、後期高齢者の爆発的増加による社会保障費の高騰など、 義務的経費が加速度的に進むことが予想されます。時間がたてばたつほど、 政策的経費に回せる余裕は少なくなります。

一方で、歳入。人口減少は然ることながら、大規模自治体に囲まれているという立地に加え 自治体間競争が激化することを考えると、芦屋市の歳入のメインである個人市民税を確保する スキームが崩壊することだって起こり得ます。

こうしたことを考えると、新たな歳入の仕組みの模索は必至。 再開発単体でそれを背負うのは難しいものの、再開発を含めた大きな範囲でのまちづくりの中で 民間資本の投入を促すダイナミズムを生み出していくということであれば、 一定の妥当性はあると判断しました。

再開発を完全ストップしたら

ちなみに修正案の中では頓着されていませんが、個人的にはそっちも視野にいれて考えていました。 今現在、再開発ビルの事業費として200億が見込まれています。やめるとなると、これがまるっと浮きます。

その代わりに別の投資的事業を打つぞってことであればまた違う想定になるんでしょうが、 その対案も特に出てきていません。

となると、200億円が余剰金となり、半分の100億円が財政調整基金に乗ります。 2019年時点での財政調整基金は120億円ですが、長期財政収支見込みでは 2027年にはゼロになるという見込みになってます。

だから、プラス10年ぐらいは耐えられるかなーって感じになると思います。 20年耐え忍んだ先に光がっていうのが分かっているのならいいけども、 多分、なかなかしんどい状況だと思います。

耐え忍んだとしても、ジリ貧であることは変わらないだろうと。 芦屋市は歳入確保のスキーム自体を見直さないといけない。

個人の家計の話だと、子や孫に貯金を残すねっていう話もなくはないんでしょうが 組織の場合は違います。歳入確保のスキームを残す必要があるんです。

対案があれば良いんですが、示せないんであれば ちょっと凍結というのもつらいです。

ヒトモノカネがない芦屋市はまじしんどい

芦屋市の周りは神戸市、西宮市、尼崎市。 いずれも中核市以上で、人口も面積も財政規模も芦屋市とは雲泥の差です。 資本に劣る芦屋市が生き残ることを考えると、イメージ戦略しかないと思います。

いわゆる「芦屋らしさ」という表現が適当なんでしょうが、 それは市民のイメージと他市の人のイメージは違うと思います。 僕も芦屋市民なので、よその人は芦屋らしさを誤解しているぜ!っていうのは分かります。

ですが少なくとも、多くの人が来訪する駅周辺については 「世間が思う芦屋のイメージ」に限りなく近づけていく必要があるのだろうと思います。 世間が思う芦屋のイメージが膨らめば、民間の目が芦屋に向き、芦屋に資本が投入される 流れが出来上がるだろうと思います。

芦屋がこれからも20年、30年と生き抜いていくことを考えると、 より大きな歳入を生むためのブランディングプランが必要不可欠。 これをどう落ち着けるかで芦屋の将来が決まると思います。

今日は本会議。 以下の議事が執り行われました。

  • 総括質問(残り3会派)
  • 新年度議案の委員会付託
  • 予算特別委員会の設置

自分も発言していますし、メインディッシュは総括質問です。 今日のところは総括質問を中心に。なお、今日の登壇者は以下のとおり。

No氏名会派名質問項目
1大原 裕貴改革維新の会◆「人と人がつながって新しい世代につなげる」について
◆「人々のつながりを安全と安心につなげる」について
◆「人々のまちを大切にする心や暮らし方をまちなみにつなげる」について
◆「人々と行政のつながりをまちづくりにつなげる」について
◆行財政運営について
2帰山 和也公明党◆財政規律について
◆JR芦屋駅南地区再開発事業について
◆新年度予算における市長独自の事業について
◆国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実施と広報について
◆今後のまちづくりについて
◆学校教育について
3長谷 基弘あしや しみんのこえ◆芦屋市の未来への提言

今回から総括質問も一問一答方式が採用できるようになりました。 各事業の細かいところを問いただす一般質問と総括質問は明らかに質問の趣旨が異なります。 その意識もあり、踏み込みは甘かったと思います。でも踏み込むというよりは方向性を問う!というような 趣旨だと思っているのでこれはこれで良いかなと。まあ、どっちにしても一般質問の方がやりやすいです。

当然、全文は長すぎて書く気もしないし読む気も失せるので要点をかいつまんで。 施政方針について、どうなん?というやりとりになりますから、何で質問したの?というところは割愛。 質問の要約を書いておきたいと思います。それでなくても多岐にわたっていますので…。 答弁は間違ってたらダメなので、あとで確認したうえで記載します。

通告1:「人と人がつながって新しい世代につなげる」について

  1. 9言語への自動翻訳を行う情報発信ツールについて
  2. 外国人居住者率を向上させるための取組みなのか。 芦屋は国際文化住宅都市だが市内の外国人居住率は近隣市と比べても低水準にある。

  3. 不育症治療費支援事業の実施について
  4. 外国人居住者率を向上させるための取組みなのか。 芦屋は国際文化住宅都市だが市内の外国人居住率は近隣市と比べても低水準にある。

    日本が抱える深刻な問題として人口減少があり、出生率の向上は解決策として有効。 子どもを産みたいのに産めずに苦しんでいる方々に対するサポートの手を広げる事業については評価する。

    妊娠前ケアに関する事業が市の事業となることで、広報を強化することになる。 不妊も含めて、女性特有の話ではなく男性も関係する問題。男性の理解がまだまだ低いという 社会的課題の解決につながる啓発の取り組みを要望する。

  5. 打出・大東保育所の民間移管事業について
  6. 保護者や地域にも、色々な考えがある。コンセンサスを取るのは難しいものの 時間や態度など、理解を得るためのやり方がある。そうした取り組みを総称して「丁寧に」 ということになると思うが、丁寧に進めてもらいたい。

    事が大事になった場合、迷惑をこうむるのは利用する子ども達。 大人の問題で子ども達が迷惑することがないように丁寧に進めてもらいたい。

  7. 子どもたちに対する読書推進活動について
  8. 山手圏域の小学校だと、図書館への立地的距離があるために経常的な利用が難しい。 学校間で格差が生じている状況があるため、彼らが不利にならないようなサポートを要望する。

  9. SNS等の利用トラブル防止について
  10. 「知らない人に付いて行ってはいけない」など、現実社会に置き換えた場合は 到底やらないようなこともネット社会だとやってしまっている。

    新型コロナウイルスではパンデミックではなくてインフォデミック(情報の爆発感染)が生じている。 ウイルスとは全く関係ないトイレットペーパーが店から消えているような状況で世界から笑われている。 指導すべき大人もまだまだSNSやネットについてのリテラシーに欠けていることを肝に銘じて取り組んでもらいたい。

  11. 子ども達に対する体力・運動能力の取組みについて
  12. 遊ぶ楽しさを学んだとしても、遊び場所がなければ外遊びはできない。 公園によってはボール遊び等が一切禁止されている場所もある。 公園の利用も含め、市長部局と調整しながら取り組みを進めてほしい。

  13. 小中学校の電話への音声応答機能付加について
  14. 保護者からの時間外の電話は、日中は授業があって連絡が取りづらいことも影響している。 LINEやメールアドレスをうまく活用し、日中でも連絡が取れるような仕組みも検討してもらいたい。

  15. あしやキッズスクエアと放課後児童クラブの協働について
  16. キッズスクエアと放課後児童クラブの連携についてはかなりの要望が出ている。 仲のいい友達が校庭で遊んでいるのに、放課後児童クラブを利用しているから共に遊べないというのは あまりに理不尽で、不満があるのは理解する。

    更なる発展対応として、システムの利用で自由な出入りができるようにはならないのか。 子どもの状況把握は属人的な対応であるためアナログ対応になるのはわかるが、 入室管理は機械的な対応で問題ないため標準化できる。より的確な安全担保のためにも 前向きな研究が必要ではないか。

通告2:「人々のつながりを安全と安心につなげる」について

  1. 国民健康保険の医療費適正化対策について
  2. コンビニ受診やはしご受診の抑制についても啓発を進めてもらいたい。 また、中学3年生以下の子どもについては医療費が無償となっているため、無意識な コンビニ受診やはしご受診の温床になっている可能性がある。はしご受診については お薬手帳の作成と持参を促すことで医療費の肥大化の抑制を図れないか。

  3. 土砂災害警戒区域への対策について
  4. 神奈川県逗子市において、住宅街における土砂災害に巻き込まれ女子高生が亡くなる事故があった。 当該値は民有地のイエローゾーン。類似の事故が芦屋でもないとは限らない。

    また土砂災害と言われると、山中での災害とイメージしがちであるため 住宅街でも起こりうる災害であるということを啓発する必要がある。

    自分は大丈夫という正常性バイアスとの戦いになるが、 啓発を聞いたことがあるとないのでは大きな違いがあるため、地道な啓発活動をお願いしたい。

通告3:「人々のまちを大切にする心や暮らし方をまちなみにつなげる」について

  1. 指定ごみ袋の検討について
  2. 指定ごみ袋の効果としては、それそのものに減量効果はない。 ただ、ごみ出しに注目を集める一つのタイミング、きっかけとなる。 その絶好のタイミングを生かし、分別による数値的効果を啓発して うまく燃やすごみの減量につなげてほしい。

  3. JR芦屋駅南地区再開発について
  4. 投資的経費であるため、投じた事業費を超えるメリットを生み出す事業である必要がある。 交通課題を解決するための面的整備という性質であることを考えると、再開発単体で経済効果を生み出すのは難しい。 再開発を起点としたまちづくりを進め、より大きな経済効果をもたらすべきと考えるが、具体的なプランはあるのか。

  5. 南芦屋浜のまちづくりについて
  6. 潮芦屋ライフガーデン内にあるホームセンターの撤退は「にぎわいと交流」の低下を意味するのではないか。 また、防潮堤のかさ上げ工事により、安全性は高まるものの「海が見える」というストロングポイントが消える。 南芦屋浜のまちづくりプランについて、見直す必要もあるのではないか。

通告4:「人々と行政のつながりをまちづくりにつなげる」について

  1. 窓口コンシェルジュ機能について
  2. 市役所での手続きについて「あちこち行かされて面倒くさい」という根強いステレオイメージがある。 こうしたイメージの打破のため、総務省ではワンストップ化も含めた窓口業務改革が推奨されている。 更なる市民サービスの向上のため、窓口業務改革を検討すべきではないか。

  3. RPAの試験導入について
  4. RPAは1ライセンスで複数タスクを動かせるはずなので、 なるべくたくさんのタスクを動かすようにした方が効果を得られる。 適正作業の見極めは必要であるものの、なるべく多くの作業を自動化してほしい。

  5. 働き方改革について
  6. 新型コロナウイルスのこともあり、フレックス勤務やテレワークといった 多様な働き方への流れが急激に動き出している。より早期の制度化に向け、 具体的に検討を始めるべきではないか。

通告5:行財政運営について

スクラップアンドビルドは当然重要。しかし、各業務を作業単位に分類し、 それぞれの業務量を客観データで見積もらなければ細かい作業単位での仕分けができない。 業務量についてうまく定量化できれば、アウトソーシングやRPAの有効活用につながるため、 専門知識を持つコンサルを使いながらも業務の定量化は進めてほしい。

行革について、経費削減の考え方も重要であるが、自治体間競争が生じている現状においては 歳入を増やすための投資や取り組みも積極的に進める必要がある。各自治体が躍起になっている 子育て世代の呼び込みについての競争に真っ向勝負しても、体力が続かない。近隣市とは財政規模が 違うため、芦屋ならではの武器を見出していく必要があるのではないか。

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