芦屋市議会議員 大原ゆうき活動報告

芦屋市議会議員、大原ゆうきの活動内容などを記したブログです。 日本維新の会、兵庫維新の会所属です。

カテゴリ:その他議員活動 > 研修、勉強会など

今日は市役所で2つの会議に出席した後、 午後からは(株)ブレインファームさんによる「自治体の将来像と新しいPPPの潮流」という名前のセミナーに参加。

やたらに参加料が高額な勉強会が多い中、入場料無料という夢のようなセミナー。 PFIやPPPについては非常に興味深いテーマなので、会期中の忙しい時期ですが何とか調整して参加しました。 人口縮減社会でなるべくスリム化することが求められる行政運営の中において、 官民連携を効果的に進めていくための方策であるPFIやPPPは是非とも押さえておきたいテーマなのです。

市役所の会議については特に目新しいこともないので割愛し、 研修の内容について記録しておきたいと思います。

今日の研修は以下のテーマで行われました。

  • 自治体戦略2040の概要とPPPの将来像
  • Park-PFIをはじめとするPPP/PFIの新しい潮流
  • ソーシャルインパクトボンド(SIB)の基礎知識

自治体戦略2040の概要とPPPの将来像

2040年の生産年齢人口

団塊ジュニアが高齢者層に突入するため、生産年齢人口が圧倒的に減少。 それにより、深刻なマンパワー不足が生じる。特に若年労働力の絶対量が不足。 人口縮減時代に向けたスマート自治体への転換が必要となる。

スマート自治体への転換

  • AI・ロボティクス等を使いこなす
  • 経営資源が大きく制約されるため、自治体が担うべき本来機能を発揮できるようにする必要がある。
  • 自治体行政の標準化・共通化
  • 類似システムを個別で整備するのは止め、情報システムを標準化・共通化し広域的に整備していく必要がある。

地方自治体における業務プロセス・システムの標準化及びAI・ロボティクスの活用に関する研究会

通称スマート自治体研究会。平成31年春ごろを目処に、検討が進められている。 AIやロボティクス技術。特にAIは導入費用が高額となる。 なるべく広域的に導入することが望ましい。そのためには、各自治体業務(特に法定業務)の標準化が必要。

Park-PFIをはじめとするPPP/PFIの新しい潮流

Park-PFIとは?

「稼ぐ公園」。PFIとの違いは以下の通り。

 PFIPark-PFI
根拠法PFI法都市公園法
目的民間資金等を活用した公共施設整備による低廉・良好なサービス提供公園利用者の利便の向上
公園管理者の財政負担の軽減
施設整備公共負担(サービス購入型が多い)独立採算(公募対象公園施設)
公共還元+公共負担(特定公園施設)
公共コスト削減VFM(民間による効率的な整備によるコスト削減)特定公園施設の整備による公共還元
※性能発注による民間の創意工夫※民間事業者による公園の価値を上げるような取組を推進
事業主体SPCを設立民間事業者(SPCの設立は任意)

Park-PFIの特徴

  • 都市公園において、飲食店・売店等の公園施設(公募対象公園施設)の設置または管理を行う民間事業者を公募により選定する手続き。
  • 事業者が設置する施設から得られる収益を公園設備に還元することを条件に、事業者には都市公園法の特例措置がインセンティブとして適用される。

園路や広場等の公園施設の整備を一体的に行うことで、公園全体の魅力を向上させる。 それにより、公共負担を大きく引き下げる効果が期待される。

芦屋市の場合

より大きな効果を出すことを考えると、ある程度の規模も必要。 総合公園等はある程度の効果が出せるかと思われる。 新しい街である南芦屋浜にあるということも、新しい顔色の施設との親和性も高いのではないか。

ソーシャルインパクトボンド(SIB)の基礎知識

ソーシャルインパクトボンドとは?

  • 民間からの投資を原資として、公共サービスを実施。
  • 「創出された社会的成果」に応じて投資家へのリターンが変わる社会的課題解決の新しい仕組み。

従来手法との大きな違いは、「民間からの投資を原資とし」 「創出された社会的成果」が見られた際に対価を支払う仕組みであるということ。 それにより、行政側の負担を大きくすることができる。

課題

  • どのようにして投資を集めるか?
  • 対象事業者がまだ少ない(特に関西)

また、コスト削減効果という意味では、短期的にはそこまで劇的な効果は見込めない。 社会的課題を解決することで、将来的な行政コスト削減に繋がることを期待すべき。

導入の目的を明確にした上で、どの手法を採用するかを検討すべき。 必ずしもSIBが正しい解という訳ではない。

SIBの活用が期待される公共サービス

  • 新しい手法で課題解決を図るべき分野
  • 不確定要素が多く、公的資金投入が困難な分野
  • 事業修了時の成果が具体的に評価できる分野
  • 将来の行政コストの削減効果が期待できる分野

例えば以下のような分野が一般的。

  • 児童福祉
  • 若年者の就労支援
  • 糖尿病改善/検診受診率向上
  • 高齢者支援

SIBの3つの構成要素

  • 将来的価値・予防価値
  • 社会的成果が生み出されること
    • 財政的価値
    • コスト削減
    • 経済的価値
    • サービス受益者の所得増や地域経済の成長
    • 社会的価値
    • 健康状態の改善や医療費の適正化。学業成績の安定や生活の自立。アクセスの改善等、幅広い社会的便益。
  • 計測可能性
  • 実施したサービスの成果を具体的に評価できること。 ただし、計測に多大なコストをかけてしまうとSIBによる経費縮減効果が削減される恐れあり。
  • 他団体の連携
  • 経済的リターン+社会的リターンを期待する投資が集まり 実施団体・投資家・支援組織・評価期間が一つの集合体として連携すること。

所感

SIBなどは、新しい事業手法として注目されている。 しかし、新しいから良いと言う訳ではなく、それぞれの特性を意識しながら 目的に合わせて使い分けていくことが分かった。

SIBについては、使いどころが難しい部分もあるので 今後の芦屋市政における使いどころを見極めながら提案していく必要があると実感。 まだまだ研究が必要な分野だと思いました。

今日は芦屋市議会の勉強会がありました。 あしや真政会の中島健一議員が企画してくれたものです。

テーマは「発達障がいについて」。身体障がいなどと違い、線引きが難しい障がいです。 「見えない障がい」「共感されない障がい」とも言われているそうです。 当事者の方のご意見なども踏まえて、実際のところを色々とお話いただきました。

僕は身近に自閉症の人がいるので、何となく「こういうもの」という理解はあるつもりでした。 ですが、実際に彼らが見ている景色や感じているものまでは分かりませんでした。 特徴として言われている「感覚過敏」についても知識としては知っているつもりでしたが、 今日、当事者の方々から実際の事例というか体感を教えていただくことができました。 何故、集中できないのか?その一端が少しだけ分かったような気がします。

発達障がいは精神障がいと同じ区別をされています。 また、発達障がい者は手帳の交付を受けない人も多く、芦屋市の所管課である障害福祉課も リアルな数字は知らないのではないか?とのことでした。

また兵庫県では、独自施策としてIQの高い知的障がいに該当しない発達障がい者に対しても 療育手帳を交付しているとのことで、母数の把握は更に難しくなっているようです。

実際、発達障がいを持っていても社会で活躍している方も多数おられます。 そういう人たちは、手帳の交付を受けていないのだと思います。 なので、実数そのものに大きな意味はないのかもしれませんが、総数が分からないと言われるとモヤモヤしますね。

参加されていた他の議員さんとお話ししていると「私もそうかもしれない」という話がありました。 恐らくその議員さんは違うと思いますが、少しハッとさせられました。 発達障がいの線引きというのはそれぐらい曖昧で、健常者と呼ばれる人との違いはそれぐらいの差しかないのかもしれないなと。 自分の中で、発達障がい=自閉症というようなイメージでいたのである意味衝撃を受けました。

重篤な方は見ていても分かりますが、少し普通と感覚が違うことで苦しんでいる人は傍目にはなかなか分かりません。 これまでは何度指摘しても同じ間違いをしてしまう人や、空気を読めない人に対して憤りを感じることも少なくありませんでした。

今日は、飲み会等の席において、他のテーブルの人の会話がフルボリュームで聴こえてしまうという感覚があることを聞きました。 僕もそんな状況下だと、集中して話を聞けません。こういうのが分かってあげられていたら、接し方も変わってくると思います。

今日はわずかな時間、お話を聞いただけですが、一言で発達障がいと言っても人によって程度は全く異なります。 色々な方とお話をすることが大事なんだろうと思います。簡単なことですが、改めて重要性を気付かされました。 貴重な機会をありがとうございました。

今日は関西若手議員の会の研修会のため、高砂市に。 以下のテーマの研修を受けました。

  • ご当地WAONを活用した市民ポイント制度について
  • 今こそイノベーションする時!”若手デザイナーによる地域活性化の取り組みについて
  • 伝わらないを可視化で解決!グラフィックレコーディングについて

個人的には、一つ目の「ご当地WAONを活用した市民ポイント制度について」と 三つ目のグラフィックレコーディングについてが気になりました。

市民ポイント制度について

高砂にこにこポイント制度(高砂市)

高砂にこにこポイント制度は、以下の期待を込めて実施された施策とのことです。

  • 検診受診のきっかけづくり
  • 運動を始めるきっかけづくり
  • 市の各種事業・イベントへの参加促進
  • 施設利用の増加
  • WAONカード利用による商業活性化
  • 高砂の全国アピール
  • 高砂市への寄附(WAONカード利用金額の一部が高砂市に寄附される仕組みのため)

きっかけづくりのための自治体独自のポイント制度は、ある程度の効果があると思っていました。 それを電子マネーの仕組みとくっつけるという発想は面白いと思いました。

高砂市ではWAONカードを使っています。WAONカードはイオン系の電子マネーです。 WAONカードの発行元であるイオンリテール(株)がCSR活動の一環として実施している 「ご当地WAONカード」の仕組みを利用する形での推進と言う位置づけです。

「ご当地WAONカード」は利用金額の0.1%が当該自治体に寄附されるという仕組みを設けたサービスです。 寄附を意識する必要がないところまでハードルを下げる仕組みは良い仕組みかと思います。 そして、実はお隣の西宮にもご当地WAONカードがあったみたいです。全然知らんかったけど…。

芦屋市での導入可能性はどうかと考えてみました。 高砂市でやられている仕組みを参考にするのは検討の余地ありだと思います。 ですが、その場合、WAONカード以外の電子マネーの方が良いんだろうなと思います。

芦屋の場合、市内にイオンがないので、WAONカードの普及率はあまり高くないと思います。 イオン系の店が少ないということもあり、市内で積極的に活用されるシーンも多くないと思います。 高砂市の利用者の大半が高砂市民と言うことを考えると、イオン系が弱い芦屋では爆発力は小さそう。

他の電子マネーだと、楽天Edyでも同じようなご当地サービスをやっています。 楽天Edyの方が芦屋市内で使える店舗数が多く、利用拡大は見込めそうです。

芦屋でも他市と同様、少子高齢化や2025年問題を抱えています。 健康増進・介護予防のための取り組みは取り組んで行く必要があると思っています。 このご当地電子マネーを利用したポイント制度は、高齢者のみならず、老若男女が恩恵を受けられるものです。

高砂市では、議会報告会に対してもポイントを設けているらしく、 ちょっと研究してみたいテーマだと思いました。

グラフィックレコーディングについて

グラフィックレコーディングというのは初めて聞きました。 説明を聞いた上でネットでも検索してみました。

会議の「伝わらない!」を可視化で解決。描いて語るグラフィックレコーディング(フルスイング)

例えば議会報告会や市政報告会をする上で導入してみると良さそう。 とは思うものの、上記リンクの画像のような良い感じのものは僕には書けません。 誰かにお願いできるものなら、試験的にやってみても良いかと思いますが、 いったい、誰に頼めば良いのだろう。。。

今日は実際にグラフィックレコーディングの記録も取られていました。 難しい。毎日描いていたら、描けるようになりますよ~とのことでしたが、難しい気がします。

DSC_0201

よく、議事録を書きながらディスプレイに投影して会議をやっていましたが グラフィカルに議事録を取ったことはありません。そりゃあ、グラフィカルな方がイメージとして 記憶に残りやすいということがあります。今日の説明を聞き、グラフィックレコーディングなるものの 存在を知ったので、もしも導入機会があるようであれば、検討したいと思います。

今日は研修参加のため、吹田市に。かつての大阪市営地下鉄の江坂駅を利用しました。 何気に、Osaka Metroに変わってから初めて利用したかもしれません。 この仕事になってから、梅田以外の大阪に行くことも減りました…。 ただ民営化したと言っても、駅の感じは特に何も変わってないような感じがしましたね。 トイレがきれいに!という話をよく聞きますが、江坂のトイレは古いままでした。

今回の研修は『公共施設の老朽化・更新問題をこうして打開せよ!-「経営的・実践的」公共施設マネジメントのすすめ-』 というもの。芦屋市でも策定している公共施設等総合管理計画にも関連する内容で、非常に興味深く拝聴しました。 約3時間で5000円なので、お得でした。東京とか福岡とか、夜が楽しいところで行われる研修は1時間半で15000円とか取られるので…。 交通費も入れると、とんでもないコスト。在来線で行けないところは、拘束時間も含めて費用対効果が悪すぎるから絶対行きません(笑)

当研修は有料講座なので、詳しい内容は書けませんが 感じたところを備忘録的にさらっとまとめておきたいと思います。

なお、芦屋市の公共施設等総合管理計画は下記リンク参照です。 本編は59ページもあるので、概要版を見るのが良いかもしれませんね。

公共施設等総合管理計画(芦屋市)

公共施設の総合管理を考える上で、民間の施設も視野に入れ、街全体を俯瞰して 管理していく必要があるという話がありました。そのとおりだと思います。 これからの少子高齢化、人口減少社会が進むことも踏まえると、自治体財政は苦しくなってきます。 民間でできるところは民間でやっていくようにしないと、今までのように全部行政が自前でやる というのはナンセンスなやり方だと思います。

建物の場合、統廃合という選択肢もありますが、道路や橋梁のようなインフラ周りについては 廃止する訳にはいきません。高い維持費を投じて、老朽化対策を講じていく必要があります。

芦屋市の場合、それぞれの更新費用は以下のようになっているようです。

  • 建物
    • 公共施設の将来負担可能な投資的経費の見通し:年平均27.3億円
    • 公共施設の将来に予測される更新費用:年平均30.2憶円
  • つまりは年間で約2.9憶円不足。
  • インフラ
    • インフラ施設の将来負担可能な投資的経費の見通し:年平均16.1億円
    • インフラ施設の将来に予測される更新費用:年平均33.2憶円
  • つまりは年間で約17.1億円不足。

芦屋市の試算では、50年間の年平均として1年当たり約20億円の更新費用が不足する いうことになっています。財源はどうするのか? 国からの補助金?市債の起債?いずれにしても、自主財源ではありません。 他市に比べたらまだマシな金額ですがが、厳しい状況が続くのは間違いありません。

また、研修ではPPPとPFIについての詳しい事例をたくさんご紹介いただきました。

PPPとは、Public Private Partnershipの略。 公民が連携して公共サービスの提供を行うスキームのことを指します。 PFIとは、Private Finance Initiativeの略。 公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法です。

当然ながら、メリットとデメリットがあります。 ですが多くの場合、デメリットを補って余りあるメリットがあると言われています。 芦屋市においては、高浜町の市営住宅の集約事業においてPFIを用いました。 行政だけで色々な計画を立てて事業を進めるよりも、民間のノウハウを用いた方が良いケースが多いです。 当然、不適格な事業もあるので、見極めは必要だと思います。 ですが、これからの芦屋市の状況を鑑みると、積極的に進めていく必要があるとは思います。

今日も研修の予定だったんですが、大雨でJR湖西線が完全に止まってしまったため 講師の先生が会場に来られない…というアクシデントが。

到着も何時になるか分からないということで、午前中の講義は急きょ中止に。 JIAMには何回か来ていますが、こういうケースは初めてです。 ただ、分厚い資料はいただきました。まだ全部は読めてないですが、 せっかくの資料なので、読みたいと思います。

僕はJR湖西線が止まっていることは分かっていて、 「湖西線止まってるやん、帰りはタクシーで京都まで行かないとアカンなぁ…。」と思っていました。憂鬱になっていた矢先、JIAMの方々が受講者全員が乗れるだけのバスを手配してくださり、JR京都駅まで送って下さいました。 神対応とはこのこと!ネックやと思っていたところが回避できたので、 めちゃくちゃ時間がかかったものの、無事、芦屋まで帰ってくることができました。 JIAMの皆様、ありがとうございました。

元々、とてもリーズナブルでかつ濃い内容の研修を受けさせてくれる同施設が 大好きでしたが、更に大好きになりました。特に内容は無いんですが、 感謝の意を表明しておきたいので記事に。施設の方が読んでくださることを願いながら。

また、職員の方が「午前中の講義は中止にします。京都駅まではバスでお送りします。」と案内したところ、なぜか阿鼻叫喚に。JIAMの人たちはJRの職員と違いますよっていう話で、動かないことを文句言われても…。動いている昨日の夜のうちに帰っておくということもできたでしょうし…。

しかも、京都で降ろされても困るっていう言い分が訳分かんない。地元まで送り届けてくれってことかな?個人的には、いつ復旧するかも分からない湖西線沿線の唐崎駅で待機してることの方が困ります。新幹線に乗るにせよ、飛行機に乗るにせよ、色々なところまでのアクセスが良い京都までは出ておいた方が良いに決まってる。

JR西日本の情報を見る限りでは、明日は湖西線も復旧するらしいので、 今日はJIAMに泊まる選択をした人も結果的には正しかったと言えるかもですが、 緊急事態の判断は、正しい情報を得た上で迅速に行動すべきですね。 意外なところでリスクマネジメントについても考えさせられることになりました。 福祉施策についてのお土産ももらって帰れましたし、参加して良かったです。

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