今日は本会議。6月定例会最終日です。
今日は以下の議事が執り行われました。
- 報告8件、市長提出議案9件、議員提出議案1件の採決
- 議員提出議案の提出~総務常任委員会での審査~採決
議案数も多かったので、委員長報告だけで小一時間かかりました。 これだけ長い朗読を聞くのはしんどいですね。正直。 議事録に残す必要があるので読み上げる必要があるんでしょうけども…。
報告、市長提出議案、議員提出議案の採決について
全ての議案について、可決すべきものと決しました。 うちの会派としては、全議案に対して賛成の態度を取っています。 各議員の賛否についてはこちら。
JR再開発関連の補正予算(議案第44号)
注目を集めそうなJR再開発関連の補正予算(第44号)については、 うちの会派としては一貫して同じ主張をしているので特に討論には立ちませんでした。 他の会派がみんな討論に立つようであれば、会派としても再度主張しても良いと思っていたので 準備はしていましたが…。
今回は「コスト削減」に主眼を置いた話になりました。 ただ、再開発事業は既に地権者などとの合意形成によってある程度コンクリートされている計画であり、 コスト削減も簡単ではないと思います。というのも、2018年5月⇒2020年の間で上がったコストの内訳は 以下のようになっています(単位:100万円)
主な内訳 | 当初決定時点 (2018/5/30) | 変更後 | 増減 | |
建築施設本工事費 | 4,655 | 7,322 | 2,667 | |
用地及び補償費 | 6,865 | 9,970 | 3,105 | |
用地費 | 4,023 | 5,652 | 1,629 | |
補償費 | 2,842 | 4,318 | 1,476 | |
その他 | 1,522 | 1,515 | △ 7 | |
計 | 13,042 | 18,807 | 5,765 |
57億6500万円の増。確かに大きいんだけど、芦屋市がコントロールできない部分が42憶8300万円を占めています。 ここの部分の削減は無理。となると「聖域なきコスト削減」と言われても、どこまで減らせるのかな? というのは少し心配しています。
用地費 | 1,629 |
補償費 | 1,476 |
週休二日制の導入による人件費増 | 99 |
労務・資材価格の上昇(約18%) | 1,079 |
計 | 4,283 |
ただし、スケールを下げずにコストを下げることができれば計画がローリスクハイリターンに近づきます。 仮に削減額が小さかったとしても、意義はあると思います。個人的には。
議員提出議案の提出~総務常任委員会での審査~採決
結論としては、賛成多数で可決。会派としても、賛成しました。 提出議員にはなっていませんし、積極的賛成ではないというスタンスです。 まあ結果は一緒やけど。
パワハラを調査するための決議
内容としては、新聞報道とかで賑わっているパワハラの件です。 芦屋市が策定している「職場におけるハラスメント防止に向けた取扱指針」に基づいて 事務執行をしていますか?という監査をしてください!!という決議です。
同指針が有効に機能しているのか?という切り口ならば、議会の調査権の範囲内です。 あるべき論としては、議会としてはここの調査を徹底的に行い、ハラスメントの発生を未然に防ぐことに 努めるのが適当なのかなと思います。
新聞等で広まって大事になった以上、議会としても動く必要がある
ただし、本件は新聞報道で先行して広まってしまいました。 市民にも不安と心配を抱かせてしまっている部分もあるため、事実の解明というところは 早急に行う必要があります。と言いながらも、第一義的には雇用者たる市がやるべきことです。
本来筋としては、市の調査を待つというところなんだろうと思いますが、 大きな話になってしまった以上、ある程度のスピード感も必要だろうと思います。 課題解決の手法として「監査請求」というやり方がベストだとは思わないし、 支持もしないが「やむを得ない」状況なのだろうということで賛成の判断をしています。
必要なのは事実を明らかにすることだけ。議会からの更なる攻撃だけはやっちゃダメ
仮に、本当にハラスメント行為が行われていたとしたら、 その方は然るべきペナルティを受けることになります。この個別案件についてはそれで終わり。
次は、ハラスメントを未然に防ぐ組織づくりのために議会は何ができるか? という議論にシフトしないと。感情的に、世論を誘導するようなことになっては議会による職員いじめ、 社会による職員いじめが進むことになります。本件は、本当に慎重に取り扱う必要があると思います。
ハラスメントは職員だけじゃない
これは議論とはまた別の話ですが、職員に強く言う以上、議会も同じくハラスメントには気を付けるべき。
議員は職員に対しては確実にパワーがあります。職員さんの人生を左右するだけの力さえあります。 ある意味、人事よりも上司よりも強いかもしれない。僕は若造なので全然そんなつもりはないですが、 職員さんから見ると「議員という立場」はパワーがある立場なんだなぁと思うことがしばしばあります。 言葉選び一つでも気を付けるべきであろうと個人的には人一倍気を付けているつもりです。 高圧的な態度をとると、それはパワハラに繋がります。
また、議員同士でも。議員同士の場合は雇用関係もなくパワーが生じないのでパワハラということにはならんのでしょうが。 モラハラやセクハラ。あるいはジェンハラ(ジェンダーハラスメント)というのもあるそうです。 こういう部分にも気を付けないと、ブーメランになっちゃいます。お互いに気を付けるようにしないといけません。 いずれにせよ、気持ちよく仕事ができる環境づくりは肝心です。
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