今日は民生文教常任委員会の行政視察。 以下のとおり、北海道内の自治体にお邪魔します。

  • 旭川市:子ども総合相談センターについて
  • 小樽市:生活困窮者自立支援事業について

初日の今日は、旭川市にお邪魔しました。

きつい行程

僕も議員5年目で、わりと色んなところに視察に行かせていただきましたが 今回はトップクラスにきつい行程でした。

新千歳空港⇒旭川市⇒札幌市

という行程。JR芦屋を7時に出発し、札幌市内のホテルに着いたのが18時。 ぶっちゃけた話、今日はほとんど移動でした。おかげで北海道の広大さを身を持って感じられました。 兵庫県も大きいけど、やはり北海道はでっかいどう!です(笑)

ちなみに、この時期でも北海道は寒いんちゃうの!?と少しびくびくしていましたが 札幌は夜でも涼しいぐらいでした。旭川の夜は寒そうですけど、札幌なら大丈夫そう。

子ども総合相談センターについて

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旭川市子ども総合相談センター

特別の支援等を必要とする子供の増加、児童虐待に関する相談の増加など、 子育てを取り巻く様々な問題、子育て世帯の悩みの多様化・複雑化を受けて 子育て関係の相談窓口を一本化する目的で設置された施設です。

「総合」と銘打たれているとおり、子育てに関する様々な相談の解決策が集合している施設です。 施設で行われている子育て施策についての紹介を受けましたが、本当に多岐に渡っています。 芦屋で行き届いていない施策等もありました。

  1. 発達支援相談事業
    • 親子教室
    • 子ども巡回相談
    • 健診事後巡回
    • 教職員・保育士等に対する研修会
  2. 児童家庭相談事業
    • 家庭児童相談室
    • 子ども家庭総合支援拠点
    • 子育て世代包括支援センター
    • スクールソーシャルワーカー
    • 養育支援訪問事業
  3. 産後ケア事業
  4. 子育て短期支援事業
  5. 地域子育て支援拠点事業
  6. ファミリーサポートセンター事業
  7. 地域子育て活動支援事業
  8. うぶごえの贈りもの事業
  9. 施設開放

ただ、個人的に気になったのは細かな施策よりも以下の2点。

  • 子育てに関する相談窓口の統合
  • 中学校と同居している施設

こういう施設を設けられると素晴らしいですが、 芦屋でできるか?というところが大事ですからね。

子育てに関する相談窓口の統合

これは大事だと思います。特に現役世帯の場合、市役所との関わりは希薄です。 地元の自治体でどういうサービスが行われているのか分からない。という若い方は多いと思います。 だって、僕も議員になるまではそうでしたから。

にもかかわらず、窓口の受付場所が様々…では困ります。 現役世帯は、市役所に行くために仕事を休んでいます。1日で終わらせなければならないし なるべく分かりやすくしてほしいと思うのは当然。

芦屋でも、子育て関係の相談だけでもこれだけ色々な種類があります。 ここに挙がっているものだけでも、全部窓口の名前が違います。 こんなん、普通の人にはパッとは分かりませんよね。

相談するだけでも色々と障壁があるのが実情です。 これを統合するだけでも、利用者の使用感は大きく改善されると思います。

中学校と同居している施設

事務室を見て、職員室っぽいねという印象でしたが、それもそのはず。 元々中学校だったところを改修して、同施設として使っているそうです。 しかも、同施設の3階には統合した中学校が入っているとか。

子育て施設と学校の同居ということです。 特に学校側のハレーションもないとのことで、同居しても問題ないようです。 芦屋でも空き教室がある学校はありますから、そういうところの内装を改修すれば…。 旭川ほどの規模の施設は無理としても、類似の施設を展開していくこともできない話ではありません。

今後の施設整備の方向性について、ヒントをもらえたなと思いました。 特に芦屋の場合、市域の狭さというのが圧倒的なボトルネックですから…。