今日は本会議の後、民生文教常任委員会がありました。

本会議について

以下の議事を行いました。

  • これまでに出された市長提出議案、請願の討論、採決
  • 請願の結果を受けて出された議員提出議案の採決
  • 新たに上程された市長提出議案の提案

市長提出議案、請願のについて

一部賛否が分かれたものがありますが、 いずれの議案、請願についても可決されました。 賛否の差については、後日アップされる議員別の一覧表をご覧ください。

議員別審議結果(芦屋市議会)

議員提出議案について

以下の2件が提案され、即決となりました。 詳しい議案内容は、こちら

  • 議員提出第2号:教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度堅持に係る意見書
  • 議員提出第3号:核兵器禁止条約に署名・批准を求める意見書

新たに上程された市長提出議案について

議案第69号として、「令和元年度芦屋市一般会計補正予算(第3号)」が上程されました。 民生文教常任委員会で審査することとなり、本会議終了後に開催されました。

民生文教常任委員会について

概要

芦屋市の環境処理センターで発生した水銀の基準値オーバーを受けての ハード面での恒久対策としての費用が発生したため、補正予算が組まれました。 歳入歳出ともに2億4560万円が増額となります。

結論としては、全会一致で可決すべきものと決しました。

なお、環境処理センターについては9月13日に稼働させています。 その際、再発防止の暫定措置として、常に活性炭を噴霧しています。 9月中までの対応については緊急対応ということで、現計予算(予備費など)で対応しています。 今日審議した補正予算は、10月以降の恒久対応のために生じる費用ということになります。

環境処理センター焼却炉水銀対策設備等整備事業費の内訳

以下のとおり。委員会で使われた資料をそのまま添付しています。

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気になること

特に、水銀濃度を常時監視するための整備費用(連続式水銀濃度計整備工事費)が重いです。 水銀抑制のための活性炭噴霧量をコントロールするための投資であるとのこと。

確かに消耗品である活性炭の分量をコントロールすべきかとは思います。 このコントロール如何によって、次年度以降のランニングコストが変わってきます。

水銀の抑制については、色々な方法があるようです。 ただ少なくとも芦屋としてはこのやり方で制御していくとのこと。

西宮との広域化を検討しているところであります。 その際には、どういうやり方で制御していくのが良いのか。 この辺も協議の対象になりそうですね。

今回の対策について

水銀については、待機中にも存在している物質であり 今回の芦屋の例でも人体への大きな影響はないと言われています。

今回の法改正については、地球全体の水銀量を抑制しましょうね。 という地球環境を考えた対策であると言われています。

直感的な話で考えると、こんなにお金かける必要あるのかな?とは思います。 しかし、地球規模での環境保全は無視しても良いんだ!とも言えません。法律で定められていますし。

水銀起因による停止がないように

ゴミ処理場は、水や電気と同様に常時起動しているインフラとして必要とされている施設です。 今回の投資は結構な額になる訳ですから、今後、水銀起因による施設停止がないように 対応してくださいとしか言えないところです。

原因の特定はできていないものの、施設起因の物質ではないことから 持ち込まれたゴミによる事象であることはほぼ間違いありません。 ハード対策はしたものの、万事OKという訳ではありません。 引き続き、しっかりと分別に取り組む必要があります。

芦屋では、色つきゴミ袋でのゴミ出しが許されています。 性善説に基づいた対応でうまく回ってきたことも、芦屋の美点の一つだと思います。 性悪説に基づいた透明ゴミ袋でのゴミ出しということにならないよう、 今後はより一層の啓発の徹底をお願いしたいところです。