今日は都市計画審議会がありました。 市議会の会議ではありませんが、議選委員として選ばれている関係で委員として参加しました。
都市計画審議会とは?
都市計画審議会とは、「都道府県都市計画審議会及び市町村都市計画審議会の組織及び運営の基準を定める政令」に 準ずる芦屋市都市計画審議会条例に基づいて設置された機関です。 芦屋市が定める都市計画に関すること等について市長の諮問に応じ、審議するものです。
メンバー構成について
条例では、以下のように定められています。
- 知識経験を有する者:7人以内
- 市議会議員:5人以内
- 関係行政機関若しくは県の職員又は市民:3人以内
市議会としては5人以内となってますが、市議会から5人を選出すると 審議会の定員の1/3を議選委員が占めてしまうことにもなります。 なので、以下の4名を選出することとしています。
- 副議長
- 総務常任委員長
- 建設公営企業常任委員長
- 委員を出していない大会派から1名
僕は総務常任委員長を仰せつかっているので、委員として参加したという格好です。 ちなみに昨年も建設公営企業常任委員長を仰せつかっていたため、何気に2年連続になっています。
今日の議題について
今日の議題は「都市施設等の整備基本方針について」報告を受けるというものでした。 なお、今日の会議は公開会議として取り扱われていたので、後日議事録が出ます。 詳しい話は議事録を…ということで、概要だけを紹介しておきます。
とどのつまり
ざくっというと「計画策定済みの都市計画道路について優先順位を付けた」ということです。 まだ確定ではなくて、庁内での調整やパブリックコメント等を経て完成形となりますが 令和2年度に改定する「芦屋市都市計画マスタープラン」にはこの優先順位が反映されるということです。
優先順位はどうなった?
棚上げとなっていた都市計画道路は以下のとおり。
- 芦屋川左岸線
- 稲荷山線
- 芦屋中央線
- 川東線
- 松浜線
- 川西線
- 大平線
- 山手線
- 芦屋山麓線
芦屋の都市構造の課題を以下のように整理し、 それぞれの観点に基づいた重みづけによる優先順位付けが行われました。
- 道路ネットワーク
- ①南北方向におけるネットワークの分断の解消
- ②市街地における外郭道路の形成
- ④公共交通利用圏域外への対応
- ⑦交通結節点(駅、バス停)機能の強化
- ⑨市街地開発事業の未整備箇所における都市の骨格の形成
- 防災安全
- ⑤防災ネットワークの形成
- ⑧消防活動困難区域への対応
- 生活利便
- ①南北方向におけるネットワークの分断の解消
- ③駅や重要な施設へのアクセス性の強化
- ④公共交通利用圏域外への対応
- 市民ニーズ
- ①南北方向におけるネットワークの分断の解消
- ⑥鉄道による地域の分断の解消
- ⑩まちづくりに対する市民ニーズの対応
結果としては、以下の4路線の優先順位を上げる方向性で考えているとのこと。
- 芦屋川左岸線
- 稲荷山線
- 芦屋中央線
- 山手線
優先順位付けについての評価
市内の課題が複合的に解決される路線が選ばれていると思います。 ですが、実現可能性を考えると厳しそう。もしかしたら、僕が生きている間の完遂さえ難しいかも。 とりあえず、この4路線については少しずつでも実現する方向に向かって進みますよというぐらいの 受け止め方で良いのかもしませんね。
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