今日は図書館本館の施設見学に。 昨年10月から行われていた大規模改修が完了したためです。

16日のリニューアルオープンに先駆け、今日は議会の内覧として、 日時を押さえてもらっていたという位置づけです。

完全に議員側の都合ですが…

今日の参加者は、なんと僕含めて3名。ちょっと時期が悪かったのかな。 皆さんお忙しかったみたいです。いや、図書館の人は全く悪くないんですけどね!

僕もお忙しくなかった訳ではありません。ですが、ただでさえ選挙前で議員としての役割が おろそかになっている時期です。図書館の改修について、議会の質問で取り上げていたこともあったため、 議員としての責務から参加した次第です。図書館は歩いて行けるところですし(笑)

また、せっかく日時を押さえていただいているのにも関わらず、 参加者ゼロではあまりにも申し訳ないし、心苦しいですしね。

変更点について

開館時間の拡大

 変更前変更後
平日(火~金)10:00~18:009:30~19:00
土日祝10:00~18:009:30~18:00

開館時間の拡大については、ニーズも多かった要望です。 図書館の立地が伊勢町と、北側在住の方には利用しづらい立地であることも考えると 開館時間の拡大は必須だったと思います。

主な施設改修内容

  • 屋上防水の改修
  • 非構造部材の耐震化
  • エレベータの更新
  • 壁の改修
  • 床の張替え
  • 空調設備機器の更新
  • 排煙装置の更新
  • トイレの洋式化
  • オストメイト対応型トイレの設置
  • 照明器具のLED化
  • 授乳室の設置
  • 館内案内表示の改良
  • 読書スペースの拡充
  • 点字ブロックの更新

サービスの向上という点ではあまり変化はないかも。 ですが、赤ちゃんの駅が設置されたり、和式が多かったトイレが洋式化された点などは 大きな変更なのではないだろうかと思います。

個人的には、きれいなトイレの有無は死活問題です。特に個室。 のっぴきならぬ状況下であったとしても、臭くて汚い個室だと葛藤しますから。 なので、公共施設のトイレがきれいになるのはとても嬉しいです。 駆けこめる施設がまた一つ増えました(笑)

本屋とか図書館に行くと、トイレに行きたくなる人もいますしね。 (青木まりこ現象と呼ぶそうです)

また、本を読む場所であることを考えるとLED化により照明が明るくなったのも大きいですね。

これからの図書館に要望したいこと

市の北側にも図書館を

JR芦屋駅南の再開発が進められていますが、 2号線以北あたりにある図書室を集約して、一定の規模の図書館を設けると 多くの市民から喜ばれるのではないかと思います。

上述のとおり、山手の方の人からすると、伊勢町にある芦屋市立図書館はちょっと遠いです。 JR周辺にある図書室を集約して、一定の規模の図書館を設置することで 北部の方の利用者の利便性を向上させることができます。

駅南の再開発ビルに入る公共施設は概ね決まっているみたいですが、 図書館は悪くない考えだとは思うので、最終決定までは粘ってみたいと思います。

貴重な資料のデジタル化

また、今日はバックヤードにある書庫を見学させてもらいました。 大学の頃、某古本屋でアルバイトをしていたので、密かにテンションがあがりました。

その中で、芦屋市が独自で所有している「田尾スポーツ文庫」や「松本幸雄バスケットボール文庫」も本棚だけ拝見しました。 いずれも相当古そうで、古書の扱いに慣れていない素人だと、読むことさえ困難な資料のようにお見受けしました。

なお、両者の説明については以下を参照。 ソースがWikipediaですが…。

  • 田尾スポーツ文庫
  • 松本幸雄バスケットボール文庫

司書の方が丁寧に扱ったとしても、如何せんいずれも紙資料。 経年劣化で最終的には読むことさえ困難になってしまいます。

その他のどこでも売っている本のデジタル化はそこまで必要とは思いませんが、 郷土資料も含めた芦屋独自の資料については、デジタル化による保存が必要かと思います。 スキャンさえ困難になってしまう前に、是非ともやってもらいたいです。

これは平成29年度の決算審査のときにもお願いしていたことなので、 図書館長は同じ考えでいてくれました。しかし、実際にかなり古い資料なので すんなりとはいかないみたいようでした。

でも、本当にロストしてしまう前のデジタル化は必須です。 今後も折を見て、状況を確認していきたいと思います。