今日は予算特別委員会 総務分科会。 以下の費目についての質疑を行いました。
なお、予定している全ての質疑を終えることができました。 大よそ例年の所要時間と同じぐらいになりましたね。
議案番号 | 議案名 | 区分 | 費目 |
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20 | 平成31年度芦屋市一般会計予算 | 第1条 歳入 | 総務常任委員会の所管に関する歳入 |
第1条 歳出 | 2款 総務費 | ||
12款 公債費 | |||
13款 諸支出金 | |||
30款 予備費 | |||
第2条 継続費 | |||
第3条 債務負担行為 | |||
第4条 地方債 | |||
第5条 一時借入金 | |||
第6条 歳出予算の流用 | |||
22 | 平成31年度芦屋市公共用地取得費特別会計予算 | ||
27 | 平成31年度芦屋市打出芦屋財産区共有財産会計予算 | ||
28 | 平成31年度芦屋市三条津知財産区共有財産会計予算 |
僕は座長という位置づけで、委員会運営が主な役割です。 色々と細々と意見もしたいという思いをグッとこらえて委員会運営に努めてきました。 まあ、被らない範囲でちょっとだけ発言しましたけどね。端的に。
今日もどうしても言いたかったけど、他の委員と重複するところがあるから 自重した部分がありますので、その辺も含めながらちょっとだけ紹介しておきたいと思います。
シティプロモーションについて
国が進めている創生総合戦略の範囲内の事業です。 首都圏を中心として、子育て世代の人口流入を促していく…というのが目的です。
目的自体は理解します。 また、阪神間の自治体間同士で人口の取り合いをしても関西全体のプラスには繋がらないということから 首都圏をターゲットにするというところも理解します。
人口流入と言う形で成果が出るのか
ですが、この進め方で人口流入と言う形で成果が出るのか…疑問が残ります。 というのも、首都圏の人が首都圏に住んでいるのは、仕事や学校が首都圏にあるからです。 芦屋のように高級住宅街に住むのであれば、田園調布や白金で良い訳です。 関西での仕事を創出しない限り、首都圏に張り付いた人をひきはがすのは難しいです。
子育て世代のニーズと実態との乖離
メインターゲットに据えている子育て世代の人たちのニーズはどこにあるんでしょうか。 一般的に言われるのは子育て施策の充実です。自治体間のサービス競争が過熱しているところを見ると、 各自治体ともに「子育て施策の充実がカギだ!」と考えています。それは芦屋市としても同様です。
ですが単純な補助金とか、サービスの部分で勝負すると自治体規模が大きな自治体にはかないません。 芦屋市が勝負できるところと言えば、自治体が小さいというところを活かした小回りの良さや スピード感だと思います。
実際、各学校で調理する学校給食や、空調設備の各学校園への整備なんかは 巨大自治体が簡単にマネできるものでもないと思います。「質」という定量化するのが難しい部分については 芦屋は本当に優れています。
しかし、保護者のニーズはそこか?子育てにはお金がかかります。 また若年層は収入的に余裕はありません。他市で行われているような 好待遇の補助金等と比較されると、そっちに魅力を感じると言われても仕方がないと思います。 だって、余裕ある生活をするということが第一ですから。
また、芦屋の場合、致命的なネックなのが不動産価値の高さです。 同じ金額を出した場合、西宮や東灘区だと1グレード上の物件が見つかります。 同じ金額で、もっと広くて新しい物件に住める状況下で、誰が好き好んで芦屋を選びますか?
芦屋が持っている芦屋ブランドは全国的にも名が知れた素晴らしいものだと思います。 ですが、その特色は子育て世代のニーズと合致しているのか。疑問が残ります。
芦屋の魅力発信はどこに主眼を置くべきか
芦屋の現行のブランドイメージを尊重すると、やはり一定の世帯収入があって 少し余裕がある世帯になってくるのかなと思います。 あるいは、リタイア後に静かに暮らしたいなと思っているシニア層です。
高所得者層をメインターゲットに据えることについては賛否あると思います。 ですが、シティプロモーションとして成果を求めるのであればそれぐらい とんがったやり方が必要になると思います。
休日の阪神芦屋~JR芦屋駅当たりのエリアの感じを見ると、 「オシャレで楽しくて、インスタ映えする街、芦屋」の素養があるように感じます。 歩いていても、惜しいところまで来てるよなーと感じます。
こういった街並みをつくっていくことは、芦屋の高い創業比率が関連します。 どんどんオシャレで小粋な店を開業していってもらい、人を呼ぶ。 また、女性受けするお店づくりには、女性経営者の視点は欠かせません。となると女性活躍も絡みます。 芦屋市のエリアブランディングそのものの方向性は間違っていないように思います。
それだけが芦屋の魅力じゃないよというのは分かります。 当然、他にも色々魅力はあります。でも、税金を投じて戦略を講じるのであれば 現行の芦屋ブランドを活かしながら効果的に進めていくことも必要だと思います。
防犯カメラ設置について
設置箇所を公開しないのか?ということを聞きました。 その意図としては、以下のとおり。
- 市内で住む人に防犯カメラがあることを知らしめることで、安全地帯を教えるため
- 他市から転入を考えている人に対し、芦屋の防犯力を訴えるため
芦屋の特色として、都市部でありながら、犯罪認知の割合が低いというところです。 阪神間では一番低いはず。いわば、犯罪の少ない街です。
小さなお子さんがいるご家庭にとっては、大きな魅力だと思います。 防犯カメラや防犯グループによる取組みを推進している結果が犯罪認知率の低さに繋がっています。
防犯カメラ設置箇所の公開については考えていないとのことでしたが、 「芦屋市 防犯」とかで調べたらすぐ特集ページが見られるようにしておくなどして せっかくの売りである「犯罪の少なさ」をもっとPRしてほしいということを要望しました。
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