今日は本会議。 火曜日から続いた一般質問も今日でラストです。 また、今日は市長からの議案の追加提案が行われました。
一般質問について
登壇した議員は以下の通り。 今回は通告者が少なかったので、最終日は4名だけ。
No | 氏名 | 質問項目 |
1 | 森 しずか | ◆台風21号による災害対策と今後の課題について |
2 | 田原 俊彦 | ◆ひきこもりや不登校について |
3 | いとう まい | ◆芦屋市の行政運営を担う体制について |
4 | 福井 利道 | ◆ヨドコウ迎賓館を芦屋の迎賓館に |
細かいことには触れないですが、 やりとりを聞きながら思ったことをちょっとだけ書いときます。
こども医療費無償化について
芦屋市では、平成27年に医療費の無償化を中学生までに広げています。 ただし、所得制限付き。ある程度の所得があり、自力で医療機関を利用できる層には 補助は出ないという格好です。
これを高校生にまで広げて、所得制限を無くすというプラン。これに反対です。 個人的には、対応としては、現状の対応が限度だと考えています。 医療費を無償化にすると、表面的には良いことずくめのような気がします。
ですが、実際には以下のような問題も併発する恐れがあります。
- 過剰医療、コンビニ医療化の可能性 無料となると敷居が急激に下がります。 そのため、本来なら受けなくて良かった医療まで受ける恐れがあります。
- 病院やクリニック利用者の急増 軽度な患者が急増することで、本当に治療が必要な人が待たされる恐れがあります。
そもそも、平等って何なんだろうか。ということを考えます。 全員にお金を配ることが平等なのではなく「全員が等しくサービスを受けられるようにする」 ことが平等なんだと思います。ある分野で不必要にお金をかければ、絶対にどこかでしわ寄せがきます。 当然のことです。使えるお金の額は決まっているからです。
「負担が大変だから、税金を投入する」というのは、すごく聞こえは良いです。 当事者としては、とてもありがたいことだと思います。ですが、世の中に無料というのはありません。 誰かがその分を支払っているというのを忘れてはいけません。 高度成長期の調子の良かった時代とは違います。限られた財源でやりくりしていかないといけない時代です。 ターゲットを絞って有効的に活用していく必要がある訳で、表面的な聞こえの良さだけで行う 施策展開には絶対に待ったをかける必要があると思っています。
芦屋の街をいつまでも維持していくこと。それこそが最大の福祉だと思っています。 持続可能な行政運営を維持し、将来への負担も減らしていくことが議員として与えられた 役目だと考えています。時には厳しい判断をせざるを得ないこともあります。 正直、そういう判断をするのはとても辛い。ですが、誰かがやらないといけないこと。 これからもそういうスタンスでやっていきたいと思います。
議案について
以下の議案が提出されました。 議案の内容は市議会HPをご覧ください。
種別 | 議案番号 | 件名 |
---|---|---|
市長提出議案 | 第99号 | 芦屋市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
第100号 | 芦屋市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について |
いずれも、総務常任委員会に付託されました。 そして、審査を行う総務常任委員会は明日。朝10時から、南館4階大会議室にて。 ネットでの生中継もありますので、良ければご覧ください。
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