今日は議員研修会。 芦屋市議会として、議会の閉会中に実施している取り組みです。 座学と現地視察を交互に実施していますが、今回は視察ということで人と防災未来センターに。

議員研修会では個人ではなかなか聞けない話などが聴けるので、 個人的には好きな取り組みです。座学の方が好きだったりしますけど。

ここは何回か来てますが、良い施設ですよね。 情報量がかなり豊富なので、防災や自然災害についての勉強になる施設だと思います。 プライベートで来て、じっくり見学しても良い施設です。

今日は現地視察の前に、関西大学の奥村助教授のお話を聞きました。

大阪北部地震が発生した際にブロック塀の下敷きになり、 女の子が犠牲になったことが記憶に新しいですが、ブロック塀についてのお話をうかがいました。

ブロック塀内部に埋める鉄筋やモルタルの注入については 建築基準法で定められているものの、施工不良が少なくない現状のようです。 法に基づいた施工が行われているかどうかがカギなので、ブロック塀の古い・新しいでは判断できないとのこと。

地中に埋まったものは、壊してみないとチェックできません。 全ての案件できっちり対応されない以上は、ブロック塀そのものが危険という考え方もできます。 ただ、施工不良とか言い出してしまうと、ブロック塀以外の構造物も危ないじゃないの…となってしまいます。 よく、「市内業者の育成」というフレーズを耳にします。ブロック塀とか、軽微な構造物は市内業者が使われることも 少なくないため、法順守をしっかりやってくれる業者の育成という観点も必要なのかもしれません。

ブロック塀に特化した場合、以前に芦屋の市民の方から古くなったブロック塀は景観を損ねているから無くすべき。 というご意見をいただいたことがあります。公共施設のものはともかくとして、私の施設についてはなかなか難しいところ。 ですが、景観を重んじる芦屋としては、ブロック塀の使用を禁止するような取り組みも必要なのかもしれません。 防災とは少し違うアプローチでの対応ですが、結果防災に繋がる…みたいな感じでしょうか。

また、ブロック塀の話だけでなく、芦屋市の浸水についての話もありました。 僕らとしては、「高潮」の被害だと思っていましたが、専門家の見解では「高波」だろうとのこと。 高潮被害だと、もっと絶え間なく水が押し寄せてきて、もっと甚大な被害が出ていただろうとのことです。 実際には、低気圧による潮位の上昇の影響で越波があったんではないか?ということでした。

なので、対策としては防潮堤の上に波を逃がす構造物を設置する形でも大丈夫かも?ということでした。 現在、国土交通省近畿地方整備局の方で大阪湾港湾等における高潮対策検討委員会(尼崎西宮芦屋港部会) を進めており、原因特定をされている段階です。最終的な分析結果がどうなるか分かりませんが、 素人考えでは見当違いの対応になるなぁと改めて気付かされました。 高潮対策については、専門家の先生方の見解を待つ方が得策ですね。

施設の見学では、津波避難体験コーナーで津波の実写・CG映像の中、歩行装置に乗り、水圧がかかる中での歩行を体験。 手すりなしでは前に進めませんでした。当然、実際には手すりがないので前に進めません。 数10センチの津波でも足を取られてしまうという話をテレビで見ました。 実際、低い津波でも飲まれてしまうと、前に進めなくなることが分かりました。 やはり、言われているように津波が来る前に逃げる!というのが必要です。

南海トラフ地震は近い将来に発生すると言われています。 災害に対する意識は常に研ぎ澄ましておく必要があると改めて感じました。

なお、当日の写真はありませんので議会事務局の方が撮ってくれた写真をシェアしておきます。 芦屋市議会議会事務局Facebookページへの「いいね!」もよろしくお願いいたします。