今日はルナホールで行われた第36回芦屋市立中学校総合文化祭に来賓出席。 市内3中学校の合同の文化祭という位置づけです。

DSC_0201 DSC_0203

総合文化祭では、以下の演奏が行われました。

  • 各中学校内の合唱コンクールで選ばれた代表クラスによる合唱
  • 精道中学校コーラス部による合唱
  • 各中学校の吹奏楽部による合奏

コーラス部と吹奏楽部の演奏レベルが高いのは当然だと思いますが、 クラス合唱もレベルが高くて驚きました。僕も合唱をやっていたので、 合唱については割と厳しい目で聴いてしまいますが、十分良かったと思います。

クラス合唱については専門にやってる子たちではありませんから、 当然、合唱連盟による合唱コンクールとかNHKコンクールとかの県大会や関西大会のレベルに比べたらまだまだです。 ですが、音楽の時間と自主練習のみでここまでに仕上げるのは素晴らしいと思います。 特に山手中学校は特筆すべき点があると感じました。

合唱部作れば良いのになぁと思います。特に、男声の方の声が良く出ていました。 せっかく校内で合唱コンクールやってるんだから、3中学校それぞれで合唱部つくれば良いのになぁ。 今は精道中学校だけなんですよ。女声合唱も良いですが、混声も良いですよ。 僕は男声合唱が他の追随を許さないレベルで好きですが。

そして、クラス合唱の方ではいずれの学校も合唱曲をセレクトしていました。 良いチョイスだなぁと思いました。先生の方々のこだわりがあるのかな。

  • 潮見中学校:Cantare~歌よ大地に響け~(作詞・作曲 高橋晴美)
  • 精道中学校:地球誕生(作詞 渡瀬昌治、作曲 太田桜子)
  • 山手中学校:ヒカリ(作詞 瀬戸沙織、作曲 松下耕)

地球誕生とヒカリは難しい曲だと思います。プログレになってましたし 歌詞も難しかった。学生が歌う曲は、ポップスのように解釈が簡単な曲では無くて 解釈が難しい曲を選ぶべきだと思います。それを考えるのも勉強だと思うからです。 歌詞を解釈した上で、それをどうやって感情表現するのか?と考えるのも勉強です。

テクニックの問題があり、全て表現できないこともあります。 ですが歌詞の意味を理解して、それを伝えようとする気持ちがあるだけで、聴く側には届きます。 学生合唱はそういうところを意識してほしいなぁというのが個人的な思いです。 ポップスのように聴いたことがある曲とか、分かりやすい曲に逃げないでほしいです。 歌詞を意識して、集中して歌うとたった5分でもへたり込むほど疲れます。 特にヒカリについては、そういう感覚に至る曲なんじゃないかなと。

合唱についての話が長くなってしまいました。 思い入れが強いので(笑)

この合同文化祭は、3年生のラストステージだと聞いています。 特に部活については引退ステージだから、涙ぐんでいる生徒もいました。 泣いたかどうかでは3年間の思いは図れません。 いずれにせよ、若い学生時代に真剣に打ち込めるものがあり、引退で感慨深くなることは良いことです。 高校に進学したあとも、泣けるほど真剣に打ち込めるものを探してもらいたいですね。