今日も決算特別委員会。 3日目は最終日なので、審査に加えて討論・採決も行われました。

今日の審査対象費目は以下のとおり。

会計区分費目(審査順)所管
一般会計土木費都市建設部
特別会計下水道事業都市建設部
都市再開発事業都市建設部
駐車場事業都市建設部
一般会計災害復旧費都市建設部
教育委員会
教育費教育委員会

自分が質問したところを中心に書いておきたいと思います。 諸般の事情で割愛している部分もありますので、 詳しくは後日アップされる会議録をご覧いただければと思います。 動画の方がアップは早いけど、8時間ぐらいある長編なので…。

質疑について

土木費【土木管理費、道路橋梁費】

交通安全について

たくさんの啓発や交通安全教室を実施されていると思う。 ただ、以下の件数の減少には至っていないのも事実。
  • 交通事故による死傷者数
  • 自転車が関わる事故件数
市として、それぞれの交通事故の原因分析は実施しているか? 原因によって対策も変わってくるため、適切な対応が必要になる。
事故の多い通りなど、明らかになっている部分もある。 原因に応じて個別対応していく。
  • 要望
  • 原因を分析し、啓発が有効な場合は啓発。歩道のガード設置等のハード整備が有効な場合はハード整備。 切り替えて対応し、件数を1件でも減らせるよう取り組んでほしい。

放置自転車対策について

未だ1000件近い件数があり、劇的な減少というのは見られない。どのエリアでの放置が多いのか?
明らかに多いのはJRの駅周辺。 ピーク時になると駐輪場が足りないため、待ちきれなくなって放置されるケースがあるのだと思う。
防止のための取り組みは何か実施しているか。
定期的な巡回と警告タグをつける対応をしている。
  • 要望
  • 放置自転車は景観を乱し、歩道が塞がれることで危険度も増すケースもある。 また、返還と移送の業務委託料だけで1000万円近い費用がかかっている。 放置自転車の防止に関する取り組みは、様々な面からも効果が大きいと言える。 劇的な減少効果を期待するのは難しいと思うが、ゼロに向けた取り組みを進めてほしい。

公益灯のLED化について

LED化率は38.1%と概ね計画通りに推移している。 電力削減効果や電球交換等の維持管理コストの削減効果について、当初予定どおりの効果は出ているか。
電力削減効果については徐々に出ている。 電球交換等のコストについては、LEDに置き換えてからまだ年数が経っていない。 水銀灯や蛍光灯は3年ほどで交換が必要なのに対し、LEDは10年は持つ。 効果測定ができるのはもう少し年数が経ってからだと思われる。
市内100%を目指すのか。またいつ頃にそれを目指すのか。
トンネル内など特殊な箇所を除く全ての箇所での対応を目指している。 水銀灯については平成32年度を目処に、蛍光灯については平成35年度を目処にLED化を図りたい。

アンダーパスの冠水表示板について

平成29年9月に発生した台風18号の際、阪神電車と中央線のアンダーパスで 車1台が冠水のために立ち往生したという報告があった。 当該個所は、冠水表示板を設置している場所だと思うが、冠水表示板は アンダーパス冠水時の車の進入防止に対し、効果を出せていると考えて良いか。
冠水の危険性が生じたときは自動に「通行止め」表示が出る。 職員が対応する場合、現場到着が遅れるために通行止め表示が遅れてしまう。 タイムラグが無くなる点についての効果を期待している。
全てのアンダーパスに設置しているのか。
冠水リスクがあるアンダーパスへの設置は完了している。

土木費【都市計画費-都市計画総務費】

屋外広告物条例の対応について

「芦屋市屋外広告物条例の規制内容に適合する屋外広告物の割合」について、平成32年度には82.5%の達成を目指している。 平成29年度の実績は69%と、残り3年で13.5%の向上を目指す必要がある。今の進み具合だと平成32年度の目標達成は 難しいと危惧するが、目標達成は可能か。
補助金の申請件数は年々増加する傾向にあるため、平成32年度の目標達成は可能だと考えている。

土木費【都市計画費-公園緑地費】

公園のバリアフリー対策について

平成32年度目標が56.6%であるのに対し、平成29年度実績が22.6%。 目標に対する進捗率が悪い。達成見込みはあるのか?
国庫補助を用いた事業として計画している。 計画策定時よりも内示率が下がっているために伸び悩みに繋がっている。
  • 要望
  • 国マターになり、読めない状況は理解する。 ただ、公園は色々な世代の方が集まる施設であるためバリアフリー化は重要であると考える。 目標達成に少しでも近づけるよう、取り組んでもらいたい。

公園トイレの改修について

防災倉庫がある公園を最優先で対応したという流れは分かる。 防災倉庫がある公園の対応が完了した後、利用者数が多い公園からやっていくというところが引っかかる。 公園の利用者数が少ないという事象には、以下の原因がある。
  • トイレなどの設備改修が追い付いておらず「使いにくい」ため
  • そもそも「必要とされていない」ため
  • 周辺にもっと便利な公園があるため
見極めた上で、利用者が多い公園の優先順位を上げて対応していく。
  • 要望
  • 使いにくいことが人が集まらない要因なのであれば、 改修すれば「人が集まらない公園」⇒「人が集まる公園」にすることができるため 優先度は上がってくるはず。公園の利用者数を調べると同時に、原因分析も進めた上で 優先順位の決定をしてほしい。

土木費【住宅費】

市営住宅退去後の補修費の入居者負担について

入居者負担となる費用とならない費用の違いは?
根本的な修繕が必要な際については、市が負担する。 消耗品等、退去後に交換しなければならない部品等は入居者負担となる。
入居者に瑕疵があるケースを想定したが、そうではない?
その場合は入居者負担となるが、平成29年度ではそういうケースはなかった。
退去時に補修費用が必要になること、入居時に説明して納得はしてもらっている?
予め説明し、納得いただいた場合に限り入居いただいている。

教育費【教育総務費】

情報セキュリティ研修について

打出教育文化センターでの研修実施時の参加者を見ると2名と極めて少ない。 学校園でも個人情報を取り扱っているため、少なくとも年1回はセキュリティ研修を受講すべきだが、 どういう認識か。
必要であると認識している。同センターでの研修参加者は少ないが、 学校内での研修に参加しているため、一定のレベルは維持できていると考える。
教員ではない職員も個人情報に触れる機会がある。 職員に対しても同様に研修を取り組む必要があるが、どうなっているか。
職員に対しても教員と同様に実施している。

小学校学習用PC、幼稚園校務用PCの購入について

金額からすると、ややオーバースペックな端末を買っている印象がある。 具体的にはどのような用途で使用しているのか?
端末代だけでなく、管理用ソフトのライセンス料も含まれている。 また、小学校用の端末については子供が取り扱うことを鑑みて、頑丈なモデルを選定している。
  • 要望
  • 近年では、比較的ハイスペックなノートPCを安価で購入できるようになっている。 PCのスペックは用途に応じたものを買わなければ、スペックを持て余すことになるので 用途に応じたスペックを選定するようにしてほしい。

教育費【社会教育費】

図書館蔵書の電子化について

蔵書の中で、郷土資料と行政資料については芦屋図書館独自の資産だと思う。 これらの書籍の劣化防止と省スペース化の意味で、電子化をし、電子資料としての 提供は考えられないか?
他にも、市独自の資産としてスポーツに関する資料がある。 これらの資料は後世にも残していく必要があると考えるので、電子化も含めた対応を検討していきたい。
  • 要望
  • 電子書籍がまだまだ浸透していないので、図書館の電子化は難しいと思う。 他市でも苦労していると聞いている。だが、本は放っておいても劣化するし 不特定多数が触ると更に劣化が進む。貴重な資料の電子化だけでも進めていってもらいたい。

ルナホール事業について

文化振興が目的だと思うが、11回開催中で映画が7回と映画に偏っている。 映画を否定するものではないが、他にも色々文化的なものがあるので検討はできないか。
映画が一番安価というのが大きい。
  • 要望
  • 安価で費用対効果が高いと言われると「そうですね」となってしまう。 ただ、近年では西宮にも映画館ができているし、映画に触れる機会は多くなっている。 他の文化的な事業も色々あるので、今後は検討していってもらいたい。

教育費【保健体育費】

子供の運動能力低下について

本市では、学力テストは好成績だが体力テストが平均を下回っている。 平成29年度実施の小中学校体力運動能力調査の結果はどうだった?
依然として、平均を下回っている。
親世代よりも体力が低下していると言われている。これは本市のみならず全国的な傾向。 それを受けて、教育委員会としても取り組みを実施している?
運動に親しんでもらうための取り組みを進めている。
かつてよりも手厚く対応しているが、結果が伴わない。 教育委員会だけの取り組みでは難しく、市の色々な部署と連携して 全市的に取り組んでいかなければならないのではないか?
そう考える。市の色々な行事やイベントを通して、子供たちに運動に親しんでもらう施策展開を進めていきたい。

青少年センターの施設について

多目的研修室の稼働率が6.9%と低すぎる。 数字から考えて、ニーズがないのではと考えるが市の見解は?
元々調理室としていたときの稼働率は2%台だった。 名称を変更し、利用シーンを拡大した効果が出ていると考える。
それは研修室のニーズが増えただけで、調理室そのもののニーズは変わっていないのでは?
そういう見方もできるが、調理が終わった後にゆっくりできるなどの効果もあるので 有効に使われていると思う。
  • 要望
  • 潰せとは言わないが、1ケタ台の稼働率は低すぎる。 放っておくだけでも減価償却で費用がかさんでいることを意識してほしい。 必要な施設と言うならば、稼働率を上げられるよう、利便性を向上させる等の取り組みをしてほしい。

討論・採決について

結論から言うと、賛成多数で可決すべきものと決しました。 うちの会派としても、賛成をしています。 討論について簡単に書いておきます。

  • 事業推進について
  • 限りある資源を有効活用しつつ、総合計画等を推進してきたことを評価する。
  • 財政指標について
  • 経常収支比率は悪化しているものの、その他の指標は概ね改善されている。 経常収支比率の悪化も、満期を迎えた市債の一括償還があったことに起因するものであり、 基本的には安定した財政運営が行われてきたものと考え、高く評価する。
  • 今後の展開について
  • 少子高齢化が進むと言われている。 歳入のメインである市税のうち、市民税が占めるウエイトが大きい本市にとっては 今後は厳しい財政状況となることが予想されるため、以下の取り組みを進めることを要望する。
    • 限りある資源の有効活用を継続する。
    • 慎重な財政運営を継続する。
    • 持続可能な行政運営を目指す。