今日も昨日に引き続き、本会議。 一般質問2日目です。

今日質問した議員は以下のとおり。僕もやりました。 毎度のことながら、反省なしで終わる質問はありません。 12月議会がラストですから、悔いの残らないようにしたいと思います。

No氏名質問項目
1帰山 和也◆さらなる防災対策について
◆野生鳥獣について
2大原 裕貴◆災害発生時の対策について
◆広報について
◆駅前の違法駐車に対する対応について
3山田 みち子◆河川水難事故の防止対策について
◆働き方改革について
◆マイナンバーカード活用事業について
4中島 健一◆児童の発達支援について
◆認知症初期集中支援について
5ひろせ 久美子◆JR芦屋南再開発について
◆防災について
6平野 貞雄◆市の施策における公的責任に関する市長の基本姿勢について
◆平和行政について

詳しくは、動画を確認した上で更新しますが 今日のところはやりとりについて、簡単にご紹介。

災害発生時の対策について

この項目では、大きく分けて以下の2点について質問しています。

  • 災害対策本部の設置について
  • ICT部門の事業継続計画(BCP)について

災害対策本部の設置について

質問の背景

6月18日に発生した大阪北部地震の際、電車などの交通インフラが麻痺。 発生時刻が7時58分と早朝だったこともあり、定刻に登庁できなかった職員が少なくなかったと報告があったため。 市は、大災害が発生すると直ちに災害対策本部を設置する必要がある。

幸い、当日の芦屋の被害はそこまで大きいものではなかったものの 定時外に大災害が発生する可能性も大いに有り得る。教訓にする必要があると感じている。

質問概要

  • 大阪北部地震発生時、職員の登庁が遅れたことによる災害警戒本部および通常業務への影響はなかったか?
  • もっと大きな災害が発生した場合においても、初動体制を組むことができるか?

当局答弁

  • 大阪北部地震発生時の対応
  • 災害警戒本部の初動については、支障は無かった。 通常業務についても、充足している他部署から応援体制を組むことで、通常業務への支障を来たさないよう対応した。
  • 大災害発生時の対応
  • 160~170人の早期参集が見込まれるため、災害対策本部の設置への支障はないと考える。

答弁を受けて

年度が変わると要員配置が変わる。160~170人にニアリーの体制を維持できるように、 遠方から通勤する職員が極端に増えることが無いような配慮をお願いしたい。

ICT部門の事業継続計画(BCP)について

質問の背景

災害発生時にサーバやシステムが停止すると、市の機能が停止するといっても過言ではない。 なので復旧計画が重要である。芦屋市ではICT部門のBCPは策定済み。

ただ、訓練の実施などで計画を都度見直していく必要がある。 あまり取り沙汰されない部門なので、取り上げることで訓練意識を持ってもらうことを期待する。

質問概要

  • インフラ麻痺などの理由でサーバのベンダー担当者が芦屋に来られない場合、常駐メンバーで対応することは考えているのか?
  • 年次訓練ではどこまでの訓練を実施しているのか?

当局答弁

難しいオペレーションになる。素人が触って下手に事態を悪化させることを危惧するため 基本的にはベンダー担当者に任せる方針。なので手順書等は用意していない。

訓練については、これまでは伝達訓練やサーバの異常検知訓練をしてきたが、 今年はサーバ復旧訓練を実施する。

答弁を受けて

確かにエンジニアでも難しいオペレーション。 ただ、スペシャリストにはならないにしても、ベンダー担当者を お助けできるレベルのスキルは身につけてほしい。

訓練については、経験値の蓄積としてなるべく実地訓練をするのが重要。 また、そのときに出た問題点を計画にフィードバックし、 なるべく精度の高い計画に仕上げてほしいと要望しました。

広報について

質問の背景

情報を届けたいメインターゲット、SNSの有効性(拡散性・即時性)を意識して配信する必要がある。 しかしアカウントによっては、二桁のフォロワーしかいないアカウントもある。 有効性が生かされているのか疑問が残る。

質問概要

  • 市ホームページのアクセス解析を実施することで訪問者のニーズに合致した分かりやすいホームページにできないか?
  • SNSの情報発信について、情報を届けたいメインターゲットとSNSの有効性を意識した上で効果的な情報発信ができないか?

当局答弁

SNSは情報発信の多様な選択肢の提供と言う意味で活用している。 平時の発信が不足しており、フォロワー数に繋がっていない現状があるので 今後は情報発信を強化する。

答弁を受けて

SNSでフォロワーを増やしていくことを考えると、毎日投稿するのは最低限。 ただ、専門の担当者を設けずしてそこまでの対応をするのは困難だと思われる。 情報の種類によっては即時性が不要なものもある。 特質を見極めながらストック型メディアであるホームページやブログも活用して 効果的な情報発信に努めてほしい。

駅前の違法駐車に対する対応について

質問の背景

駅前は依然として違法駐車が多い。 特に夕方のお迎えの時間になると、一定時間停車する車が多く危険度もピークである。 ただでさえ暗く、視認性が落ちているのに両側の車線に車が止まっているなど、 危険度の極めて高い道路となっている。

質問概要

受け皿として、ラポルテ駐車場の初め数分を無料開放するなどの対応を採り 厳しい取り締まりをしていくことはできないか?

当局答弁

ラポルテ駐車場は民間管理者もおり、無料とするのは難しい。 ただJR芦屋駅南再開発が終わった後は取り締まりを強化するよう警察と連携する。

答弁を受けて

JR芦屋駅南の再開発が終了した後は、新しい再開発ビルおよび交通広場のイメージ戦略として 撲滅キャンペーンを大々的に売って出てほしい。何もない中で取り締まり強化をしても受け入れられにくいが 施設が新しくなったタイミングだと「JR南は停められない」というイメージも受け入れやすくなる。

また、JR南での駐車禁止のイメージが定着することで、他の駅前についても同様に対応してほしい という市民の声が広まる可能性もあり、他の地域への波及効果も考えられるのでしっかりと対応してほしい。