今日から3日間、東北方面への会派視察です。 うちの会派は2人だけなので、芦屋市議会の公明党さんと合同で視察させてもらっています。 初日の今日は、石巻市さんにお邪魔しました。 東日本大震災の被災地であり、芦屋市のカウンターパートである同市には「復旧復興過程における問題点とその取り組みについて」 というテーマで視察をさせていただきました。

僕は東日本大震災の被災地には初めてやってきました。 石巻市役所で視察をする前に、大川小学校を訪ねることができました。 現場を見ると、筆舌に尽くし難いというか…胸が痛くなりました。 座学もしていただきましたが、実物を見たときのインパクトがあまりに強かったです。

現地視察:大川小学校

大川小学校の校舎は、Wikipediaによると1985年に完成したとのこと。 完成から26年しか経っていない、比較的新しめの建物なのにここまでボロボロになってしまうのか…。 また、小学校があったということは、元々は住宅地になっていた地域です。 なのに、今見てみると残っているのは学校のみ…。家も全て流されてしまったということです。 ニュースで初めて津波のニュースを見たとき、とても恐ろしかったのを覚えていますが、 現地を見ると、改めてその爪痕の大きさに驚きます。

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裁判でよく出てくる「裏山」も実際に見ました。 舗装はされていませんが、しっかりした道があり、小学生でも十分登ることができる山でした。 津波は裏山の低い位置にまでしか到達していなかったので、裏山に逃げていれば助かったと思います。 ですが、実際には川の方に逃げてしまった。裁判では、県のハザードマップ等での想定を超える準備をしておくべきだった ということが言われていますが、それも酷なのかなと思います。

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大川小訴訟(毎日新聞)

どれだけ密なデータを取ったとしても、自然相手のことですから正確な予測ができないのは当然。 なので、想定外の事態に対応できる準備をしておく必要はありますが、それもどこまで?と言われればエンドレス。 難しい問題だと思います。ただ、地震の発生源によって安全地帯は異なります。 直下型地震の場合、建物の崩壊や火災が怖いのでグラウンドなどの開けた場所に逃げれば一旦は安心です。 津波型地震の場合、とにかく高いところに逃げる。この原則だけは押さえておく必要があるんだろうと思います。

芦屋市では、2号線まで北上すれば一定の高さに到達します。 なので海の方で大きな地震が発生した場合は速やかに水平避難をしてくださいと啓発しています。 それでも間に合わない場合はビルの屋上などに垂直避難する。どこまで浸透しているかは分かりませんが、 この初動の早さで全てが決まります。

座学:石巻市役所

石巻市役所では、10年スパンの震災復興基本計画を定めています。 ハード整備は平成32年に完了させるとのこと。実際、沿岸部はたくさんの工事車両が走っており 本当に大勢の方の力で復興が進んでいくのだと実感しました。

復興公営住宅は、平成29年度時点で4269戸だとのこと。 現状で必要な施設であることは間違いないんだと思いますが、人口14万人ほどの自治体を考えると 明らかに多い戸数。これを維持していくとなると、将来的な負担にも繋がってくるんだろうなと思います。

また、沿岸部にあった住宅を高台に移転し、空いたスペースに工場などを配置し 住宅を守りながら、産業の復興に繋げている方法は理にかなっていると感じました。 やはり、沿岸部には戸建住宅を置くよりも、工場などを置く方が津波の減勢という意味でも理にかなっていると思います。 芦屋市は、沿岸部に戸建てを置いてしまってますけど…。

さて、明日は仙台市で視察するため、今日は仙台市で泊まり。 明日の視察も楽しみです。