今日は滋賀県大津市にある全国市町村国際文化研修所(通称JIAM)での研修に参加。 今日のテーマは『住民とのコミュニケーション~対話と発信力の向上~』です。 議員仲間の間でも評判が高いこの研修。今日も定員60人のところに110人を超える参加があったとのこと。 名実ともに人気研修です。今日から1泊2日でみっちり研修を受講することになります。

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市町村議会議員研修[2日間コース]「住民とのコミュニケーション~対話と発信力の向上~」(JIAM)

間に選挙とかが入ったりして、なかなか予定が組めなかったのでJIAMに来るのも久しぶり。 他の議員研修が2時間半で15000円とか、コスパが最悪のものが多い中、JIAMの研修はコスパ最高です。 1泊2日の泊まり研修で7300円とかされると、他の研修には行けませんね(笑)

備忘録の意味も込めて、今日学んだことを記しておきたいと思います。

コミュニケーションの3つの機能

理解を増やす

理解を深めることで、先入観や固定観念、思い込みを減らしていく。

人間関係に影響を与える

基本はフェイス to フェイス。 言語コミュニケーション(内容)よりも、 距離感・視線・表情(笑顔)・動作・声のトーンといった非言語コミュニケーションの方が影響が大きい。 結局は、内容よりも伝え方の方が重要になってくる。

僕らの武器でもあるマイクでの演説でも、内容よりも熱意とか本気度の方が心に響くものがあります。 それはこの間行われていた西宮の補欠選挙でも痛感しました。

信頼関係を築く

  • 聴く
  • 言行一致
  • 守秘義務

言語コミュニケーションのポイント

ブラインドウォークという実習を行い、身を持って体感しました。 ブラインドウォークとは、目をつぶって案内してくれる人の誘導の通りに歩くというものです。 視覚から情報が得られなくなるため、案内人の声が全ての頼りです。

目が見えない状態で、危険を回避させるためには以下の点が重要です。 それは、市民とのコミュニケーションにおいても同様。

  • 相手の立場に立った分かりやすい指示
  • 急な指示ではなく、予告が重要
  • 相手に合わせ、表現を変える。

距離は定量的な表現だが、人によって歩数が異なる。 目が見えない人には距離nメートルと伝えても分からないため、歩数で伝える必要がある。

⇒具体性のあるコミュニケーションを行う必要がある。

また、人間は学習する生き物。時間経過によって理解度は異なってくる。

⇒「今の」相手に合わせて伝え方をカスタマイズ・バージョンアップする必要がある。

コーチングの基本

コーチングとは、「教え込む」ティーチングとは違い、 可能性や自発性を「引き出す」こと。

傾聴について

アクティブリスニングの3要素は以下のとおり。

  • あいづち
  • うなずき
  • くりかえし

聴く=受け身ではなく、相手に話させるための能動的な聴き方。 アクティブリスニングをすることで、話に華が咲き、色々な情報を聞き出すことができる。 また、それにより信頼関係も構築できる。

質問のスキル(ヒーローインタビュー)

興味や好奇心をフルに発揮する映像が浮かぶように質問する。 それにより、心と心の通い合うコミュニケーションに繋がる。

ヒーローインタビューは実際にやってみましたが、なかなか難しい。 本家本元のプロ野球のヒーローインタビューでも、「ん?」っていう質問もあったりするので テクニックが必要なのかもしれません。 こういう聴き方は今まであまりしていないので、芦屋に帰ったあとも使ってみたいです。

研修はあと1日あります。 こちらの言いたいことを伝える、相手の言いたいことを理解する。 広報紙や演説、対面など、相互のコミュニケーションがありますが、 いずれのケースでも効果的にコミュニケーションが取れるよう、しっかり学びたいです。