今日は本会議。現年度議案の採決と総括質問が行われました。
議案の採決について
議案の採決を行う日には委員長報告があります。 ただ、僕は建設公営企業常任委員長の報告をすっかり忘れていて、議場に入って思い出しました。 事前に原稿のチェックができていなかったので、噛んだり言い間違いが多くなってしまいました。 申し訳ありません、反省です。
採決した議案は第5号~第11号議案の計7件。 いずれも全会一致で可決と決しました。 議案の詳細については、市議会ホームページを参照してください。
総括質問
総括質問は、各会派から代表して1名が施政方針について質すものです。 フリーに質問ができる一般質問は3月定例会では実施されません。 個人的には、たとえ10分とかでも良いので質問したいところですが…。
さて、今日の質問者と項目は以下のとおり。
No | 氏名 | 質問項目 |
1 | 福井 美奈子(真政会) | ◆平成30年度予算編成について ◆安全・安心で良好な住宅地としての魅力を高めるまちづくりについて ◆若い世代の子育ての希望をかなえるまちづくりについて ◆教育について |
2 | ひろせ 久美子(共産党) | ◆地方自治について ◆平和行政について ◆社会保障について ◆公教育・保育について ◆文化行政について ◆経済対策について |
3 | 田原 俊彦(公明党) | ◆行政運営について ◆子育て支援について ◆健康について ◆環境について ◆防災について ◆教育について |
4 | 寺前 尊文(維新の会) | ◆安全・安心で良好な住宅地としての魅力を高めるまちづくりについて ◆若い世代の子育ての希望をかなえるまちづくりについて |
各会派の質問については、それぞれの議員さんが詳しく紹介されるでしょうから ここでは自身の会派の質問について取り上げます。 ただ、範囲が広かったのと自分が質問した訳じゃないからか、 メモが追い付いてないところも多々ありまして…。 なので完全版は追って公開される議会中継や会議録をご覧ください。
ちなみに会派としての大項目は2つですが、小項目を含めると14項目の質問をしています。 次第書には、小項目も掲載してくれると分かりやすいと思うんですけどね。
- 質問項目1:安全・安心で良好な住宅地としての魅力を高めるまちづくりについて
- 無電柱化の推進について
- 阪神電鉄の連続立体交差について
- エリアブランディングについて
- 公共サインの整備について
- 日本酒をテーマとした日本遺産への申請について
- 図書館の大規模改修について
- 特定健康診査の受診率向上施策について
- オープンデータの取り組みについて
- お困りです課における画像受付について
- 質問項目2:若い世代の子育ての希望をかなえるまちづくりについて
- 子育て包括支援センターについて
- 岩園保育所の大規模改修について
- 就学前児童の小学校施設の利用について
- 遠距離通学バス定期代助成について
- 放課後児童健全育成事業について
なお、質問のベースとなる平成30年度の施政方針はこちら。
無電柱化の推進について
- 無電柱化の工事にはコストがかかる。公共インフラの更新と併行する形で進めるべきでは?
- 事業については可能な限り効率的に進めていく方針。
- 平成30年度の無電柱化の事業計画は?
- さくら参道の工事が平成31年度完了予定で動いている。事業の優先順位付けを行い、推進計画を平成30年度中に策定する予定。
阪神電鉄の連続立体交差について
- 平成30年度の事業概要、市が検討しようとする工法、期待する効果、また事業着手への条件は?
- 平成30年度は事業優先度の検証をする段階。 事業化が必要という判断になれば、事業化する。 具体の工法については事業化が具体化した後になる。
図書館の大規模改修について
- どのような改修が行われるのか? 昨年1月に実施された図書館利用実態調査で意見のあった一般開架室と児童開架室の分離。 またはブック&カフェへの対応など、新たな要素の追加も期待できるのか?
- 長寿命化が主な目的。
他にはトイレのバリアフリー化も実施する。
図書館利用実態調査からの要望としては、以下の3件を実施する。
- 照明のLED化
- 案内板のリニューアル
- 机・イスの増設
特定健康診査の受診率向上施策について
- 近年、受診率が横ばいが続いている。 従来の啓発中心の向上施策を継続しても結果が出ない可能性が高い。 受診時間の延長など、弾力的な対応が必要だと考えるが見解は?
- 啓発に加え、受診機会の拡大、Web予約の実施などを考えている。
オープンデータの取り組みについて
- オープンデータを活発に利用するためには産官学の自由闊達なコミュニケーションが必要。具体的なロードマップは描いているか?
- 具体的なプランは策定していないが、民間との協議を進めていく。
- オープンデータの利活用をICT関連企業の誘致や創業支援に繋げていく考えはあるか?
- ICT関連企業誘致を目的とした事業ではないが、効果的と考えている。可能な限り、誘致や創業支援に繋げていきたい。
お困りです課における画像受付について
- 具体的にはどのような運用を検討しているか?アプリのように、手軽に使用できる運用を考えているか?
- 個人情報の観点から、アプリは考えていない。 ただ、市HPの問い合わせフォームの表示など、見やすさや使いやすさの向上について検討する。
就学前児童の小学校施設の利用について
- 本事業が意図する狙いは、どんなところにあるのか?
- 主に小1プロブレム対策としての事業。 通常保育時間中に5歳児が小学校施設を利用する。
放課後児童健全育成事業について
- 山手中学校区の各小学校において待機児童が発生している状況から鑑みて、3小学校の中心部に位置している朝日ケ丘幼稚園で事業を進めるのは妥当な判断。ただ、朝日ケ丘幼稚園は平成31年をもって閉園となる。臨時的事業と言う位置づけなのか?
- 平成30年度単年の事業と考えている。 平成31年度については別の施策を考えている。ただ、予算の関係もあるので現時点では確定した情報は出せない。
- 単年募集で応募する事業者があるか懸念するが?
- 本年度夏休みに短期事業として民間事業者による事業を実施した実績があるため 民間業者への委託の見通しをつけた。
コメント
コメント一覧 (2)
自校内の友達と離れ、校区外まで通級する子供たちの精神的苦痛、それを受け止めざるをえない保護者の不安を解消すべく、自校内における留守家庭児童会の受入体制を整備するのが第一と考えます。
将来を担う子供たちの育成よりもコスト優先の判断になっていませんか?
ご指摘のように待機が出ている山手、岩園において施設整備ができるのがベストです。ただ、山手の場合は土地的な問題もあり、校内に設備を増設するのは難しい状況です。また、山手小学校圏域で、学童保育実施に適した市有地も見当たりません。かといって、山手から岩園の校内の施設に通うというのは非現実的です。
現状の資源の中で山手と岩園を同時にカバーすることを考えると、朝日ケ丘幼稚園に送迎付きの民間施設を誘致するのは妥当であるとの判断です。
学童保育の位置づけを考えると、なるべくコストをかけてベストな形に持っていくことは望ましいです。しかしながら、市で抱える問題は他にもたくさんあります。費用や施設、土地など限られた資源の中でモアザンベターの施策を検討していくのが重要だと考えています。