今日は芦屋市環境処理センターにて行われたごみ処理広域化検討会議(第4回)を傍聴しました。 これまでの議事録や会議資料については、芦屋市のホームページにアップされています

今日の内容についても、おいおい議事録がアップされると思いますが とりあえず、メモ的に残しておきます。

今日の協議内容は以下のとおり。

  • 前回指摘事項の回答
  • 広域化の費用対効果について
  • 費用負担について

前回指摘事項の回答について

広域施設(破砕選別施設、焼却施設)設置場所について

破砕選別施設、焼却施設ともに西宮に建設するのが妥当という判断について、 数字での根拠を示してほしいという指摘があったとのこと。今日はその説明が行われました。 最終結論としては、以下のとおりで合意形成ができたようです。

  • 破砕選別施設:西宮市東部総合処理センターでの整備が適切
  • 焼却施設:西宮市西部総合処理センターでの整備が適切

破砕選別施設について

芦屋市の環境処理センターで整備した場合、以下のデメリットがあるため 西宮市東部総合処理センターで整備した方が妥当であるとの結論が出されました。

  • 不燃ごみ等の外部委託先の確保が必要
  • 既存の芦屋市の施設では、両市のごみを受け入れるだけのキャパが無い。 工事が完了するまでは外部委託をしなければならない。
  • ※処理委託費:約3.8億円×3.5年間
  • 仮設積み替え施設の敷地の確保と整備費用(約1億円)が発生

焼却施設について

西宮と芦屋のそれぞれの優位性について焼却炉メーカー6社に問い合わせて確認したとのこと。 以下の理由につき、西宮市西部総合処理センターで整備した方が妥当であるとの結論が出されました。

  • 芦屋市の敷地では整備困難と判断するメーカーが存在(1社)
  • 整備可能と判断したメーカー(3社)は、いずれも芦屋で整備した方がコストが高くなると判断。
  • 芦屋だと、その他運用面の課題も多々存在する。

運搬ルートについて

以下の3つのパターンを検討。 準工業地を通過する湾岸側道経由ルートが住民への影響が一番少ないと説明がありました。

  • 国道43号線経由:商業地を通過
  • 臨港線経由:住宅地を通過
  • 湾岸側道経由:準工業地を通過

広域化の費用対効果について

ライフサイクルコスト削減効果

焼却施設

単位:千円(消費税10%込)
 単独処理広域処理経費削減効果
芦屋市西宮市合計
施設建設費12,760,00025,190,00037,950,00031,240,0006,710,000
運営費(20年)12,650,00018,200,00030,850,00020,700,00010,150,000
25,410,00043,390,00068,800,00051,940,00016,860,000

破砕選別施設

単位:千円(消費税10%込)
 単独処理広域処理経費削減効果
芦屋市西宮市合計
施設建設費2,750,0007,480,00010,230,0008,140,0002,090,000
運営費(20年)4,290,00010,400,00014,690,00011,180,0003,510,000
7,040,00017,880,00024,920,00019,320,0005,600,000

発電効率、売電収入

単位:千円(消費税10%込)
 単独処理広域処理経費削減効果
芦屋市西宮市合計
発電効率(%)17.320.821.8
売電収入1,100,0006,710,0007,810,00011,000,0003,190,000

広域化にかかる費用(施設建設費、運営費除く)

単位:千円(消費税10%込)
項目説明金額
焼却施設基本計画、生活環境影響評価、発注支援等140,000
外溝整備費97,000
残渣運搬および最終処分費(20年間)2,934,000
破砕選別施設基本計画、生活環境影響評価、発注支援等84,000
残渣運搬および最終処分費(20年間)180,000
中継施設焼却施設用施設建設費616,000
運営費(20年間)2,671,000
基本計画、生活環境影響評価、発注支援等32,000
破砕選別施設施設建設費363,000
運営費(20年間)1,473,000
基本計画、生活環境影響評価、発注支援等32,000
仮設中継施設
(破砕選別用)
施設建設費、運営費及び処理委託費(2.5年間)424,000
その他プラ中間処理施設建設費396,000
その他プラ中間処理施設建設費396,000
運営費(20年間)1,100,000
軽量棟建設費(芦屋市側)25,000
既存施設の改修広域化に伴う電気設備改修工事(芦屋市側)195,000
その他広域処理施設設置に伴う環境負荷対策等
10,762,000

まとめ

広域化で得られる経費削減効果額25,650,000千円
広域化にかかる費用10,762,000千円
差額14,888,000千円

広域化を進めるとトータルコストを抑えることが可能。

費用負担について

多岐にわたる判断、慎重な判断が必要となるため、次回会議に持ち越し。

傍聴しての所感

現状ではっきりしているのは「コスト的には広域化を進めた方が良さそう」ということのみ。 芦屋市の行政当局としての結論さえ出ていない状況です。また、細かいところも全く決まっていません。

本件は芦屋市だけの話ではありません。なので、水面下での調整中である現状で我々議員があーだこーだ口を出すとまとまるものもまとまらない。 具体的な判断が必要になってくるのは芦屋市の行政当局としての結論を出し、議案として上程された後です。

現状でのベストな対応は、静観することだと考えています。この場で自らの意見を述べるつもりはありません。というか、「広域化を進めた方が良いはず」という漠然とした考え以上のことを披露するだけの判断材料がありません。