今日は芦屋市立美術博物館にて行われた『生誕220年 広重展-雨、雪、夜 風景版画の魅力をひもとく-』の開会セレモニーに出席。また、今日から展示が開始なのでセレモニー終了後に展示を見せていただきました。
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今回の展示は浮世絵。その中でも歌川広重にフィーチャーした展示です。 また歌川広重の作品の中でも、彼が得意な風景画の特集。個人的には好みのやつです。
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開会セレモニーは朝だったため、天気は雨。普通であれば、初日から雨っていうのは嫌な感じがします。ですが、開会セレモニーでの副館長の挨拶の中で「広重の作品の中には雨を表現した名作も多数存在しているので、縁起の良い雨」というような話がありました。

物は言い様って気もしますが、確かに芸術の世界においては雨の日には雨の日の風情があると解釈されると思います。音楽でも雨をモチーフにした名曲がありますし、美術でも雨をモチーフにした名作があります。

芦屋市立美術博物館の展示には何度か足を運んでいますが、その時にいつも感じていたのは「物足りなさ」。僕は別に美術に詳しい人ではないので、作品数が少ないとすぐに見終わっちゃいます。いつもの展示だと、作品数があまり多くないので物足りない感が残りました。

ですが今回の展示は、なんと合計148点もの作品が展示されています。 これはかなり見応えがありました。美術博物館、こんな風に使えるんだ!とプチ感動。 作品集めが大変だと思いますが、いつもこれぐらいのボリュームでの展示を要望したいです。

展示されていた作品は、ほぼ東海道五拾三次の作品。 僕は保永堂版しか知らなかったんですが、行書版や有田版など色々なバージョンもあるらしく それらも展示されていました。初めて見る作品も多かったんですが どれも色使いがきれいで、とても楽しく鑑賞できました。

同展は10月7日~11月26日の間で開催されます。 芦屋市立美術博物館へのアクセスはあまり良くないので山手の方からお越しになるのは大変だと思います。ですが僕みたいに美術的な知識がなくても楽しく見られますから、足を運ぶ価値はあると思います。

ちなみに、10月22日は津軽三味線と民謡によるホールコンサートもあるようです。 入館者であればコンサートは無料で観られるようなので、お得です。 あ、22日は衆院選の投票日ですね。22日は投票に行くついでに芦屋市立美術博物館に行ってみてはいかがでしょうか。