今日は建設公営企業常任委員会がありました。僕は委員外なので、傍聴参加。平成28年度体制のラスト委員会です。もうすぐ始まる6月定例会からは新しいメンバー構成になります。

さて、今日の内容はJR芦屋駅南の都市再開発に関する所管事務調査の報告。かなり大きな事案でもありますから、10名を超える傍聴者が参加されていました。議員の傍聴もいつもより多かったように思います。

今日の報告内容は、ざっくり言うと「都市計画が完成したよ」というもの。JR芦屋駅南側の大体のイメージ図や今後のラフスケジュールなどが示されました。今日示された大まかなスケジュール感は以下のとおり。

  • 都市計画決定(H29年3月31日)
  • 事業計画の決定(H29年度予定)
  • 管理処分計画の決定(H30年度決定を目指す)
  • 工事着工、竣工へ

どんな塩梅に変わるのか?という具体的なところについては、まだ詳細が詰まっていないということもあり割愛します。ただ、JR芦屋駅周辺で抱えている以下の課題が解決する見込みとのこと。

  1. 駅コンコースへのエスカレータの設置
    • 北側:マクドナルド前の階段のところ
    • 南側:東向きに新設
  2. ホームへのエスカレータの設置
    • 梅田行き、三宮行きともに東側階段に設置
  3. 一般車両用とタクシー・バス用ロータリーの分割
  4. 南側の駅前線の道路幅員拡大
    • 具体的には赤矢印の部分
    • 無題
      ここは本当に狭くて、車で通行中に歩行者がいる場合、対向車線にはみ出して追い抜かす必要がありました。

市としては、交通問題の解決と芦屋の南の玄関口としてふさわしい施設をというコンセプトに基づいて計画決定を行ったとのこと。とりわけ、エスカレータについては本当に今まで色々な方々から設置できないか?という要望をいただいていました。今回の計画において整備されることになります。

また、交通問題の解決という点についても朝の混雑時は歩行者と一般車、タクシー、バスが狭い道路を行き交っており、とても危なく感じていました。今回の計画にて大幅な改善が期待できるということで、本当に良かったです。

委員会の質疑の中では、エスカレータ設置の費用負担について話題に上がりました。まだ確定はしていませんが、ホームへ降りるエスカレータについては、市・国・JRで費用を三等分する方向になりそうでコンコースへ上がるエスカレータについては市(プラス国庫補助)が負担するという方向になりそうな雰囲気でした。

エスカレータの設置は、JR的には市がバリアフリー化を進めてほしいと要望したために行われる工事と位置づけられ、市の負担が必要になりそうだとのこと。市が優位に立つ理論武装は難しいのかもしれませんが、駅施設利用者≒JR利用者とも言えるので市費だけで対応することが無いよう、市としてももうちょい頑張ってくれというような話になりました。この議論の続きは次の体制で行われることになりますね。