今日は呉川町の福祉センターにおいて「市立幼稚園・保育所のあり方について」に関する説明会が開催されました。2まわり目の説明会はこれが最後ですね。参加人数は15人程度と少なめ。15人のうち、5人は議員ですし、それ以外の中にも他会場でお見かけする方も参加されているところを見ると、多くの市民の方にご参加いただくのは難しいようです。

さて、今日のやりとりを紹介しておきます。あくまで参考なので、正式なものは市から公開される会議録をご参照ください。

全体的な部分に関する質疑

芦屋市の3歳~5歳の子どもがどの施設を利用しているのか、具体的な数字を出してほしい。
平成28年度の学校教育審議会の第2回に資料として提出しており、市HPにて掲示している。
資料13(芦屋市における就学前児童の入園・入所率等)

保育所に関連する質疑

保育所を民間移管した場合、金額的にどれぐらいの効果がでるのか?
27年度決算額で言うと、公立保育所の1年間のランニングコストは、1箇所あたり平均で約1億6000万円。一方で私立にかかる市費の平均は1箇所あたり約3300万円。大まかな額としては、両者の差額分の効果があると思われる。
民間移管した場合の土地と建物は貸与するのか、売却するのか?
現時点では決まっていない。これから決めていく。
民間移管した場合、保育料はどう変わるのか?
公立も私立も保育料は変わらない。
公立保育所の職員数はどれぐらいか?
正規職員数は77人。

幼稚園に関連する質疑

「公立幼稚園での3年保育について、慎重に考えるべき」という学校教育審議会からの答申があったとのことだが、どういう意味なのか?
私立幼稚園の園児募集に対し、公立幼稚園の動向がダイレクトに影響する。芦屋市内の幼稚園は明治の終わり頃に精道幼稚園ができたあと、昭和9年まで公立幼稚園はつくられず、その間、芦屋市内の幼児教育は私立幼稚園がけん引したという歴史がある。私立幼稚園は芦屋市の幼児教育の一翼を担う存在であるため、公立と私立が共存する形を取り、保護者の選択肢を設ける必要がある。
公立幼稚園の職員数はどれぐらいか?
正規職員数は40人。
朝日ケ丘幼稚園の跡地はどうなるのか?跡地の利用について、誰が主体となって進めていくのか?
教育委員会と子育て担当の部署において利用を考える。地域の方々のニーズや意見を聞きながら進めていく。用途については具体的には決まっていないが、すぐに民間に売却するということではなく、子育てに資する用途に使っていきたい。
朝日ケ丘幼稚園が岩園幼稚園に統廃合された場合、通園は徒歩のみなのか?
全園とも、自転車通園をOKにしている。