今日は地元呉川町町内会の自主防災会主催による第10回防犯セミナーに参加しました。
今回は「防犯」についてがテーマです。極めて身近な問題であり、多くの人にとって関係のあるテーマだと思います。僕の家では、かつて被害にあったことがあるので某警備サービスにお世話になっています。ですが、それに過信しては危ないということで、防犯については結構意識をしています。
今日は講師として、某警備サービスを取り扱っている企業さんに来ていただきました。CSR活動の一環として、こういった防犯セミナーを実施されているとのこと。
皆さんにも関係する話だと思いますので、今日のセミナーの内容について、簡単に触れておきたいと思います。
振り込め詐欺について
- 振り込め詐欺の認知件数は10年前に比べて約半分に減少している。しかし、一方で被害総額については1.5倍ほどに増加している。
- 振り込め詐欺は、特に関東地方で多い。なぜなら、関東地方は目立った方言がなく、標準語での電話でも怪しまれないため。
- 振り込め詐欺の虚言で一番おおいものは会社の小切手等が入ったカバンを無くした。落とした金額が大きいと想像しやすいため、大きな額を振り込んでしまう。
- 犯人がお金を直接受け取りにいく「手交型」は全体犯罪の98%を占める。
- 振り込め詐欺の被害を受けるのは、総じて女性が多い。中でも、70代、80代女性が被害者のほとんどを占めている。
- 振り込め詐欺の1件当たりの平均被害額は約340万円。
還付金詐欺について
- 還付金詐欺は平成23年ごろから右肩上がりで増えている。
- 年末調整と絡めてくるため、12月の被害が一番多い。
- 医療費還付が受けられると騙してくるのが59%、保険料還付が受けられると騙してくるのが29%。
- 振り込み場所として指定を受けるのは担当者がいない場所。うち、金融機関の無人ATMが75%、コンビニATMが17%を占めている。
住宅侵入窃盗について
- 特に多いのが以下の3つの手口。
- 空き巣
- 忍び込み
- 居空き
- 侵入窃盗犯の侵入手順で一番多いのは「鍵のかかっていない窓や扉からの侵入」
- 以下のような短いタイミングこそ狙われやすい。
- ゴミ出しに行く時
- 洗濯物を干している時
- 部屋の換気をしている時
- 犯人が犯行を諦める一番多い理由は「近所の人に声をかけられたり、ジロジロ見られたりする」こと。⇒声かけが有効。
ひったくりについて
- 一番多い時間帯は「20~22時」
- 60歳以上の女性が一番狙われる。
- 歩きスマホで注意力散漫になっているケースが多いため、20代女性も多く狙われる。
- 予防のための3つの「B」
- Bag:バッグの持ち方。車道の反対側に持つ。たすき掛けで持つ。
- Back:背後に注意
- Bike:後方からのバイクや自転車の気配に注意
その他
- 金融商品等取引名目の特殊詐欺とは、未公開株やロト6の当選番号など、「絶対に儲かる」「あなただけ」といった文句で投資を促す詐欺。
- ギャンブル必勝法情報提供名目の特殊詐欺とは、冊子やメールなどでパチンコなどの必勝法を教えると言って、高額な情報量や会員登録料を請求する手口。
- 詐欺被害に対する認識は、「自分は大丈夫だと思っていた」が79%。
- 振り込み詐欺にあわないための合言葉「それうそかも」
- そ:相談する
- れ:連絡する
- う:鵜呑みにしない
- そ:送金しない
- か:確認する(名乗った本人、役所などに確認)
- も:もう一度確認する(振り込む前にもう一度確認)
意外に認識が違っている部分などがあり、勉強になりました。防犯は、誰もが意識する必要がある身近な問題です。お金を取られることも悲しいですが、プライベートスペースを侵されるのも辛いです。皆さんもこういったセミナーがあるときには参加してみてはいかがでしょうか。
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