今日は総務常任委員会。追加で提案があった市長提案議案1件の審査と所管事務調査の報告を受けました。

議案審査について

審査対象の議案については以下のとおり。

79号芦屋市一般職の職員の給与に関する条例及び芦屋市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について
http://www.city.ashiya.lg.jp/shigi/documents/2804_79.pdf

議案の詳しい内容は上記のPDFをご覧いただければいいと思いますが、端的に言うと人事院勧告に準拠する形で一般職員の給与をアップするという内容です。

以前の委員会にて勤勉手当(賞与)に関する議案を審査しましたが、それと同じ趣旨のものです。そのときの記事はコチラ。
12月定例会開幕!と同時に議案審査@総務常任委員会
提出されたタイミングが異なったのは組合との協議に時間がかかり、勤勉手当と同じタイミングで提案するのが間に合わなかったためとのこと。

勤勉手当の改定については、12月1日までに議決しないと支給についての事務手続きが間に合わないという事情があります。なので今回提案されている次年度のベースアップよりも勤勉手当の方の優先順位を上げて対応していた模様。デッドラインがあるなら優先順位付けがあるのは仕方ないです。

結論から言うと、賛成多数で可決すべきものとなりました。ちなみに、我々の会派は反対しています。

今回の議案は人事院勧告のカーボンコピーでは無く、芦屋市の問題であるラスパイレス指数4年連続日本一という部分を鑑みて、一定の等級以上の職員については引き上げを行わないという措置を講じています。この対応については大いに理解するところであります。ですがやはり、税金を原資とする公務員給与は市民の生活実態に明らかな改善が見られてから引き上げるべきだと思います。

ちなみに、この議案でアップと言っているのはいわゆるベースアップのことです。仮にこの議案が否決されたとしても1年ごとの自動昇給はあります。あくまで今のタイミングでのベースアップを否定している訳で、号俸アップによる昇給は否定していませんから。

でもベア良いなぁ。僕が民間で働いている時はベアがあった記憶がないです。まあ、システム開発の現場なんてそんなもんか。

所管事務調査報告について

分庁舎の建て替えに関する報告です。本件、11月7日に開催された総務常任委員会にて報告された内容の続きの話となります。
まさかの紛糾。総務常任委員会

結論から言うと、以下の2点についての報告がありました。

  • 11/21に詳細設計の業務委託契約を締結(公募入札)
  • 新たに小規模保育事業所を併設することに計画を変更(民間事業者を別途募集)

基本設計の段階では、ハートフル福祉公社の移転で駐車場と駐輪場が必要で、その分の敷地を確保すると保育所的な施設を設置するには狭すぎるとなっていました。

詳細設計に移る前に再度検討をおこなったところ、駐車場を立体駐車場に変更することで省スペースとなり、保育施設分のスペースを確保できるようになったとのこと。

現状は、小規模保育事業所分のスペースを確保しただけなので保育事業所が具体的にどんな風に進んでいくかは未定です。小規模保育事業所の完成は平成30年秋頃を予定とのことで、結構先の話になりますね。

駅前の一等地にハートフル福祉公社を持ってくるという計画についての費用対効果や妥当性がちょっと疑問が残ります。ですが芦屋市の待機児童は300人を超える状況ですから、新たに小規模保育事業所分のスペースを確保したという今回の報告については、当局の努力を評価したいところです。