今日は本会議。昨日に引き続き、一般質問です。今日は昨日に比べて短めで、15:15に終わりました。なお、本日質問を行った議員は以下のとおり。僕も登壇してます。
議員名 | 質問項目 |
岩岡 りょうすけ | ◆QRコード翻訳サービスの活用について ◆公園施設について |
いとう まい | ◆防犯カメラ設置・運用について ◆公共施設の適正配置について |
福井 利道 | ◆市立小中学校への常勤スクールカウンセラーの配置について ◆議会ICTに伴う行政対応について |
大原 裕貴 | ◆高齢者の運転免許証の返納について ◆高齢者や運転免許証を持たない成人に対する交通安全の啓発について |
平野 貞雄 | ◆保育行政について ◆平和行政について |
ひろせ 久美子 | ◆市民の暮らし優先の市政運営に |
僕の質問については、やりとり自体は30分ぐらいで終わりました。動画で観てもらうのも時間がかかりますし、本文のコピペを載せても長くなるのでポイントだけ絞って記載したいと思います。
高齢者の運転免許証の返納について
取り上げた理由
高齢者による車の運転が全国的に問題になっているのは皆さんご存知ですよね。幸い、芦屋市においてはまだ大きな問題にはなっていません。しかし交通事故は、たった1回発生するだけで市民の方の命を奪ってしまいかねないもの。問題が起こってから動いたのでは遅いです。なので、今回質問に取り上げました。
先に断っておきますが、免許更新の際に適性試験をクリアして免許を更新されている高齢者の方もおられます。全ての運転する高齢者の方が悪いという趣旨ではありませんよ。
質問趣旨
- 高齢者の方にはなるべく運転免許証を返納いただきたい 兵庫県内の団体が高齢者の方が免許証を返納しやすい環境づくりの一環として、返納によるサービスを実施している。兵庫県でのサービスは以下のとおり。
- 現状で芦屋市内で恩恵を受けられる特典はない 強いて言えば阪神バス料金助成だが、阪神バスは芦屋~西宮~尼崎~野田阪神を横断する路線。市内で使えるものでは無い。芦屋市として、特典付与の取り組みへの協力は考えていないのか。
- マイカーを失う高齢者の方に対する交通網の整備の検討も必要では?
- タクシー代の助成(利用料金を軽減)
- タクシー配車アプリの利用案内(困った時にタクシーをすぐに呼べるように)
運転経歴証明書を提示して受けられる特典の一覧(兵庫県警察HP)
市の見解
- 特典サービスについて 高齢者の方への周知を実施。合わせて、市内事業者に対しサービス参加を促す。
- 交通網整備について 阪急バスによる路線で粗方の網羅ができているため、新たな整備は行わない。タクシーの配車アプリについては、利用案内の周知を強化する。
高齢者や運転免許証を持たない成人に対する交通安全の啓発について
取り上げた理由
事故を減らすには、車のドライバーが注意するだけではなく歩行者側も交通ルールをしっかり守る必要がある。芦屋市内でも交通ルールを守らない歩行者が散見される。ドライバー側の問題点と合わせて歩行者側についても問題があると感じたため質問に取り上げた。
質問趣旨
- 運転免許証を保持している人は定期的な交通安全講習の受講機会がある 講習時間の違いはあるが、免許更新の際に交通安全講習を受講する。また、日頃から車の運転をしている人は交通ルールを守らない歩行の危険性を身に染みて理解している。
- 運転免許証を持たない人は? 自発的に受講しない限りは、交通安全講習の受講機会に乏しい。車を運転しない人は、交通ルールを守らない歩行の危険性を理解していない(車が気づくだろうと思ってる)実際は、死角から急に飛び出した場合など、ドライバーが歩行者を認知できないケースは少なくない。
- 高齢者は、専門の交通安全講習が必要 若い頃と比べて判断力なども衰えていることが多いため、高齢者を対象とした交通安全講習の実施が必要。
市の見解
- 運転免許証を持たない人への啓発
- イベント時の啓発活動を実施
- 自治会への出前講座を実施 ⇒全ての自治会で実施されている訳ではない。自治会に対し積極的に実施するような働きかけを要望(大原)
- 一方通行的な講習だけでなく、ゲーム等で交通ルール無視の危険性を体感できるようなカリキュラムも実施
- 高齢者への啓発
- 兵庫県警が年に20数回の講習を実施 ⇒参加を促す周知の徹底を要望(大原)
- 交通安全の意識向上について多角的に啓発するため、高齢者だけでなくデイサービスの職員にも受講してもらう。
総括
今回の一般質問は、○○をやらないとダメじゃないか!というような趣旨のものではありませんでした。返納については、少しそういう意図はありましたけど・・・。
返納サービスについては、市内事業者に対する働きかけもやっていただけるということです。市内の各事業者の方においては、兵庫県で行われているサービスの趣旨をご理解いただき、CSR活動の一環としてご協力くださることを期待したいところです。
実際、芦屋市の交通事故は他市に比べたら少ないです。でも、少なければOKではなく、ゼロであり続けなければならない分野。議会で取り上げることで、少しでも後押しができればと思います。
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