今日は民生文教常任委員会がありました。僕の所属委員会ではありませんので、傍聴。委員外議員には前日にメールで周知されるという、急遽予定が組まれた委員会でした。にもかかわらず多くの議員、市民の方々が傍聴に来られていました。

さて、今日の委員会。あくまで経過報告という扱いであり「何らかの結論を出す」という性質のものではありません。ただ、傍聴の多さから分かる通り、関心の高い案件です。委員会での内容をご紹介したいと思います。ちなみに、今回の委員会は6月14日に開催された委員会での所管事務調査報告の続きになります。前回の委員会の詳しい話はこちらをご覧ください

委員会の開催理由は?

今日の委員会は認定こども園の運営法人に選定されていた法人より辞退の申し出があったことの報告のため、招集をされました。

市と法人との間にどういうやりとりがあったのか、具体的には分かりません。しかし芦屋市は同法人の処分庁でも監督庁でもありません。芦屋市から辞退を促すような話をしたという訳では無いようです。よって、同法人の判断で撤退になったと推測します。

同法人が芦屋で運営している他の認可保育所はどうなる?

同法人は、既に芦屋市において下記3か所の認可保育所を運営しています。

  • 浜風夢保育園
  • 山手夢保育園
  • 夢咲保育園

なので、辞退したからもう関係ない!というものでもありません。芦屋市からは、同法人に対して以下のような指導をしたとの報告がありました。

  • 既に開園している認可保育所については、今まで以上に誠意を持って運営を進めること
  • 浜風夢保育園については、浜風幼稚園跡地に開園する認定こども園の目処が付くまで事業継続する(廃園しない)こと
  • 芦屋市が支給している補助金の使途について、芦屋市の監査を受けること

浜風小学校の敷地を間借りして運営していた浜風夢保育園については認定こども園開園に伴い、廃園という事になっていました。ですが上述のとおり、認定こども園開園の目処が付くまでは廃園しないことが決まりました。

浜風幼稚園跡地はどうなる?

同地に認定こども園を設置するという方針には変わりありません。ただ開園のタイミングについては未定という状況になりました。

芦屋市としては、待機児童問題を重く見ています。平成29年4月に認定こども園を開園したい!という強い意気込みを持っています。

市の意気込みは買いますし、現状でタイムリミットを完全にオーバーしているとも言いません。ですが再公募~選定~園舎の建設工事というような段取りを消化していくには時間的に厳しいというのも事実。

仮に平成29年4月の開園が間に合わないとなると、開園は翌年の平成30年4月となります。加えて平成30年4月に間に合わせようと考えると、最遅でも9月には再公募をかける必要があるとのこと。タイムスケジュール的には非常に厳しい状況です。

今後の議論は?(私見)

今回発生した一連の顛末については非常に残念としか言いようがありません。でも、一番残念に思われているのは認定こども園の開園を心待ちにされていた保護者の方々だと思います。

  • 浜風の地に素晴らしい教育施設をつくること
  • 同じような問題の再発防止

以上2点のミッションを達成することが議会に課せられた責任だと思っています。そのためにも、今後の議論が重要です。議会としての責任を果たすためにも、しっかりと議論を進めてまいります。