芦屋市議会議員 大原ゆうき活動報告

芦屋市議会議員、大原ゆうきの活動内容などを記したブログです。 日本維新の会、兵庫維新の会所属です。

今日も昨日に引き続き、建設公営企業常任委員会の行政視察。

2日目の今日は川越市の「無電柱化の取り組みについて」視察しました。景観を重んじる芦屋市においても、無電柱化の取り組みは重視したい事業。行政と議会と一体となり、芦屋市の景観行政を進めていく必要があると考えており、無電柱化の先進自治体である川越市さんを視察させてもらいました。

今日も昨日と同様、座学視察の後に現地視察もさせていただきました。小雨の中ではありましたが、道路の美装も含めたまちづくりについて実際に拝見することでその効果を実感しました。

川越市における整備効果

中央通り線(H18)

  • 歩道の拡幅
    • 整備前:0.4~2.3m
    • 整備後:1.1~2.6m
  • 歩道材質のグレードアップ化
    • 整備前:アスファルトカラー舗装
    • 整備後:御影石による石張り舗装

その他

対象となる街路は以下のとおり。

  • 菓子屋横丁通り線(H2)
  • 養寿院門前通り線(H3)
  • 長喜院門前通り線(H3)
  • 行伝寺門前通り線(H13)
  • 大正浪漫通り線(H2)
  • 寺町通り線(H20)

それぞれの対応は以下のとおり。

  • 道路材質のグレードアップ化
    • 幅員:4.0~6.0m
    • 整備前:アスファルトカラー舗装
    • 整備後:御影石による石張り舗装

街路の整備により、にぎわい創出に貢献している。大きく分けて以下の効果が見られた。

  • 歩行者の安全性の向上
  • 街区道路との一体感
  • 町並みとの調和
  • 川越まつり会館の利用者数が32%増加
  • 川越市の観光客の増加

無電柱化について

手法

  1. 単独地中化方式
  2. 電線監理者が単独で地中化を実施するもの
  3. 自治体管路方式
  4. 地方自治体が管路設備を整備するもの
  5. 電線共同溝方式
  6. 「電線共同溝の整備等に関する特別措置法」に基づき、道路管理者が電線共同溝を整備するもの。芦屋市における、さくら参道の無電柱化はこの方式を採用している。国庫補助を受けることが可能で、同事業においても国庫補助を受けている。財源の内訳は以下のとおり。
    • 国 :13200万円
    • 市債: 9720万円
    • 市 : 1080万円
    電柱を地中化するに当たり、地上機器(トランス)を配置する必要がある。民地等に設置することで、良好な景観を形成することができる。

    川越市では、民有地の一部を借りて設置していた。だが代替わりの際の問題などが懸念されるので、近年では民有地の一部を買い上げて設置している。また、地上機器を見えないように配置する工夫も多々見られる。

[参考] 無電柱化の概要と事務手続き 1.無電柱化の手法(国土交通省)

美装も含めたまちづくりについて

川越市では、無電柱化工事だけでなく道路の美装化も行うことでトータル的に景観を向上させています。従来の手法では、石貼り舗装を実施していました。ただ、高コストの問題、強度の問題から、近年では石貼りでの舗装では無く、アスファルト舗装で疑似的に石貼りのような舗装を行う取り組みを行っています。

芦屋市は川越市と違い、観光地としての顔色は持ちません。ですが、道路の美装化も含めた街路整備を進めていくことで優れた住環境への寄与に繋がっていくものと考えます。

今日は建設公営企業常任委員会の行政視察。今日から1泊2日で、埼玉県内の自治体の取り組みについて視察します。

1日目の今日はさいたま市の「浦和駅東口前市街地再開発について」を視察。芦屋市においても、JR芦屋駅南口前の市街地再開発について取り組んでいます。3月に都市計画が定められた段階で、まだ具体的に話が進んでいる状況ではありません。ですが事業費の大きな事業であり、失敗できない事業です。

浦和駅東口前市街地再開発事業は、芦屋市が検討している手法と同じ事業手法で実施しています。委員会として、こちらを視察させていただくことで政策提案につなげたいという思いでの視察となります。

今日の視察はさいたま市さんのご担当者様がご丁寧にご対応くださったため、非常に実り多く盛りだくさんの視察に。現地視察もご丁寧に説明いただき、予定時間を1時間超過するほどの大盛り上がり。ご担当者の皆様、本当にありがとうございました。

浦和駅東口の市街地再開発についての概要は、さいたま市のHPにアップされています。もう少し詳しい話も聞いてきていますので、記録も兼ねて簡単に紹介します。ただ内容が難しい。分からなかったら飛ばしてください。

特定建築者の活用について

特定建築者に選定されたのは、三菱UFJ信託銀行(株)。同社を中心として、特定建築者事業ストラクチャーという仕組みを構築しているのが特徴。なお、仕組みを図示すると以下のような感じです。
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特定建築者事業ストラクチャー

有限会社SPCの実質的出資者であり、かつ開発業務を受託する大林組が保留床取得による事業リスクを回避し、設計・施工・開発業務に専念するという方針に基づく対策とのこと。

事業リスク

保留床購入予定者のREITと信託受益権を保有する(有)SPC(中間法人が出資し、大林組が匿名組合出資を行う特別目的会社)との間で、建築の許認可取得前からの信託受益権の売買ができるように契約を締結。それにより、工事着工前に事前に保留床の処分先を特定しておくことが可能に。

ただ、この契約の締結は通常では困難。というのも、以下のようにそれぞれの思惑がミスマッチしていたため。

  • 大林組:約3年後に受益権譲渡契約を結ぶため、特定建築者選定時点で売買価格を確定したい。
  • REIT:投資家に対し、不動産取得価格の合理的説明をする。そのため、受益権を取得した時点での市場価格で受益権を取得したい。

思惑のミスマッチに対し以下の対策を講じることで、課題をクリア。建築の許認可取得前から信託受益権の売買の契約締結を実現しています。

  • キーテナントのパルコと三菱UFJ信託銀行が20年の定期借家契約を締結し、キャッシュフローを固定化。
  • 野村證券が将来の不動産価格変動リスクを負う、新型デリバティブを組成。(野村證券は大林組とのファイナンシャルアドバイザリー契約をしている)

整備内容について

以下の整備を実施。

  1. 駅前交通広場の整備
  2. 駅前交通広場を拡充。バス乗降所、タクシープール等の適正配置と同時に歩行者空間を確保。
  3. 市民広場の整備
  4. 市民の憩いと交流、浦和駅東口周辺地区の商業、文化振興を目的とした開かれた広場として整備。災害時にかまどとして利用できるベンチや雨水貯水層など、防災機能も備えている。
  5. 駐車場の整備
  6. 以下のとおり、計850台分の駐車場を確保。市営浦和駅東口駐車場として一体運営を実施する。
    • 広場下公共地下駐車場:315台
    • 施設建築物地下駐車場:535台
  7. 施設建築物の整備
  8. 商業フロアと公共施設フロアに分けている。公共施設フロアには以下の施設を設置。
    • 中央図書館
    • 市民活動サポートセンター
    • 国際交流センター
    • 浦和消費生活センター
    • 浦和コミュニティセンター
    中央図書館では、自動化書庫と自動貸出・返却システムを設置。自動返却機では、ICチップを埋め込んだ書籍の自動分別も実施。自動化書庫、自動分別によって書庫の検索、返却本の陳列の時間的コストを削減。

    コミュニティセンターの利用率は概ね90%。駅前という立地条件の良さと整備された施設の品質の高さによって、多くの市民の支持を得ているものと思われる。その他の施設についても、多くの市民でにぎわっている。

施設建築物自体は平成19年に竣工しており、既に10年が経過しています。だが、多くの利用客で賑わっていました。背景として、パルコとの20年間の借地契約も影響していると思われます。少なくとも、20年間は利用客が遠のかないような取り組みが継続されるのではないでしょうか。

また、駅前に上質な公共施設を設ける意味は大きな意味を持つと感じました。やはり、多くの市民の方々にご利用いただいてナンボ。芦屋市においてもアクセスの良いJR芦屋駅南に公共施設を持ってくることも検討していく必要があると思います。

浦和駅西口との連結

浦和駅の西口には従来から伊勢丹があり、商業地として発展していました。ただ、西と東は線路で分断されており、東西の自由な行き来ができませんでした。

さいたま市が中心になり、浦和駅周辺鉄道高架化事業を推進。複数の路線を全て高架化し、東西を一体化。それにより利用者は、車道を通らずに東西を行き来できるように。一般的には東口に新しい商業施設がつくられると、既存の西口の商業施設への客足が遠のいてしまいます。しかし、東西の一体化により、新しい商業施設を誘致効果を既存の商業施設への利用者増にも繋げています。

費用負担としては以下のとおり。

  • さいたま市:約210億円
  • 国庫補助:約210億円
  • JR東日本:約 12億円

今日の朝刊に、会派の市政報告ビラを折り込んでいます。市内全域に対して折り込みされたと思うんですけど、どうでしょうか。

なんで折り込みをしたかというと、来月に市政報告会を開催するからです。報告内容など、まだ具体的な準備はできていませんが、既に場所は抑えています。

  • 日時:平成29年8月26日(土)14:00~(2時間程度)
  • 会場:芦屋市民センター201号室(芦屋市業平町8-24)
  • 討議内容(予定)
    • 【第1部】JR芦屋駅南再開発について~浦和駅前再開発視察からの考察~
    • 【第2部】公立幼稚園保育所のあり方について~維新の会の考え方~
    • 【第3部】意見交換会
  • ※事前申し込み不要、参加費無料

会派としては2回目の報告会。前回の反省を生かして、前よりも分かりやすい報告にしようと思います。たくさんの皆様のご来場、お待ちしております。

ちなみに今回の折り込みについては政務活動費を充当する予定です。政務活動費は基本的に会派に対して支給を受けています。その中には、市政について広く市民の方に広めるという意味での広報費も含まれます。

ルールとしては、会派に属する個人としての広報費への適用も認められます。ですが僕としては、個人の広報活動についてはここに含まない方が良いと判断。個人ビラの製作費については政務活動費の充当は控えています。なので個人のビラについては実費で作成。会派のビラについては政務活動費を使うという切り分けで活動を行っています。

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